お客様導入事例

ペーパーレスファクスの導入で、社員の業務改善意欲が変化するきっかけに
業務の効率が2倍以上向上し複合機の出力枚数は48%削減!
事例の概要
- 顧客からの注文書のファクス文書をコピーして本社事務所から工場に渡していたため、手間や時間がかかり非効率だった
- 受信したファクス文書を複数枚プリントするため紙の出力コストがかかっていた
- 過去の注文内容を確認する際、紙の山の中から探し出すのがひと苦労だった
- コピー作業や工場との往復移動の必要がなくなったため、体感で2倍以上の業務効率化が実現した
- 1か月の複合機の出力枚数が前年同月から半減し、コスト削減につながった
- 過去の注文内容を瞬時に検索できるようになり、問い合わせ対応時間が短縮できた
- 外出などいつでもどこでもファクス文書の確認ができるようになった
- PCに不慣れな従業員でも使いやすいDocuWorksのわかりやすい操作性
- ファクス受信文書のファイル名にお客様名と日付が自動的に付与されいつ・だれから来たファクスなのかがひと目でわかること
- 富士フイルムビジネスイノベーションジャパンの担当者の行き届いたサポート
事例の詳細
事業内容を教えてください
導入前はどのような課題を感じていましたか
近年、会社の成長とともに工場の従業員数が増え、情報の伝達・管理の効率化が課題になってきました。この業界では注文書などをファクスでやりとりするのが一般的ですが、従来は、本社事務所で受けたファクスの注文書を業務担当者がコピーし、隣接する工場まで手で運んでいました。当社製品はオーダーメイドが中心であるため、注文ごとに工場の担当者に納期などを確認する必要があるのです。また、お客様からの問い合わせや相談などもファクスで受けます。その都度コピーするのに時間がかかるのはもちろんのこと、それを工場に持参するため1日に10回くらいは本社事務所と工場の間を往復移動しなければなりませんでした。さらに、当社には数百メートル離れたところに工場がもう1つあるのですが、そちらへは、本社事務所で受けたファクスをあらためて工場へ転送するという作業も発生していました。
このような紙ベースの情報伝達や製造進捗管理は、手間がかかって効率が悪く、ミスや紛失が起こりやすい上に、紙のコストも発生します。さらに、過去の注文内容を確認したいときなど、大量の紙ファイルの中から求める注文書を探し出すのもひと苦労でした。
代表取締役 足立 修司 様
導入の決め手を教えてください
当社では数年前から、さまざまな業務改善に向けてロードマップを作成し、検討を進めていました。ペーパーレス化も大きな課題の1つで、特に、受発注関連業務の効率化にはファクスを中心に様々な問題がありました。ファクスのペーパーレス化については、当初、「お金をかけずにどれだけできるか?」という方向で検討したのですが、社内でプログラムを作成してもかゆいところに手の届くツールは作れないし、更新作業などが属人化してしまう可能性も高いため、やはりきちんとしたサービスを導入すべきという結論に至りました。
そこで、ペーパーレスファクスを実現する製品・サービスをいくつか検討し、その結果、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(以下「富士フイルムBIジャパン」という)のDocuWorksを採用、併せて複合機も2台入れ替え1台増設をしました。決め手は、DocuWorksの操作画面の分かりやすさでした。受信したファクス文書は画面上のトレイに溜まっていくなど直感的で分かりやすく、PCに不慣れな従業員にも使いやすいと感じました。また、受信したファクス文書に送信元の会社名を入れて管理しやすくするために、登録されているファクス番号に基づいてファイル名を自動的にリネームする機能を持つFUJIFILM IWpro Printも導入しました。FUJIFILM IWproは、将来的に他業務でも活用できる拡張性の高さも魅力でした。複合機のファクスを仕分けするオプションとは違って、FUJIFILM IWproはオールインワンなのでスキャンやプリント機能にも応用でき、活用の幅が広がります。複合機オプションの台数分よりもコストメリットを感じました。
商品のサービスが優れていたことに加え、富士フイルムBIジャパンの担当者が、提案から導入までとても丁寧にサポートをしてくれたことにも感銘を受けました。これまでよりも手間や作業が増えないよう、慎重にすり合わせをして導入を進めることができました。
