Windows10環境でプリンターの印刷設定を変更すると「関数アドレス…保護違反」が発生する現象について
2022年2月3日
お客様各位
平素より、弊社商品をご愛用いただき、誠にありがとうございます。
Windows10環境でプリンターの印刷設定を変更した際に「関数アドレス…保護違反」、または弊社製プリンタードライバーの印刷設定が変更できない現象が発生します。
発生する現象
Windows 11にアップグレードしてからWindows 10に復元した環境で、プリンタードライバーの設定を変更しようとすると「関数アドレス…保護違反」が発生することを確認しました。
対象ドライバー
Apeosシリーズ、ApeosProシリーズ、ApeosPrintシリーズ、ApeosPortシリーズ、ApeosWideシリーズ、DocuCentreシリーズ、DocuPrintシリーズ、DocuWideシリーズ、B9シリーズ、Dシリーズ、RevoriaPressシリーズで弊社が提供している以下のプリンタードライバーで現象が発生します。
- ART EXドライバー
- PostScriptドライバー
- 標準ドライバー(PCL6/ダイレクトファクス)
- 標準ドライバー(PCL6)
- XPS対応ドライバー
原因
Windows 11で更新されたコアドライバーモジュールが、Windows 10上では正常に動作しないことによる現象であることが判明しています。対策についてマイクロソフト社と弊社が協業して検討中です。
OSのアップグレードの際、Windows 11で更新されたコアドライバーモジュールが、Windows 10に復元した時に、元のWindows 10用のコアドライバーモジュールに戻らないため、本現象が発生することを確認しました。
回避策
回避策1
コアドライバーモジュールに依存する現象の為、現象が発生した場合はWindows 11に再度アップグレードする。もしくはWindows 10をクリーンインストールすることをマイクロソフト社より推奨されています。
回避策2
コアドライバーモジュールの影響が少なく、本現象が発生しないことが確認されているMulti-model Print Driver 2をご利用いただく。Multi-model Print Driver 2の注意制限事項をご確認の上、ご利用の検討をお願いいたします。
なお、Windows OSのアップグレードやインストール作業については、お客様ご自身で実施いただくよう、お願い申し上げます。
弊社カストマーエンジニアにご依頼いただく場合は、有償にてご対応させていただきます。
お問い合わせ先
富士フイルムビジネスイノベーションお客様相談センター
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