お客様導入事例

株式会社 大島造船所 様

オンプレミス仕様のグループウエアをMicrosoft 365でクラウド化。
さまざまなサービスの連携もスムーズになりサーバーの管理負担が大幅に軽減

株式会社 大島造船所 様

事例の概要

導入前の問題
導入前の課題
  • 従来使用していたグループウエアは他のサービスとの連携が難しかった
  • 社外からスマートフォンなどでアクセスできず、サーバー管理負担も大きかった
  • 従業員ごとにPCとグループウエアのアカウントが別々で二重管理になっていた
導入後の効果
導入後の効果
  • 従来スムーズに連携していなかったさまざまなサービスがMicrosoft 365で完結できるようになった
  • クラウド移行でサーバー管理負担が大きく軽減、メールやWeb会議などモバイル環境での利用も容易になった
  • 各アカウントがAzure ADと連携され、管理負担の軽減につながった
導入理由
導入理由
  • Microsoft 365はさまざまな企業で導入されている高シェアのサービスで安心感があった
  • 富士フイルムBIジャパン自身がMicrosoft 365のユーザーなので、リアルな知見と実際の活用方法も聞けるだろうと考えた
  • 営業担当者だけでなくSEも同席で技術的なことを含めて相談できた

事例の詳細

業務内容を教えてください

長崎県西海市大島町に本社を置く1973年設立の造船会社です。鉄鉱石や石炭などを大量に輸送するための「ばら積み貨物船」の建造に特化しています。自動車の製造ラインのようなコンベア方式による連続建造が可能で、世界一の建造効率を実現し、年間約40隻を建造しています。また、1,700名近くの社員のうち100名以上の“造船女子”が事務所・現場で活躍し、社内各部に英米・中国・インド・ベトナムなど8か国の社員が在籍する多様性も特長としています。

導入前はどのような課題を感じていましたか

今回のサービス移行を検討し始めたきっかけは、長く利用していたグループウエアのサポートが数年後に終了するというリリースでした。そのグループウエアは、アプリの作り込みが簡単にできるので、各種ワークフローや社内掲示板・情報共有・データ保管などに活用していましたが、その一方で課題も感じていました。課題の1つは、他のサービスとの連携が難しいこと。ユーザー間のスケジュール共有や、会議室予約、ウェブ会議などは別のアプリを使用しており、スムーズな連携が取れていませんでした。また、社外で使う際にはVPN経由でアクセスする必要があり、スマートフォンで開くことができませんでした。もう1つ大きな課題は、そのグループウエアはオンプレミスでの運用が前提となっており、サーバー管理の負担が大きいことでした。メールサーバーなどは全国の営業所ごとに置いていたほか、工場では計画停電時にサーバーを止めないよう非常用電源を用意する必要もありました。さらに、従業員ごとにPCのアカウントとは別にグループウエアのアカウントが必要だったことも、情報システム管理者の負担になっていました。

情報システム部 推進係長 赤尾 宗一郎 様

情報システム部 推進係長 赤尾 宗一郎 様

導入の決め手を教えてください

どのようなサービスに移行するかを検討する際、まずご相談したのが富士フイルムビジネスイノベーションジャパン(以下「富士フイルムBIジャパン」という)でした。以前にメールセキュリティー環境の構築で協力してもらっており、当社の情報システムの状況を把握してもらえているという安心感があったからです。
いくつかのクラウドサービスを紹介してもらって検討し、最終的に選んだのが、Microsoft 365をベースに「ヘルプデスクによるサポート」「月額自動更新」「請求書発行」などが提供される「オフィスあんしん365」でした。さまざまな企業で導入されている高シェアのサービスであり、取引先など周囲の企業でも導入しているケースが多いという安心感があったことが、大きな理由です。また、富士フイルムBIジャパン自身がMicrosoft 365のユーザーなので、リアルな知見も聞かせてもらえるだろうという思いもありました。
検討から導入に向けてのプロセスでは、富士フイルムBIジャパンの営業担当者だけでなくSEも同席で技術的なことを含めて相談できたのも、たいへん助かりました。当社周辺では地域性も有り、対面でSEと話せるベンダーはなかなかいません。オンプレミスのサーバーからクラウドへ移行するに当たって、通信量が増えると動作が重くならないかといった懸念もあったのですが、そうした点も相談しながら段階を踏んで移行することができました。