業務・システム管理部 課長 佐藤 桂一 様
導入後の効果について教えてください
DocuWorksのペーパーレスファクスの導入により工場との注文書のやりとりがPC上で行えるようになったおかげで、毎日の業務は大幅に効率化されました。出力されたファクス文書のコピーを複数枚取るといった作業が不要になり、1日何回も工場との往復移動をしなくて済むようになりました。また、ファイル上に補足事項を書き込めるなど情報共有が容易かつ迅速になったこと、出張先を含めいつでもどこからでもファクスの内容が確認できること、過去の注文の検索が瞬時にできることなど、メリットを挙げればきりがありません。
業務担当者は、PC上で仕事が完結できるためデスクを立つことがほとんどなくなり、体感として導入前と比べると2倍以上の業務効率化が実現しています。より多くの時間を図面作成などの本来業務に充てられるようになり、残業も減るなど、働きやすい環境の実現に貢献しています。
コスト面でも、導入後のある1か月の複合機の出力枚数が1,300枚と、前年同月の2,700枚から半減しました。また、ペーパーレスファクスにすることで、従来のように自社内でのファクス転送をしなくて済むようになったため、2本契約していたファクス用の電話回線が不要になり、1本に減らすことができたのも、コスト削減につながっています。
業務・システム管理部 鈴木 広子 様
ペーパーレスファクスはどのような企業におすすめですか
電材業界では、当社の取引先を含めてペーパーレスファクスを導入している会社が増えているようです。同じDocuWorksを使っている会社もあって、そういう相手先とはDocuWorks文書のままでやりとりができるため助かりますね。
業種や規模を問わず、製造・加工を行うメーカーでは、事務部門・営業部門と工場の間の情報共有やコミュニケーションに課題を持っていることが多いと思いますが、DocuWorksによるペーパーレス化はそうした課題の解決に役立つのではないでしょうか。またファクス文書の受信確認業務が自席にしばられないため、在宅勤務のネックになっている企業にもおすすめできると思います。
さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください
ペーパーレスファクスの導入をきっかけに、従業員全員が業務改善への意欲を持つようになったということも、大きな変化として挙げられます。これまではデジタル化に抵抗感を持つ人もいて、気持ちを共有化するのが難しかったのですが、今回、実際に触れてみて良さを体感することで、皆の意識が変わったようです。
社内の業務改善プロジェクトのロードマップに挙げた項目で、まだ手のついていないこともたくさんあります。ファクスで受けた注文内容を、見積もりや経理のシステムとうまくい連携させられないかということも、検討課題の1つです。富士フイルムBIジャパンには引き続きこれからも、当社の業務改善に役立つような提案を期待しています。
(左から)
アサヒクリエイト 業務・システム管理部 課長 佐藤 桂一 様
アサヒクリエイト 代表取締役 足立 修司 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 石岡 賢太朗
アサヒクリエイト 業務・システム管理部 鈴木 広子様
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導入ソリューション
企業プロフィール
株式会社アサヒクリエイト
- 業種
- 製造業、建設業
- 事業内容
- 屋根用ヒーター、凍結防止用ヒーター、玄関・階段用融雪・路面用融雪・屋上融雪・制御装置などの製造販売
- 従業員
- 24名(2025年8月現在)
- 本社所在地
- 〒061-1274 北海道北広島市大曲工業団地4丁目5-3
※掲載内容は2025年9月時点の情報です







北海道北広島市に本社を置き、主に電気融雪商材の製造販売を行っています。主力製品は、当社が昭和40年に日本で初めて開発したルーフヒーターをはじめ、排水路などの凍結防止用ヒーター、玄関・階段用の融雪マットなどです。お客様は北海道を中心に、東北地方から北陸・中部地方など広いエリアにわたっています。札幌駅や新千歳空港などにも製品を導入していただいている「黒子企業」です。