お客様導入事例

生成AIプラットフォームの活用で
不動産広告業務の所要時間が1/2以下に!
実務に役立てるための伴走支援も充実
事例の概要
- 全社の業務効率改善に向け、生成AIの活用においても自社の事業・業務に合ったツールの選定が求められていた
- 中古不動産物件の広告文作成で、作成担当者により広告文の巧拙のバラツキ、内容や文体の統一が取れていない状態を改善し、それに伴う確認業務の負担を減らしたい
- 分譲マンション・戸建て住宅の広告審査業務において、多岐にわたる項目のチェックの正確性向上およびスピード感の向上が求められていた
- neoAI Chatの導入により、デジタル推進部門としてさまざまな部門の業務効率化に活用できそうな手ごたえを得られた
- 一定品質の広告文の作成が以前の3分の1以下の時間でできるようになり、内容・文体の統一感も生まれた
- 90~95%の高精度で広告内容のチェックを行うことができ、人の目とのダブルチェック体制とすることで広告審査の所要時間が半減した
- 物件情報や販売戦略など、読み込ませた情報を基に広告文などを生成する能力に優れていることが、トライアルで実感できた
- AIの回答が満足できるレベルになるまで丁寧な伴走支援を受けることができ、大きな信頼感・安心感があった
事例の詳細
事業内容を教えてください
導入前はどのような課題を感じていましたか
生成AIが大きな話題となった2023年から、当社のデジタル推進部では、この最新技術を活用して社内の業務効率化や新たなビジネスチャンスの創出を図れないか、検討を開始しました。「生成AIを使って何をしたいか、何ができるか」を各業務部門からヒアリングするのと並行して、いくつかのサービスをトライアルで使ってみたのですが、読み込ませたドキュメント内を検索するにとどまるようなものが多く、実際に役立ちそうなものはなかなか見つかりませんでした。
デジタル推進部門 デジタル推進部 二課
尾﨑 宣仁 様
導入の決め手を教えてください
そのような課題を抱えていたときに、富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(以下「富士フイルムBIジャパン」という)から、「neoAI Chat」を紹介いただきました。東京大学発のスタートアップ企業である株式会社neoAIが提供する生成AIプラットフォームで、すでに金融機関など多くの企業で導入実績があるとのこと。詳しい話を聞いて興味を持ち、富士フイルムBIジャパンに依頼して、まず3か月間のトライアルを行いました。2週間に1回の頻度でneoAI社の担当者にも参加してもらって相談する機会を持てるなど、丁寧な伴走支援を受けられたことが、大きな信頼感・安心感につながりました。といいますのも、これまでの経験から、生成AIはツールだけあってもダメで、AIに取り込むべき業務の切り分けなどへの専門性に基づく支援が不可欠と実感していたからです。生成AIで効率化したい業務を社内でリストアップし、その中から、効果が出やすそうな業務をneoAI社の担当者にプロの視点で選んでいただき、トライアルを開始しました。
トライアルを始めてすぐに、「neoAI Chat」は物件情報や販売戦略などの読み込ませた情報を基に、広告文などの適切な回答を生成する能力に優れていることが分かり、「これは使えそうだ」と一気にのめり込みました。また、大規模言語モデルを用いた対話型生成AIであるChatGPTやClaudeなど複数のモデルを適材適所で使い分けられることも魅力でした。社内ヒアリングで収集していた課題に実際に適用してみて十分な手応えが得られたことから、トライアルを終えた時点で迷わず導入を決めました。
導入後の活用状況や効果について教えてください
現在「neoAI Chat」を2つの業務に活用しています。
1つめの利用業務はリノベーションマンションの広告作成です。従来は自社ウェブサイトなどに掲載する物件紹介情報を、各物件の営業担当者のみで作成していました。ただ、当社各拠点に数十名いる営業は広告文作成の経験もまちまちで、内容の構成や文体などの統一感が取れていませんでした。そこで、本社に作成した広告文を確認する専任担当者を設けましたが、2名の担当者で年間100~200件の広告を確認するのは困難でした。
今はスペックや営業戦略上の特長などを「neoAI Chat」に読ませて広告文を作成させています。同じプロンプトでも出力させるたびに結果が異なるため、実作業では3回ほど出力し、それらのよい部分を組み合わせて広告文を完成させます。以前は1つの広告文の作成に1~2時間かかっていましたが、現在では10~20分と3分の1以下に短縮でき、内容・文体の統一感も生まれました。まだ開始したばかりで売上などの定量的な効果は測れませんが、成約状況などを見るとお客さまからの反応はよいようです。現在、各営業拠点にも「neoAI Chat」の展開を進めており、利用した営業担当者からは「広告作成が大きく効率化できた」と喜ばれています。
