効果的な販促チラシの基礎知識

基礎

POINT

情報は整理して、わかりやすいレイアウトを心がけましょう

レイアウト次第でチラシの販促効果が変わります

販促チラシとは、これから発売する商品やさらに拡販したい商品の内容を、広く一般に知ってもらうために作るものです。したがって、そこには商品名や内容の詳細、問い合わせ先など、伝えるべき情報を網羅しておく必要があります。商品の詳細については、必ずしもすべてを記載できない場合もありますから、そのための問い合わせ先は必須の条件となります。また、これから発売を開始する商品の場合には、発売日というのも大切な情報になります。

販促チラシは情報を視覚的に伝達するためのものですので、これらの情報が「正しく」、「わかりやすく」、「正確」に伝えられるようにする必要があります。情報を整理し、わかりやすくレイアウトすれば、見た目に美しくデザインされたチラシになり、効果はいっそう高まることになります。

訴求ポイントによって、それにあったレイアウトにしましょう

商品によっては、詳細な情報よりもイメージを優先するものや、発売前のために明確な発表ができない場合もあります。物を取り扱うのではなく、サービスを提供するのであれば、その会社やサービスの内容に則したイメージ写真を使ってチラシを作りましょう。発売前の商品などはそれも難しくなりますが、そのような場合はあえて商品全体をのせず、一部分だけを見せて紹介するという方法もあります。これを「ティーザー広告」といって、意図的にいくつかの情報を隠すことによって、逆に注目を集めるようにする方法です。

販促チラシの種類

 

効果的な販促チラシの基礎知識のポイント

●見た目に美しくデザインされたチラシは販促効果が高まります
●訴求したい内容にあわせた適切なレイアウトが必要です

 

 

基礎

POINT

受け手に訴求ポイントがきちんと伝わるレイアウトを心がけましょう

盛り込む情報の優先順位を考え、要素に強弱をつけましょう

販促チラシを作成する場合、誰に何をどれだけ伝えたいかという情報の交通整理をしておくことが大切です。ほとんどの場合に必ず必要となるのが、取り扱う商品名と写真、価格、問い合わせ先でしょう。そのほかの要素として、商品の説明やオプションなどの解説が入ることもあります。
これらの要素を紙面に配置していく作業をレイアウトといいますが、すべての情報を同じように扱ってしまうと、紙面が単調になり、どの情報が重要なのかわからなくなってしまいます。文字要素にはタイトル、キャッチコピー、見出し、本文などがありますので、これらを読ませたいものから順に大きく扱うといいでしょう。写真が複数ある場合も同じです。メインで使用する写真と、それを補足するための写真といったように、大きさの強弱をつけてレイアウトすることで、全体が見やすくなります。

「正しく伝える」レイアウトを考えましょう

商品をわかりやすく説明するためには、ある程度の文章量が必要となる場合があります。このとき、たくさんの文字を小さいスペースに詰め込んでしまうと、文章が読みづらくなり必要な情報が伝わらなくなってしまいます。また、文字の幅を狭くしてむりやり詰め込むことも避けなければいけません。読んでほしい情報は、読みやすさを考えてレイアウトすることが非常に重要です。

同じように、写真を取り扱う場合も必要以上に小さくしてしまったり、縦横を変形してレイアウトスペースにおさめることはよくありません。どうしてもスペースに収まらない場合には、写真で伝えたい必要な部分だけを切り抜いて、クローズアップして使うようにしましょう。これを「トリミング」といいます。 これらの点に注意して、チラシをレイアウトすることで、情報を正しく伝えることができるようになります。

販促チラシの良い例と悪い例

 

チラシ制作の鉄則のポイント

●文字や写真は、重要度にあわせ、大きさなどの強弱をつけてレイアウトしましょう
●文字は可読性、写真は主題がきちんと伝わることが重要です