DocuWorksの「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」を設定するときの注意点

登録日: 2018年1月17日
最終更新日: 2021年8月2日
コンテンツID: 00531

DocuWorks 9

DocuWorksの「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」は、(ネットワークの通信性能に影響されない)PC内のローカルディスクに設定することを推奨いたします。

これら2フォルダーを、ネットワーク上の共有フォルダーに設定せざるを得ない場合には、次の事柄にご注意ください。

「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」を共有フォルダに設定して、ネットワークの通信の設定や状況などにより共有フォルダーにアクセスできない場合、DocuWorks Deskは起動できません。
また、DocuWorks ドキュメントトレイ オプション 1.x、DocuWorks トレイ 2は正常に動作しない可能性があります。

ノートPCなど、共有フォルダとのネットワークの通信が切断される環境で利用する場合、「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」をPC内のローカルディスクに設定することを強く推奨いたします。

DocuWorks Desk/Viewerは、「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」に対して、ユーザー操作時、バックグラウンド処理時などに高い頻度でアクセスし、スキャン画像取り扱い時、DocuWorks文書作成時などに、大容量データの読み取り/書き込みをおこないます。

これら2フォルダーを共有フォルダーに設定する場合、DocuWorks Desk/Viewer‐共有フォルダー間で非常に多くの通信処理が必要となりますので、想定される利用規模(ユーザーフォルダー配下のフォルダー数とフォルダー内の文書数、同時接続のクライアント数)、利用形態(文書操作の多寡と操作する文書のサイズ)を考慮いただき、実用に耐える通信性能が確保できているか十分な事前検証を実施してください。

WAN環境をご利用の場合、特にVPNなど帯域保証されていない回線の場合、共有フォルダーにアクセスした際、パケットの再送/順序入れ替わり/パケットロスの頻度が高まり、応答が非常に遅くなるなどの実用に耐えない性能不足に至るケースがあります。

「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」を共有フォルダーに設定する場合には、(WAN接続先ではなく)LAN環境内の共有フォルダーを利用することを強く推奨いたします。

DocuWorks Desk/Viewerがこれら共有フォルダーにアクセスしたとき、Windowsの共有フォルダーとは異なる挙動を示し、DocuWorks Desk/Viewerの動作が不安定になるケースがあります。

Windows以外のOSやNASの共有フォルダーを利用される場合には、実機で十分な動作検証を実施してください。

「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」には、DocuWorksユーザー毎のシステム定義フォルダ(ユーザーフォルダ、ごみ箱)、設定情報(アノテーションツール、電子印鑑ケース)、一時ファイル(アプリケーションファイルから文書作成時、スキャン画像取り込み時)などが作成されます。

「Deskフォルダ」、「一時ファイル用フォルダ」を共有フォルダーに設定する場合には、複数DocuWorksユーザー間の競合・不整合発生を避けるため、ユーザー毎に異なる共有フォルダーを指定するようにしてください。

設問への回答

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