お客様導入事例

あらゆる業務標準化の“土台”として全支店のデバイス
一元管理をMicrosoft 365 Business Premiumで実現。
セキュリティーを担保しながら、
“事務所に縛られない”働き方を目指す。
事例の概要
- 支店ごとにバラバラだったPC管理業務を標準化し、セキュリティーを強化したい
- 内線電話がかかると作業が中断され効率が落ちていた
- オンプレミス※1のファイルサーバーなどに社外からアクセスできず、外出中に必要な情報を得られない
- Intune + Autopilot※2を活用し、これまで支店任せだったPC管理を本社管理本部で一元管理できるようになった
- Teamsのチャットを使うことで、より早く・気軽に連絡が取れるようになり、コミュニケーションが効率化された
- ファイルサーバーをSharePointに移行し、外出中でも業務を進められるようになった
Autopilot:Windowsの初期セットアップを自動化する仕組み
- マイクロソフト社が提供しているため安心感があり、アプリケーションの配布・管理にも対応し、セキュリティー対策の基本を整えられる
- 慣れ親しんだOfficeアプリケーションの使いやすさを維持したまま、TeamsやSharePointなども活用することで業務効率を向上できる
- ファイルサーバーからSharePointへの移行にあたり、SharePointのユーザーである富士フイルムビジネスイノベーションジャパンのリアルな知見やノウハウを聞きながら相談できる
事例の詳細
事業内容を教えてください
導入前はどのような課題を感じていましたか
当社は“支店制”をとっており、名古屋・東京・大阪の3支店に紐づける形で営業所を展開しています。PCなどのリース契約や管理も支店単位で対応しており、本社管理本部では「どの営業所で、どのPCを、誰が利用しているのか」など細かな情報をリアルタイムでは把握できていませんでした。ソフトウェアやOSの更新も支店ごとに管理していましたが、どうしてもバージョンの違いは出てしまいます。どのソフトウェアを利用しているのかを把握しきれないことも、セキュリティーの観点から問題があると感じていました。
また、社内のコミュニケーションは一般的なメールとグループウェアの社内メール機能、内線電話が中心でした。特に内線電話は、連絡が来ると作業を止めて対応しなければならず、作業効率が落ちてしまいます。ファイルサーバーなどもオンプレミスで構築していたため外出先からアクセスできず、あわせて改善できないかと考えていました。
本社 管理本部長 CSR室長 桒山 義章 様
導入の経緯を教えてください
全社的に業務標準化を進めており、PCやサーバーの管理もその対象になりました。しかし、これまで支店ごとのフローで対応していたものを、標準化した業務フローにあわせて変えてもらうのはなかなか大変です。また、標準化とあわせて、本社管理本部でまとめて対応できないかと検討していました。
ちょうど基幹システムやメールサーバー、ファイルサーバーなどを稼働させていたサーバーの保守切れが迫っており、他システムのクラウド化とあわせてMicrosoft 365 Business Premiumを導入し、管理を一元化する方針を立てました。Microsoft 365 Business Premiumでは、IntuneとAutopilotによりPC管理を実現できます。PC管理製品は数多くありますが、やはりマイクロソフト社が提供しているという安心感は大きく、「許可していないアプリケーションのインストールをブロック」などの設定ができるのも魅力的でした。また、慣れ親しんだOfficeアプリケーションをベースに、Teamsによるコミュニケーション改善やSharePointによる出先からのファイルアクセスなどを新たに利用できる点もメリットが大きいと感じました。
導入にあたっては、以前から付き合いのあった富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(以下、富士フイルムBIジャパン)に相談しました。今回、オンプレミスのファイルサーバーからSharePointへと移行したのですが、富士フイルムBIジャパン自身でS h a r e -Pointを導入した際の経験・ノウハウをもとにした、注意点や進め方など細かくアドバイスがあり、無事スムーズに移行できました。
本社 管理本部 電算室長 五戸 渉 様
導入後の活用方法と効果について教えてください
PC管理は、リース契約の都合でまだ支店で管理しているものが一部残っていますが、ほぼ本社管理本部での一元管理を実現できました。アプリケーション管理も最初に「Autopilotで配布できるもの・できないもの」を設定すれば、あとは同じイメージを展開すればよくなり、運用管理が容易になっています。インストール制限もできるため、「意図せずメールの添付ファイルを実行し、不審なアプリをインストールしてしまう」といったこともブロックでき、セキュリティー強化につながりました。
全社的な業務標準化は道半ばではありますが、Microsoft 365Business Premiumがその一翼を担っているのは間違いありません。
また、Teamsの活用による様々な効果も実感しています。まず、互いにタイミングのよいときにやり取りできるようになり、コミュニケーションの効率も上がりました。ほかにも、海外送金の業務では、関係者のグループで振込完了や販売管理システムへの登録、承認などの連絡をTeamsに一元化しています。これにより、メールで個別に連絡するのとは違い、複数人の目で状況を管理できるようになりました。Teamsは、プロジェクト立ち上げ時の情報共有など必要な人に必要な情報を提供しやすく、いろいろな使い方ができそうだと期待しています。
Microsoft 365 Business Premiumはどのような会社におすすめですか
IntuneとAutopilotを利用できることから、セキュリティー強化を意識している企業にはおすすめだと思います。一度、PCを登録してしまえば、MACアドレスまで含めて1か所で管理できるようになりますし、不要なソフトウェアのインストールなども防げるようになります。WordやExcelといった一般的なOfficeアプリケーションはもちろんですが、セキュリティー機能までまとめて揃えられるメリットは大きいです。
さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください
TeamsやSharePointなどもまだ便利な機能を使いこなせておらず、活用法などを社内で周知していきたいと考えています。例えば、SharePointに置いてある技術情報やマニュアルについて「どこにあるのか」といった問い合わせが何度も寄せられていますが、検索機能をうまく使えば、簡単にファイルを見つけられるようになり問い合わせを減らせるでしょう。ほかにも、バージョン管理や、誤って削除したファイルの復元など使い方を社内で共有することで、より快適に業務を進められるはずです。そのほか、生成AIツール「Microsoft 365 Copilot」もプレゼン資料作成などを効率化できるのではと、興味を持っています。
富士フイルムBIジャパンには、社内の現状も理解したうえで、展示会や新しいサービスの情報などを積極的に案内してもらっています。今後も継続的に情報を提供いただき、富士フイルムBIジャパンのサービスが、私たちのニーズに合う部分でお付き合いできればと考えています。
本社 管理本部 電算室 廣田 遼 様
(左から)
本社 管理本部長 CSR室長 桒山 義章 様
本社 管理本部 電算室長 五戸 渉 様
本社 管理本部 電算室 廣田 遼 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 中田 宏尚
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導入ソリューション
企業プロフィール
株式会社岩田商会
- 業種
- 商社
- 事業内容
- 工業薬品及び各種化成品の販売、建築並びに建築付帯設備の施工及び販売
- 従業員数
- 140名
- 本社所在地
- 名古屋市中区錦 一丁目2番11号
※掲載内容は2025年11月時点の情報です










1902年の創業以来、“化学”の総合商社として工業薬品や各種化成品などを幅広く扱い、繊維や自動車、半導体、IT、バイオテクノロジーまで、さまざまな領域へと事業を拡大してきました。それぞれの素材についてこれまでの使い方で提案・販売するだけでなく、お客様の困りごとにあわせた新しい使い方まで提案することを強みとしています。