[イメージをなめらかにして高解像度化する]を設定しても、高解像度化処理がされません。

コンテンツID(0136)

回答

発生条件

次の条件1~2をすべて満たす場合、[イメージ加工]機能の[イメージをなめらかにして高解像度化する]を選択していても設定が有効とならず、高解像度化が処理されません。

  1. ApeosPort-III/DocuCentre-III以降の機器のボックスから、WebDAVプロトコルの通信で文書を取り込む。
    または、ボックスに関連付けたジョブフローで出力したマルチページTIFFファイルを、フォルダー入力で連携して取り込む。
  2. 送信画質が標準、高画質、超高画質(400dpi)で受信したファクス文書注1
注1
超高画質(600dpi)のファクス文書、スキャン文書では発生しません。

現象

[イメージをなめらかにして高解像度化する]を選択していても設定が有効とならず、高解像度化が処理されません。
低解像度で受信したファクス文書の画質を向上する目的でこの機能を設定していた場合、ジャギー(輪郭のギザギザ)が目立つ画像は、そのまま出力されます。

発生するバージョン

この現象が発生するバージョンは、次のとおりです。

  • ApeosWare Flow Management 1.1.1.0/1.1.1.1
  • ApeosWare Flow Management 1.2.0.0/1.2.0.1/1.2.0.2

対応方法

この問題は、次のバージョンで修正されました。ソフトウェアをバージョンアップしてください。

  • ApeosWare Flow Management 1.1.1.3
  • ApeosWare Flow Management 1.2.0.4

また以下の回避策を案内しておりましたが、バージョンアップしたあとは、回避策は不要になります。
追加した[フォーマット変換]を削除してください。

旧回避策

[イメージ加工]の前に、[フォーマット変換]を次の設定で追加することで回避できます。

  • フォーマット:TIFF
  • カラーモード:カラー白黒混在
  • ファイル形式:TIFF(マルチページ)
  • 圧縮方式:カラー 標準(JPEG6)、白黒 Packbits注2
注2
元のデータに比べて、ファイルサイズが若干大きくなることがあります。