Windows® の共有フォルダーをDocuWorksのリンクフォルダとして利用するときの注意点は?

登録日: 2017年3月31日
最終更新日: 2017年3月31日
コンテンツID: 00411

DocuWorks 8

DocuWorksのリンクフォルダにおけるファイル操作は、LAN環境でのご利用を推奨しています。

リンクフォルダを開くときには、エクスプローラーに比べてより多くの通信処理を必要とします。
このため、WAN環境でご利用の際、特にVPNなど帯域保障されていない回線の場合は、パケットの再送/順序入れ替わり/パケットロスの頻度が高まり、アクセスが非常に遅くなるなどの性能不足に至る場合があります。
リンクフォルダ利用をご検討の際には、想定される規模(フォルダー数とフォルダー内の文書数、同時接続のクライアント数)も含めて、実用に耐える通信性能が確保できているか、充分に事前検証をお願いします。

Windows®以外のOSやNASを接続先の共有フォルダーとしてご利用になる場合は、お客様の環境において十分な検証を実施していただいた上で、ご採用などのご判断をお願いします。

説明補足

エクスプローラーとDocuWorks Deskとの機能動作の違いについて

エクスプローラーは、フォルダーとファイルの属性情報(ファイル名、サイズ、更新日時など)を表示したり、ファイルに関連付けたアプリケーションを起動するのが主な機能です。

他方、DocuWorks Deskは、束ね・ばらし処理や、Deskワークスペースの任意の位置にサムネールを配置表示する処理のため、エクスプローラーより多くのファイル属性情報とサムネール画像情報を取り扱います。

これらのリンクフォルダ内のファイル属性情報とサムネール画像情報は、ユーザーフォルダーまたはリンクフォルダ作成後の初回参照時に、その配下に保存されている全てのファイルから情報を取得してキャッシュファイルを作成します。
次回以降の参照時にはファイル属性情報は全て読みだして差分更新しますが、サムネール画像情報については、変更があったファイルのみ情報を取得しますので、初回より短時間で処理できます。
なお、リスト表示の場合は、サムネール画像情報を取得しませんので、サムネール表示の場合よりも短時間でリンクフォルダを参照できます。

また、エクスプローラーとは異なり、DocuWorks Deskは他のユーザーが編集操作中のDocuWorks文書が分かるように表示するため、ファイル毎の利用状態を定期的に監視しています。