用紙について

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推奨する用紙

一般に販売されている用紙にプリントする場合は、規格に合った用紙を使用してください。

また、より鮮明にプリントするために、弊社では次の標準紙を推奨しています。

種類

用紙名

用紙坪量

非コート紙

J紙

82 g/m2

コート紙

OSコートW

127 g/m2

標準紙以外の使用できる用紙については、メディアライブラリーの用紙リストを参照してください。

用紙リストに記載のない用紙を使用する場合は、弊社の営業担当者、またはカストマーコンタクトセンターにお問い合わせください。

補足
  • 水、雨、蒸気などの水分が原因で、プリンター内部の結露による画質不良、紙づまり、ステープル不良などが発生することがあります。

  • 弊社が推奨している用紙を使用する場合でも、設置環境(温度、湿度など)、データ内容などによっては、最適の画質を得られないことがあります。

  • 大量にプリントする場合には、まず、確認プリントで画質を確認したうえで、残りをプリントすることをお勧めします。

  • トナーは熱を加えることによって用紙に定着されます。用紙も熱を加えられることで、若干伸び縮みします。

  • プリントされた用紙には、ボールペンや水性インキペンで文字が書けないことがあります。

  • プリントされた用紙には、テープ、付箋紙、製本用の糊が付きにくいことがあります。

  • 用紙バリ(用紙の裁断面に生じる突起)やミシン目のある用紙は、紙づまりが発生しやすくなります。

  • 用紙の紙粉、コート材のかけら、その他の異物によって、白点(白抜け)が発生することがあります。

  • プレプリント紙の用紙の性質は、用紙によって異なります。プレプリント紙を使用するときは、確認プリントを行い、画質と用紙走行性を確認してください。

使用できる用紙

メディアライブラリーで用紙情報を設定し、プリントできる用紙については、プリンター操作画面の[?]をクリックして表示される『プリンター本体マニュアル』の[使用できる用紙]を参照してください。

補足
  • 用紙トレイに設定されている用紙情報と異なる用紙をセットすると、紙づまりや画質不良の原因となります。正しいサイズ、用紙種類、用紙坪量を選択してください。

用紙の注意事項

使用できない用紙

故障の原因となるので、次の用紙は使用しないでください。

  • 定着時の熱で変質するインクが使用されている用紙

  • 定着時の熱で変形しやすい樹脂メディア

  • インクジェット用紙

  • 名刺サイズの用紙

  • 折り目やしわが入った用紙

  • 湿気を含んだ用紙、湿気で波打った用紙

  • 12 mm以上カールした用紙

  • 感熱紙、熱転写紙

  • 窓付封筒

その他にも、使用できない用紙があります。詳しくは、弊社の営業担当者、またはカストマーコンタクトセンターにお問い合わせください。

用紙の保管

用紙は外気の水分の影響を受けやすく、また衝撃によって変形しやすいため、次のことに注意してください。

  • 用紙は、湿気の少ない場所に保管してください。用紙が湿気を含むと、紙づまりや画質不良の原因となります。

  • 低温環境で保管された用紙を使用した場合、定着不良が発生することがあります。用紙は、16℃以上の環境での保管を推奨します。

  • 高温高湿の環境で保管されていたコート紙は、ミスフィードや重送を起こす可能性があります。

  • 開封後、用紙の残りは包装紙に包んで保管してください。

  • 用紙は、折れ曲がりを防ぐために、立てかけずに水平に保管してください。

  • 直射日光を避けて保管してください。

用紙の取り扱い

  • バラバラになった用紙を寄せ集めて使用しないでください。

  • 折り目やしわが入った用紙は使用しないでください。

  • サイズや種類の異なる用紙を重ねてセットしないでください。

  • OHPフィルム、フィルム、およびコート紙は、紙づまりや重送(同時に複数枚の用紙が搬送)されることがあるので、よくさばいてからセットしてください。大容量トレイを使用する場合は、エアアシスト調整をしてください。

注記
  • 湿度の高い場所で用紙トレイに用紙を長時間放置すると、用紙が湿った状態になります。湿った用紙を走行すると、紙づまりや画質不良の原因となることがあります。湿った用紙はそのまま使用せずに取り除き、新しい用紙をセットして使用することを推奨します。

  • 湿気を含んだ紙、開封して放置されていた紙、カール(反り)が著しい紙などは使用しないでください。

用紙の紙粉などの清掃

用紙の端面には用紙断裁時の紙粉、コート材などが残っていることがあります。用紙を用紙トレイにセットする前に、掃除機、または乾いた布で、用紙の端面の紙粉やコート材などを取り除きます。

