写真素材の選び方

応用

POINT

訴求したいテーマに合わせたセレクトが必要です

掲載したい写真のなかで優先順位をつけましょう

写真を主体にした販促チラシの場合には、まず、紙面で一番伝えたい主題(目的)が表れている写真をメインに選び、次に同じ主題のものどうしや、訴求したいものの順番で写真を配置していきます。作業の前に、重要度にあわせ配置スペースの大きさ順でランクをつけるといいでしょう。

また、もし、レイアウトデザインが先に決まっていて、レイアウトスペースに合わせて写真を選ばなくてはいけない場合には、縦位置、横位置にあった写真を選択したほうがいいでしょう。例えば横向きの写真を無理に縦位置にトリミングした場合など、絵柄によっては構図としておかしいものになって、肝心の主題が伝わらなくなることもあるからです。

販促効果はメインカットなどの選び方で決まります

掲載したい複数の写真のなかから、メインに何を選ぶかは非常に重要です。無難な方法としては、キャッチコピーで謳われている内容に即した写真をメインカットにします。また、次に重要度の高い写真は、印象に残りやすいものを1枚に絞り込むようにします。似通ったものを複数配置するのは効果的とは言えません。残りの写真は、レイアウトスペースに合うように、縦のスペースには縦の写真を、横のスペースには横の写真を配置して、余白などができてしまわないようにしましょう。

イメージやレイアウトに合わせて写真を選ぶ

 

イメージやレイアウトに合わせて写真を選ぶ場合のポイント

●訴求ポイントに応じて配置スペースと写真の優先順位を決めましょう
●レイアウトの余白ができないよう縦横の方向に注意しましょう

 

 

応用

POINT

チラシの販促効果はメインカット次第といっても過言ではありません

メインカットはアングルやクオリティに配慮しましょう

メインで使用する写真は、そのチラシで最もアピールしたい事柄や、製品などの特徴を最もよく表しているものを選ぶ必要があります。単独の製品写真であれば、製品が最も素敵に見えるアングル、または見せたい部分がきちんと映っているアングルのものを選びましょう。またできるだけクオリティの高い写真を使うことも、製品のブランド力や顧客の信頼度を高める意味で重要です。

特徴を最も表す写真を中心にしましょう

旅行案内のチラシなどでは、撮影のやり直しが難しいので、素材が限られてしまうことがあります。その中から最適なメインカットを選ぶには、凡庸な風景に見えないものを中心にするといいでしょう。
例えば下に掲載した旅行チラシの例では、メインになる写真として香港の二階建てバスを使っていますが、これは目的地を印象づけるほど特徴的な写真ではありません。同じ風景であっても、土地柄の表れているような夜景の写真を使用したり、旅行ツアーのポイントである料理の写真を中心に持ってくることで、見る人の興味を引かせ、チラシの効果を高めることができます。

メインカットの選び方

 

メインカットを選ぶ場合のポイント

●訴求するテーマを理解して写真を選びましょう
●チラシの目的を的確に表している写真を中心にします