白色度について

白色度によるイメージ

白色度を決めるのは見た目だけの問題じゃない

皆様はお客様に提出する提案書を作成する場合、それをプリントする紙は、 新聞紙のような色の濃い用紙を選びますか?それとも、真っ白な用紙を選びますか? 内容がカラーであれば、白い用紙を選ぶ方が色が引き立ちます。 では、内容が白黒の場合、あなたなら真っ白なものと黒っぽいもの、どちらを選びますか? お客様に提出するのであれば、できるだけ白いものを選ぶ方も多いと思います。 一方、「環境への配慮」をうたっている企業が真っ白な用紙を多用していたら、どう思われますか? これが「白色度によるイメージ」です。

再生紙は白くない?

一般に白いほど上質で、再生紙に真っ白はない。という先入観がありますから、古紙パルプが配合 された白色度の低い用紙をあえて使用すれば「エコ」に貢献しているというイメージが働きます。 実際には再生紙でも白くすることができます。しかし、白くすればコストがかかるのと、この先入観のおかげで ニーズが多くないことから、白色度の高い再生紙が一般的に広まっていないのが現状です。 一言で再生紙と言ってもさまざまな白色度の用紙がありますから、用途やイメージに合わせて 選ぶことができます。

 

【用語説明】ISO白色度(単位:%)

用紙の白さを表す指標です。日本では過去、日本独自のハンター白色度を使用していましたが、 非関税障壁にならないように、現在は国際的なISO白色度をJISが採用しています。 グリーン購入法やエコマークなどでは、このISO白色度で表記されています。