特殊メディアを使用するときの注意事項

  • 黒紙/色紙、透明フィルム、蒸着紙(メタリック)などの特殊メディアでは、用紙銘柄によって、プリント結果が異なります。そのため、使用する用紙で、メディアを適切に設定し、確認プリントで画質を確認してください。

  • 画質不良が発生したときも、メディアライブラリーの設定で、画質不良が解消することもあります。

    詳しくは、プリンター操作画面の[?]をクリックして表示される『用紙ワンポイントガイド』を参照してください。

  • 弊社で検証済みの特殊メディア、メディアの設定値については、弊社の営業担当者、またはカストマーコンタクトセンターにお問い合わせください。

ホワイトトナー使用時の注意事項

  • プリント前に、[ホワイトトナー濃度補正]を行ってください。

  • 白+CMYKのデータでは、トナーの飛び散りやレジずれが目立つことがあります。この場合、元データのホワイトとCMYKの重なりを解消してください。

  • 白を先刷り(下塗り)して、その上にCMYKをプリントする場合、白紙にプリントしたときに比べて色域が狭くなります。

  • 厚い黒紙/ 色紙や透明フィルムにプリントをしたとき、用紙前端部分(黒紙/ 色紙:12 mm、透明フィルム:15 mm)の範囲に、トナーの飛び散りが発生することがあります。

  • 厚紙にプリントをしたとき、用紙後端部分(10 mm)の範囲で、トナー濃度が低下することがあります。

  • 厚紙にプリントをしたとき、画像乱れが発生することがあります。この場合、[転写出力調整]を行ってください。

黒紙/色紙

  • 黒紙は白紙に比べ、紙粉により、用紙搬送エラーや紙づまりが発生しやすくなります。そのため、ローラーの清掃を確実に行ってください。 特に、打ち粉が付着した用紙や糊付けされた用紙を使用したあとは、必ず清掃してください。

  • 長尺の色紙は、表面の凹凸や顔料/染料が用紙トレイのローラーに付着することで、用紙走行性能が低下して、紙づまりが発生しやすくなります。そのため、ローラーの清掃を確実に行ってください。

  • 詳しくは、プリンター操作画面の[?]をクリックして表示されるマニュアルの次の項目を参照してください。
    -『プリンター本体マニュアル』>[4 日常の管理]>[プリンターの清掃]>[用紙トレイの清掃]

透明フィルム

  • 専用の「定着ウェブ(特殊メディア)」を使用することを推奨します。

  • 使用する透明フィルムは、PET 素材のものを使用してください。塩ビなどの熱で変形しやすい樹脂メディアを使用した場合、プリンター本体の故障につながるおそれがあります。

  • 用紙搬送時の接触により、表面、または画像部分に傷が発生することがあります。搬送経路が長いほど、傷は増えますので、プリンター本体に一番近い排出トレイへの排出を推奨します。

  • 表面塗工層の熱溶解により、用紙後端ににじみ模様や白く濁った残像が発生することがあります。

  • 薄い透明フィルム(100 μm)を使用すると熱で変形し、用紙送り方向に波打ちが発生することがあります。この場合、メディアの設定で、定着温度を下げてください。

  • 透明フィルムは、静電気を帯び、フィルム同士の貼りつきが発生しやすくなります。そのため、次の運用を行ってください。

    • プリントの直前に開封し、1枚ずつさばく

    • 用紙トレイにセットする枚数は、100枚まで

    • 排出トレイの収納は、10枚まで

蒸着紙(メタリック)

  • 専用の「定着ウェブ(特殊メディア)」を使用することを推奨します。

  • 16℃以上の場所に保管してください。 また、納品されたときの包装紙に再包装してください。

  • プリントする枚数だけを用紙トレイにセットし、長い間、放置しないでください。

  • 用紙搬送時の接触により、表面、または画像部分に傷が発生することがあります。搬送経路が長いほど、傷は増えますので、プリンター本体に一番近い排出トレイへの排出を推奨します。なお、PP貼りやUVニスなどの後加工により、傷は目立たなくなります。

  • 表面塗工層の熱溶解により、用紙後端ににじみ模様や白く濁った残像が発生することがあります。

  • トナー定着時の熱により、表面の受像層が変化し、虹色に変色することがあります。この場合、メディアの設定で、定着温度を下げてください。

  • 表面の受像層の種類によっては、トナーの定着が弱く、強くこするとトナーが剥がれることがあります。なお、オンデマンド用のPP貼りにより、トナーの剥がれは防止できます。

  • 静電気を帯びやすい用紙があります。この場合、用紙を取り出すときに、放電することがあります。

使用可能な用紙坪量

使用可能な用紙坪量は次のとおりです。

用紙種類 使用可能用紙坪量
非コート紙 52~400 g/m2
コート紙 52~400 g/m2

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