もう1つの利用業務は、分譲の新築マンション・新築一戸建住宅の紙チラシの広告審査です。広告代理店が作成した広告について、物件のスペックなどに誤りがないか、関連法令や社内ルールに適合しているか、必要な注釈が漏れていないか、表記揺れや誤字脱字はないかなど、社内の審査担当者が多岐にわたる項目をチェックします。情報の間違いや優良誤認表示※があってはならない一方、適切なタイミングで配布するためにはスピード感も不可欠で、正確かつ効率的な作業が求められており、対応に苦労していました。
※商品・サービスの品質を、実際よりも優れていると偽って宣伝する行為
現在は、チェック項目のうちデータ照合などAIが得意とする分野を中心に「neoAI Chat」を使っています。従来は社内の審査担当者が目視で情報を逐一突き合わせていたのが、ワンクリックで一瞬のうちに結果が出るのは感動的です。現状のチェック精度は90~95%ほどですが、不適切な表現の代替案も示してくれ、AIと人間とのダブルチェックで十分な成果を実現。審査業務の所要時間はほぼ半減しました。
「neoAI Chat」の活用はまだ試行錯誤の段階ですが、現在も月に1回、富士フイルムBIジャパン主導でneoAI社も交えて定例会を開催。ブランド定義の変更に伴うプロンプトの改善など、さまざまな伴走支援を受けており、安心して取り組むことができています。
「neoAI Chat」はどのような企業におすすめですか
業種などにかかわらず、生成AIを業務効率化に活用したいと思っている会社であれば、まず使ってみることをおすすめしたいですね。「neoAI Chat」に社内文書などを読み込ませることで、その会社の考え方や手順を踏まえた文章を作成する業務が、誰にでも一定水準でできるようになります。チームで行っている業務の効率化や品質平準化には大きな威力を発揮してくれるのではないでしょうか。
レジデンシャル本部 統括部 カスタマーサポート課
山中 亜希子 様
さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください
広告審査では現状、テキストだけを「neoAI Chat」でチェックしていますが、画像のチェックもできるようにしたい、といった細かな要望はいくつもあります。また、これまでの成果を知って、他の業務でも使いたいという声も上がっています。「neoAI Chat」が成果を出せるツールであることは分かってきましたので、今後さらに効果を創出する方法を模索し、実績を作っていきたいと考えています。
その一方で、「AIをどう使うか」というツール前提の発想ではなく、「業務をどう改善していくか」という、より本質的な課題にも取り組んでいかなければなりません。そうした業務改善全般に関わるような相談については、AIだけでなくさまざまなツールやサービスに深い知見を持つ富士フイルムBIジャパンに、これからも支援してもらいたいと願っています。
(左から)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 菅田 十和子
レジデンシャル本部 統括部 カスタマーサポート課 西村 綾乃 様
レジデンシャル本部 統括部 カスタマーサポート課 山中 亜希子 様
流通事業部 事業推進部 流通推進課 新川 綾 様
デジタル推進部門 デジタル推進部 二課 尾﨑 宣仁 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 森尾 真英
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 星 一大
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導入ソリューション
企業プロフィール
株式会社コスモスイニシア
- 業種
- 不動産業
- 事業内容
- 不動産販売事業、不動産賃貸事業、不動産流通事業
- 従業員数
- 638名(2025年3月31日現在)
- 本社所在地
- 〒108-8416 東京都港区芝5-34-6 新田町ビル
※掲載内容は2025年8月時点の情報です







不動産の販売・賃貸・流通事業を手がける大和ハウスのグループ会社で、1974年に創業、昨年50周年を迎えました。分譲マンションの開発・販売からスタートして以来順次多角化を図り、現在ではインバウンド客をメインターゲットとしたアパートメントホテルの開発・運営や、シェアオフィス・シェアレジデンスなども提供。「”Next GOOD”お客さまへ。社会へ。一歩先の発想で、一歩先の価値を。」を会社のミッションに掲げさまざまな事業を展開しています。