Microsoft 365 Portalにサインインする際に、「アカウントの保護にご協力ください」または「詳細情報が必要」と画面に表示されます。

登録日: 2022年9月12日
最終更新日: 2023年12月5日
コンテンツID: 00012

回答

Microsoft 365では、既定でユーザーアカウントに対して、初回サインインから14日以内に、多要素認証(Azure AD Multi-Factor Authentication)の使用を開始するように強制されます。お客様のご利用環境ならびに運用に合わせて、次の何れの対処を行います。

  1. 多要素認証のセットアップを行う
  2. 多要素認証を無効化する

対処方法

1. 多要素認証のセットアップを行う

多要素認証のセットアップを行う方法につきましては、Microsoftの公開情報をご参照ください。

2. 多要素認証を無効化する

Microsoft Entra 管理センターにて、組織全体の多要素認証を無効化することが可能です。

  • 注記 多要素認証は、組織内のユーザーアカウントに対して、IDとパスワードの他に二段階目の認証を求めるセキュリティを高めるための設定となります。多要素認証を無効化される場合は、設定を変更することによる影響をご確認のうえ、実施ください。
  1. Microsoft 365 Portalにアクセスし、管理者アカウントでサインインします。
  2. 画面左上のアプリ起動ツールから[管理]をクリックし、Microsoft 365 管理センターを開きます。
  3. 画面左のメニューから、[管理センター]>[ID]をクリックします。
    ※「ID」をクリックした後に、「Microsoft Entra 管理センター」が表示されます。
  4. 画面左のメニューから、[ID]を選択し、[概要]>[プロパティ]の順にクリックします。続けて、テナントのプロパティ画面で、[セキュリティ既定値の管理]をクリックします。
  5. 画面右側に、セキュリティ既定群の画面が表示されるので、[無効]に切り替え、[保存]をクリックします。
    ※[セキュリティ既定値群]の既定値(初期設定)は[有効]になっております。[有効]から[無効]に切り替える際に、理由を選択するためのアンケートが表示されますので、一覧から任意のものを選択し、[保存]をクリックします。
     [保存]をクリックした後に、もう一度メッセージが表示される場合は、[無効化]をクリックします。

補足

  • 初回サインインから14日以内であれば、Microsoft 365 Portalのサインイン画面下部に[今はしない]が表示されます。[今はしない]をクリックすることで、多要素認証の設定をスキップし、サインインを続行することができます。ただし、初回サインインから14日を経過すると、多要素認証の設定が強制されるようになります。