写真を配置するテクニック

応用

POINT

写真から訴求テーマが伝わるレイアウトを考えます

チラシの見せ方には「読ませる」ものと「見せる」ものがあります

販促チラシの見せ方には、文章が主体のものと写真が主体のものがありますが、チラシは、配ったり、置いておいて取ってもらう方法が多いので、まずは「読ませる」より「見せる」レイアウトのほうが手に取ってもらえる確率が高くなります。
紙面で紹介したい内容がたくさんある場合でも、文章ではなくできるだけ写真で見せたほうが目を引きます。製品の特徴を最もよく表す写真があれば、それを中心にレイアウト全体を考えるといいでしょう。複数の写真を配置する場合には、メインカットとサブカットを明確に分けることで、メインカットをより印象的に扱うことができます。

大判ポスターをイメージしてレイアウトしてみましょう

メインカットを印象づけるようにレイアウトするためには、チラシの大きさに合わせてできるだけ拡大して配置します。このとき、タイトルやキャッチコピーも写真を邪魔しない範囲で最大限に大きくしておきましょう。サブカットが複数あるときは、小さめにまとめておき、メインカットとの差をつけてレイアウトします。写真に添える説明文は、あくまで写真の説明だとわかるような文字サイズや色、スペースにします。全体の見せ方としては、大判サイズのポスターをイメージしたレイアウトを心がけると失敗しません。

写真の内容をメインにしたレイアウト

 

写真の内容をメインにレイアウトする場合のポイント

●メインカットとサブカットのサイズを明確にしましょう
●大判ポスターを意識したデザインを心がけましょう

 

 

応用

POINT

写真が主張しすぎないレイアウトを考えてみましょう

写真の効果を考えて選びましょう

文章を主体にしたチラシの場合は、商品イメージを想起させる写真をワンカットとして使います。文章が多いチラシでも、写真を1、2点入れるだけで、紙面が間延びしません。 製品写真が用意できない事前告知や意見広告などのチラシに使う写真は、文章の内容とある程度の関連性があればいいので、写真のセレクトは制作側にまかされることが多くなります。写真の用意がないときはフリー素材などから選ぶのもいいでしょう。その際、あくまで紙面の主体は文章なので、被写体のイメージが強すぎないものを選ぶように注意しましょう。

文章が読みやすいような写真の配置を考えましょう

チラシの文章を読んでもらうことが趣旨の「読ませる」レイアウトでは、文字を多少大きめに設定して、できるだけゆったりと文章が読めるように構成するといいでしょう。ただし、文章を読みやすくしても、あまりに余白が多いとレイアウトが寂しくなりますので、やはりイメージカットを使いましょう。余白を埋めるためだけに写真を使うのであれば、本文の背景に地紋のように配置するのがいいでしょう。このとき文章が読みやすいように、写真のトーンを落とすなどの調整をしてみましょう。

写真をイメージとして扱うレイアウト

 

読ませるチラシの中で写真を使う場合のポイント

●イメージとして使う写真は主張しすぎないものを選びましょう
●文章を読みやすくするために写真のトーンを調整しましょう