株式や投資信託、債券など、国内外の有価証券の資産運用などを手掛ける証券会社です。埼玉県を中心に東京・神奈川・千葉・大阪に拠点を持ち、それぞれの地域に根ざした身近な証券会社として「お客さま第一」をモットーに日々業務に励んでいます。 お客さまとは訪問や電話などを通じて常にていねいなコミュニケーションを重ね、タイムリーな情報提供や、詳しいご要望をお聞きすることで、困りごとや悩みごとの解決策をご提案しています。そうした取り組みを継続することで、お客さまに何かあったときに真っ先に相談していただける「金融機関」であることを目指しています。

当社では、お客さま本位の業務運営を深化させることを目指す中期経営計画「未来ビジョンⅡ」のもと、お客さまとの信頼関係の強化に取り組んでいます。個々のお客さまに常に最適な提案をするために欠かせないのが、市場や金融商品などに関するリアルタイムの情報です。一方、当社では従来、顧客情報保護の観点から社員が使用するPCの大半はデスクトップ型で、イントラネットには接続できてもインターネットには接続できない仕組みになっており、タイムリーな情報収集やお客さまへの提供が難しいという課題がありました。また、本部が持っている資料やツールなどを、営業部店の営業員に活用しやすい形でタイムリーに提供することも課題でした。さらに、新型コロナウイルスの感染拡大中も市場は動いており、リモートワーク体制構築の必要性も感じていました。

各社員がノートPCを通じ、いつでもどこでもクラウドサービスを使えるようになりました。SharePointによるポータルサイトを中心に情報を集約、それまでは本部から営業部店への一方通行で画一的になりがちだったコミュニケーションが双方向となり、お客さまの要望に沿った情報をリアルタイムで提供できるようになりました。また、営業部店においてお客さまにお持ちする資料が欠品した際、これまでは本部に電話して資料を手配していましたが、その場でSharePointにアクセスして資料を表示、お客さまにお見せできるようになりました。本部の担当者にとっても1日20～30件あった資料の手配業務がほぼなくなり、大幅な効率化につながっています。さらに、月１回の営業会議で共有していた成功事例をTeamsでタイムリーに共有することが可能となったことから、スピード感を持って提案内容を深めることができる体制づくりができました。
それ以外にも、チャットやオンライン会議、スケジュールのグループ化などによって、これまで接点のなかった拠点の異なるメンバー同士の横のつながりができるなど、新しいコミュニケーションが生まれています。
加えて、全社からの問い合わせに少人数で対応しているIT企画室にとっては、ITあんしんサービスの手厚いサポート体制が非常に助けになっています。

クラウドサービスの導入を検討しているものの、何から始めればよいかわからないという会社におすすめです。富士フイルムビジネスイノベーションジャパンからは小さなことにも具体的な解決策を提案いただけ、納得感を持って検討を進めることができます。また、導入後に不明点についてレスポンス良く対応してくれる点も、とても心強く感じると思います。