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ホーム サポート&ダウンロード カラープリント素材集 かみの基礎講座 ~身近すぎて意外と知らない紙の世界~ かみの基礎講座:紙になる前は○○でした その2

紙になる前は○○でした その2

今回は原料についての2回目。植物以外の原料で作る紙 についてご紹介します。 植物以外って何だかわかりますか? 大きく分けて3種類あります。1つ目は「動物由来」。2つ目は金属などの「無機素材」。3つ目は「合成繊維」です。では一つずつ見ていきましょう。

動物性繊維の紙

動物で繊維と聞くと、絹糸や羊毛が思い浮かぶ人も多いことでしょう。絹は木材が原料になる前に使われていた原料です。にじみが少なく品質は良いのですが、高価過ぎるため、普及には至りませんでした。羊毛はにじみがヒドイので、記録用には不向きです。また、羊皮紙という動物の皮を加工したものもあり、製法からいうと紙ではありませんが、原料である皮革自体はコラーゲン繊維からなるので、皮革をバラバラにして抄くと厚手の板紙ができます。こうなれば紙です。現在、靴の中底に使う試みがされています。なお、羊皮紙についてはおまけコーナーで詳しく紹介していますよ!

<今回のポイント>
  • 原料次第で「紙」の特質は大きく違います

A.動物の皮を脱毛して強く張って伸ばし、表皮を削って仕上げに白色顔料(石膏の粉末など)を擦り込んで不透明度を高めたものです。主に羊の皮が使われたので、日本では「羊皮紙」といいますが、実際には仔牛や山羊などでも作られます。歴史は古く、パピルスと同じ時期から使用されていて、紙が発明される前はパピルスが適さない土地で主に使われていました。現在でも、画材や外交文書・宗教文書などの儀典用として使われています。