『用途』と『イメージ』で選ぶ

用紙を選ぶポイント

紙っていろいろ

「紙」と言ったら何が思い浮かびますか?

新聞紙、ティッシュペーパー、雑誌、カタログ、本、ポスター、はがき、名刺・・・etc 用途に合わせて多種多様にある「紙」ですが、一つの用途でも何種類もの用紙があります。

上手く活用できていますか?

例えば販促品として配られているカレンダーを見てください。ほとんどが違う用紙ではありませんか? 写真がメインなら光沢の強いもの。書き込むことが想定されたものなら普通紙の厚紙だったり。。。

販促品としてのカレンダーはその企業のアピールしたいイメージに合わせて作られています。 ですから、当然用紙もイメージに合ったものが使用されているわけです。

では、用紙を選ぶ基準って何なのでしょう?

同じデザインで用紙を変えるとどうなるのか?を考えるとわかります。例を挙げて考えてみましょう。

同じデザインで用紙を変えたら?

【用途別の選択】【イメージに合わせた選択】

 

適正なサイズ

もし名刺がA4サイズだったら、情報量を変えずにサイズだけ変更したら、かなり間延びしますよね? また、用紙に合わせて情報量を変えたら、情報量は飛躍的に増えますが、持ち運びに不便ですよね? ポスターがA6サイズだったら、遠くから見えなくて、ポスターとしての役目を果たせませんよね? このように、サイズには使用用途/目的によって「適正なサイズ」というものがあります。

 

適正な厚さ

もし名刺がペラペラの薄紙だったら、すぐに皺くちゃになってしまったり、破れたり、 なくなってしまったり・・・

お客様に保存しておいてもらいたいのに、役目を果たせませんよね?

ティッシュペーパーが厚紙だったら・・・それも嫌ですよね。 サイズと同じように「厚さ」にも適性があります。

 

では、紙はサイズと厚さが適正であれば、充分ですか?

 

イメージに合わせて選ぶ白色度

もし、「エコ」をうたっている企業の名刺や提案書が真っ白だったら、エコな感じがしますか?

古紙パルプの配合の有無だけでなく、銘柄によっても白色度が違います。 用紙は受け手の印象を意識して選ぶことが大切です。

 

イメージに合わせて選ぶ光沢の有無

たとえば、新聞で車や宝飾品の広告を見かけたことはありませんか?

新聞紙に印刷されたものと、カタログで見るのとではかなり印象が違うと思います。 ご存知の通り、新聞紙は黒っぽく光沢の無い用紙です。一方カタログは白くて光沢のある用紙です。 この印象の違いを出しているのは「白色度」と「光沢の有無」です。光沢の有無もまた 用途/目的に合わせて選ぶことで受け手の印象を変えることができます。

 

4つのポイント

これまでの所で、用紙を選ぶには4つのポイントがあることがわかりました。 まず用途/目的に合わせた適正な範囲を選択をして、その中でよりイメージに合った用紙を選ぶ ことをお勧めします。

4つのポイントそれぞれについてどのように印象が変わるのか見ていきましょう