健康経営
健康経営®*宣言・活動方針
富士フイルムグループ 健康経営宣言
富士フイルムグループは、社会に新たな価値を創造するリーディングカンパニーであり続けるために、従業員が心身ともにいきいきと働ける健康づくりを積極的に推進すること、そして「100年を生きる時代」の社会の人々に、生きる力、生きる楽しさを提供していくことを宣言します。
活動方針
- 従業員が心身ともに明るくいきいきと働き続けることができるよう、「生活習慣病」「喫煙」「がん」「メンタルヘルス」「長時間労働」を重点課題とし、健康向上に取り組んでいきます。
- 従業員自身の健康に対する意識向上を図るための教育や、健康維持増進に向けた指導など、会社として積極的に関与していきます。
- *「健康経営®」は、NPO法人健康経営研究会の登録商標です。
健康経営推進の基本的な考え方
富士フイルムデジタルソリューションズは、従業員が心身共に健康で意欲高く働ける環境を整えることで、「シンプルなITで、お客様のビジネスを次のステージへ」進化させることを通じて、サステナブル社会の実現に貢献していきます。

健康経営で目指すもの
健康を基盤とした好循環サイクルを実現すること。
健康管理諸施策と連動させ、社員の健康を土台とした生産性の向上や組織活性化に繋げています。

推進体制
健康経営を進めるための体制を築いています。健康経営責任者を代表取締役社長とし、下図の体制で連携しながら健康経営を推進しています。

重点項目:「富士フイルムグループ 7つの健康行動」の実践
健康の維持・促進、重点課題である「生活習慣病」「喫煙」「がん」「メンタルヘルス」「長時間労働」の対策として、「富士フイルムグループ 7つの健康行動」の実践を従業員に呼びかけています。また、各項目の実践度を定期的に確認し、健康水準の向上を図ってまいります。
- 週1回以上、体重をはかる
- 自分の健診結果を確認する
- 週1日以上、お酒を飲まない日をつくる
- 1日6時間以上の睡眠をとる
- 平均30分/日以上歩く
- 直近の歩活(あるかつ)にエントリーする
- たばこは吸わない

KPI(Key Performance Indicator)
グループ共通の数値目標(KPI)を設定して、健康増進の取り組みを継続しています。
分類 | 項目 | 2024年度 目標 | 2023年度 実績 |
---|---|---|---|
生活習慣病対策 | BMI値 25以上(比率) | 30% | 34.1% |
HbA1c 6.0以上(比率) | 13% | 15.9% | |
喫煙率 | 12% | 12.9% | |
がん対策 | 胸部X線受診率 | 100% | 100% |
胃部検査受診率(X線+内視鏡) | 100% | 87.4% | |
大腸がん検診(便潜血)受診率 | 100% | 100% | |
乳がん検診受診率 | 90% | 79.2% | |
子宮頸がん検診受診率 | 90% | 62.5% | |
長時間労働リスク対策 | 長時間労働人数(80H以上/月) | 0名 | 1名 |
定期健康診断受診率 | 健康診断・人間ドック受診率 | 100% | 100% |
ストレスチェック受検率 | ストレスチェック受検率 | 100% | 99.3% |
生活習慣病対策
ウォーキングイベント 「みんなで歩活」(あるかつ)
国内富士フイルムグループ全体で、チームを組んで平均歩数を競う、ゲーム感覚のウォーキングイベント「みんなで歩活」が年2回(春・秋)開催されています。当社も本イベントへの参加を通し、従業員の運動習慣の向上を図っています。また、イベント後も運動習慣が継続となるよう、対策を行っています。
特定保健指導
在宅勤務等の影響による運動量の少なさに比例し、BMI値の高さが課題となっています。特定保健指導該当者には、産業医/保健師、外部委託業者が面談・食生活指導・運動指導を行い、生活習慣病予防対策を行っています。
がん対策
内視鏡検査の推進
がんはごく早期に発見すればほとんど完治する時代になってきています。なるべく手術をせず、内視鏡等で完治する段階での早期発見のため、また「X線検査」では早期の食道がんや胃がんは見つかりにくいため、内視鏡による検査を原則としています。また、大腸がんについては、便潜血陽性者は再検査を必須とし、大腸内視鏡検査の受診を勧めています。
婦人科検診の推進
定期健康診断では、婦人科検診の無料オプションが全年齢に適用されており、受診率向上に力を入れています。さらに、女性産業医によるセミナーや、管理職・女性従業員を対象とした女性特有の健康課題についてのe-ラーニングを通じ、乳がん・子宮頸がんについて、および検診受診による早期発見の重要性などの理解を広めています。
禁煙
就業規則にて、以下のとおり就業時間中の禁煙を定めています。
「健康障害または受動喫煙による健康被害の防止のため、就業時間中に喫煙してはならない。」
入社者へ向けた研修のほか、毎月の安全衛生委員会等を通じ、健康経営を推進している会社として禁煙促進を周知しています。
健康保険組合の各種補助(禁煙外来費用、禁煙補助薬費用、オンライン禁煙プログラム等)を利用し、喫煙率の低下に向けた活動を行ってまいります。
メンタルヘルス対策
富士フイルムグループでは、新任役職者全員に対して、共通のメンタルヘルスマネジメントガイドを用いた教育が実施され、予防的な取り組みを推進しています。(ラインケア)
従業員全員に向けては、年に1度ストレスチェックを実施し、メンタルヘルス不調をきたす前に、自らのストレスの状態に気づいていただき、ご自身のストレスをケアしていただくこと(セルフケア)を推進しています。
また、業務目標面談および達成報告面談や自己成長計画面談などを通じ、業務に加え仕事のやりがい等、内面的なことを上長と部下で対話することでエンゲージメントの向上を図っています。
長時間労働リスク対策・ワークライフバランス
長時間労働による健康障害の防止に向け、グループ全体でヘルスチェックの仕組みを活用しています。所定外労働時間が単月80時間以上、四半期ごとに、6ヶ月平均45時間以上の場合は、ヘルスチェックアンケートの実施、上長面談、産業医面談を実施し、健康の確保や業務上の配慮を行なっています。
新任役職者の研修の際には、労働時間管理の重要性を説明し、理解浸透を図っています。
その他、客観時間を自動取得する仕組みが全従業員に取り入れられており、勤怠の適正管理を強化しています。労働時間上限到達前や勤怠未登録者を対象に自動でアラームメールが配信されるなど、ITを活用した、適切な健康管理や勤怠管理を行なう仕組みとなっています。
また、ワークライフバランスとして、フルフレックスタイム制・在宅勤務の活用の勧め、また有給休暇の取得促進として取得奨励日を設けるなど行っています。
安全衛生委員会
労働者の危険・健康障害の防止のため、労働安全衛生法に基づき、月に1度安全衛生委員会を開催し、また、産業医とともに隔月で職場巡視を実施しています。
委員会議題事項
- 長時間労働
- 休暇取得
- 定期健康診断および特定保健指導
- ストレスチェック
- 職場巡視
- 空気環境測定
- 労働災害
- 安全衛生および環境教育
- そのほか社内教育
- 産業医による講話、指導
- 社内イベント(歩活、スポーツイベント等)