中小企業のネットワーク利用をさらに安心で簡単に

「beatサービス」の機能を強化し、サイバー攻撃・内部不正・災害などの事業リスクに対応

2022年4月6日

富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)は、中小規模事業者向けネットワークセキュリティーサービス「beat(ビート)サービス※1」においてサイバー攻撃や内部不正、災害などの事業リスクに対応する機能およびオプションサービスを本日より提供開始します。

beatサービスは、「安心」「簡単」「便利」という3つのテーマ(図1)を軸に、オフィスのネットワークを24時間365日リモートで監視し、ウイルスやスパイウェアなどの脅威から保護するなど、中小企業を中心としたお客様のニーズに合わせて提供機能を付加するサービスです。

図1:beatサービスの3つのテーマ

昨今、サイバー攻撃の被害が増加しているだけでなく、内部不正による情報漏洩も多発していることから、企業におけるセキュリティー対策の強化が必要になっています。また、近年の地震や水害などの頻発を踏まえた自然災害時の対策も必要不可欠であるといえます。限られた人数で事業活動を行う中小企業にとっては、これら事業リスクへの対応が特に困難な状況にあります。

このような状況を踏まえ、当社は、今回beatサービスの機能強化(図2)として、サイバー攻撃対策では「暗号化された通信経路の監視機能」、内部不正の防止対策では「アプリケーションを用いた通信の制御機能」、そして災害時の環境復旧を早期化する「設定情報自動バックアップ機能」を追加することで、さらに「安心」かつ「簡単」にネットワークが利用できる環境を提供します。

図2:機能強化により、さらに「安心」「簡単」なネットワーク環境を提供

主な新機能

1.暗号化された通信経路の監視機能

Webメールの普及やSSL通信※2を標準としたブラウザの増加によりメール受信やインターネットからダウンロードするデータの取得時に暗号化された経路を利用する機会が増えていることから、暗号化された通信経路を監視する機能を追加。これにより、セキュリティー対策を掻い潜るために暗号化経路を用いて侵入しようとするウイルスを防ぐことが可能となります。

2.アプリケーションを用いた通信の制御機能

クラウドサービスを適正に利用するために、事前に設定したアプリケーション利用ルールの適用によって、通信実績の履歴保存や通信を強制遮断する機能を追加。趣味の動画視聴やWebゲームのような業務に関係のないアプリケーションの利用を防ぐことで、クラウドサービス利用におけるガバナンスを強化するとともに、通信環境の安定化、生産性向上にも寄与します。

3.設定情報自動バックアップ機能

近年国内で発生した地震や水害による災害時において、被災したお客様からいただく最も優先度の高い支援依頼がネットワーク環境の早期復旧でした。その経験を踏まえ、beat-box※3内に保存された設定情報をクラウド上にある管理・運用システム「beatネットワークオペレーションセンター」へ毎日バックアップし、災害による機器故障時には、ハードウェアを交換することでシステム環境が自動復旧し、早期に安全なネットワークが利用可能となります。

当社は今後も、オフィス内の情報資産を強固なセキュリティー機能で守るとともにネットワークの運用管理を支援することでお客様の業務効率向上に貢献します。

  • ※1安心・安全なネットワーク環境をワンストップ・低コストで実現するセキュアなネットワークサービス。
  • ※2データを送受信する一対の機器間で通信を暗号化し、中継装置などネットワーク上の他の機器による成りすましやデータの盗み見、改竄などを防ぐことができる。
  • ※3beatサービス提供時にお客様事業所へ設置するハードウェア

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