情報システム部 次長 家永 修 様

情報システム部 次長 家永 修 様

導入後の効果について教えてください

従来スムーズに連携していなかったスケジュール共有、会議室・備品の予約、Web会議などのアプリがなくなり、Microsoft 365で全て完結できるようになったのが最大の効果です。以前は会議をするにも、参加者それぞれの予定を個別に確認して会議室を予約しなければならず調整にかなり時間がかかっていたのですが、今ではMicrosoft 365で全員の予定を見ながらその場ですぐに予約できるようになりました。出先でのメール確認が可能になったり、Web会議の開催が楽になったりといった、モバイル環境で使えるメリットも感じています。特に、別拠点にいる役員や営業担当者にとってスマートフォンで移動中に業務ができるようになったことは大きな効果です。また、SharePointによる社内ポータルサイトも使いやすく、OneDriveの利用で情報共有が活発になったのも感じています。あらゆる面で複合的に効果が出ていると思います。
情報システム担当者の側でも、クラウド移行によるサーバー数の減少や、Azure ADによる統一的なアカウント管理の実現など、大きな負担軽減につながっています。また、メール監査の点でも大きな改善がありました。以前は定期的にメールデータをサーバーからテープに移して保存するという手間がかかっていたのですが、現在は10年間分のデータが自動でクラウドに保存されるようになり、必要なときには簡単に検索できるようになりました。

情報システム部 開発係長 矢頭 宏一 様

情報システム部 開発係長 矢頭 宏一 様

「オフィスあんしん365」はどのような企業におすすめですか

当社ではホテルや酒造会社など関連会社が多く、情報システムの専任者を配備することにも限界があり、サポートが手薄になっていましたが、今回改善を図ることができました。当社と同様に、多種多様な事業を運営している企業には、汎用的に使えてサポートも充実している「オフィスあんしん365」を是非おすすめします。管理や設定の手間が軽減されるので、情報システム担当者が本来業務に専任できる時間も増えています。

さらなる活用や今後の取り組み予定について教えてください

Microsoft 365の幅広い機能のうち、今のところ使っているのはまだ一部に過ぎません。今後はMicrosoft Teamsのチャット機能なども含め、一つひとつ検討・検証しながら利活用を進めていく考えです。また、AIアシスタントのCopilot(Microsoft 365 Copilot Chat)についても、今は簡単な業務でトライアル的に使っているだけですが、今後本格的な活用を図りたいですね。富士フイルムBIジャパンには、Microsoft 365を使った業務効率化や社内コミュニケーションの活性化に向けて、先進事例の提供やアドバイスなどをもらえたらと願っています。

株式会社 大島造船所 様

(左から)
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 木村 章彦 
株式会社大島造船所 情報システム部 推進係長 赤尾 宗一郎 様
株式会社大島造船所 情報システム部 部長 西山 浩司 様
株式会社大島造船所 情報システム部 次長 家永 修 様
株式会社大島造船所 情報システム部 開発係長 矢頭 宏一 様
富士フイルムビジネスイノベーションジャパン 久保 晶紀

導入ソリューション

オフィスあんしん365

オフィスあんしん365(Microsoft 365)

Microsoft 365に国際認定取得のサポート体制などを設け、「オフィスあんしん365」として提供しています。

企業プロフィール

株式会社 大島造船所

業種
船舶製造・修理業、農業
事業内容
船舶の建造修理と鋼構造物等の製作据付、野菜等の栽培
従業員
1,680名(2025年4月1日)
本社所在地
〒857-2494 長崎県西海市大島町1605-1
URL
https://jp.osy.co.jp

※掲載内容は2025年9月時点の情報です

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