このウェブサイトはクッキーを使用しています。このサイトを使用することにより、プライバシーポリシーに同意したことになります。

日本

NEVER STOP

ヘルスケア分野での取り組み

1936年、私たちの医療事業はX線フィルムの製造・販売によりスタートしました。そして今、「予防」、「診断」、「治療」の全ての領域で事業を展開しています。より明るく健康的な世界をつくるために、私たちは絶対に立ち止まることはありません。人々の健康に貢献できる幅広い技術と知見を持った「トータルヘルスケアカンパニー」として、私たちはこれからも様々な課題を解決し、更なる医療の質の向上、人々の健康維持増進に貢献していきます。

診断領域

1983年、私たちは、世界で初めてX線画像のデジタル化に成功し、富士コンピューテッドラジオグラフィ(FCR)を発売しました。そして今日においても、医師たちの迅速な診断をサポートしており、これからも私たちは絶対に立ち止まることはありません。

画像処理技術とAI技術で、医療の未来を切り拓く。

CTやMRIを加えた幅広い診断機器ラインアップで、画像診断を次のステージへ。

 

私たちの医用画像情報システムはこれまで、様々な医用画像診断装置から得られた膨大なデータを一元管理・解析することで、医療従事者の迅速で的確な診断をサポートしてきました。そして、新たにCTやMRIなどを加えた幅広い診断機器ラインアップを、医用画像情報システムと繋ぐことで、最先端の画像処理技術やAI技術を駆使して、医師の診断をより高度なレベルでサポートしていきます。

女性がかかる悪性腫瘍の1位である乳がん。それを早期発見できるかは、受診者の生存率や生活の質に多大な影響を及ぼします。

私たちが追求し続けているのは、80年以上にわたって培ってきたX線画像の知見と画像処理技術を活かして、マンモグラフィの画質を向上させること。そして、受診者に優しい圧迫制御技術により、検査の負担を軽くして、受診へのハードルを下げること。

私たちは、マンモグラフィを進化させて、乳房の中の小さな異変にまで目を光らせ続けます。

治療領域

私たちは、アルツハイマー病、心疾患、がんなどを克服する治療法の開発に取り組み続けます。写真フィルムで培った80年以上にわたる経験を活かし、治療の領域の拡大に挑んでいます。例えば、高品質なiPS細胞を提供することにより、再生医療の進歩を加速させること。薬剤を患部に的確に届ける技術(ドラッグ・デリバリー・システム(DDS)技術)を活用し、がんなどの病気に取り組むこと。それだけでなく、バイオ医薬品や細胞治療・遺伝子治療の分野においても最前線に立っています。より健康な世界の実現に向けて、私たちは治療法の確立されていない病に挑み続けます。

再生医療

先進的な治療の新境地を切り拓く

私たちは、再生医療を当たり前の医療にするために、日々研究開発を進めています。

私たちは、バイオ医薬品の開発・製造受託における世界的なリーディングカンパニーとして、製薬企業などのパートナーのバイオ医薬品の安定供給をサポートしています。

バイオ医薬品の生産には、高度な生産技術と設備が必要です。富士フイルムグループは、抗体医薬品やホルモン製剤の製造においては、動物細胞や微生物を用いて目的とするタンパク質を効率的に産生する高度なバイオテクノロジー、及び培養・抽出・精製に至るプロセスの管理ノウハウを持っています。また、遺伝子治療薬の製造においては、ウイルス類を安全に扱い高度な封じ込めを可能とする生産設備、及び管理ノウハウを持っています。これらバイオ医薬品の生産プロセスにおいて、写真フィルムで培った一定条件製造技術や高度な品質管理技術により、高品質・高生産性を達成しています。最も重要なのは品質であり、それが、パートナーのバイオ医薬品の開発と安定生産を最初から最後までサポートすることを可能にしています。バイオ医薬品業界における20年以上におよぶ経験を経て、私たちは多くの製薬企業にとって信頼のおけるパートナーとなりました。

バイオ医薬品の開発・製造を推進するために、私たちは決して立ち止まりません。

予防領域

私たちは、ワクチン製造に必要な高度な生産技術や設備を活かして、パートナーのワクチン製造の開発・製造をサポートしています。また、写真フィルムに不可欠な成分であるコラーゲン、抗酸化技術、ナノテクノロジーに関する膨大な知識を応用し、革新的な化粧品の開発を進めています。

私たちは、ワクチンの開発・製造受託においても、世界中のパートナーをサポートしています。
ワクチンの製造には高度な生産技術と設備が必要ですが、私たちは、その製造に使用される昆虫細胞培養技術や設備、ウイルス類を安全に扱い高度な封じ込めを可能とする世界トップレベルの生産設備を多数保有しています。現在では、COVID-19の早期終息に貢献すべく、パートナーの開発したワクチン候補を受託製造し、世界中へのワクチンの供給をサポートしています。

今後も私たちは、ワクチンの開発・製造を推進するために、決して立ち止まりません。

私たちは、人々の生活をより良くする革新的な化粧品に、長年にわたる写真フィルムの技術を応用しています。富士フイルムのナノテクノロジーは、より効果的に皮膚に成分を浸透させることができるような化粧品をつくることに成功しました。

私たちは、写真の経年劣化や色褪せを防ぐための研究を活かし、しわやシミの予防に関連する抗酸化成分の研究を重ね、化粧品に活用しました。また、皮膚にハリやうるおいを与えてくれるコラーゲンは、実は写真フィルムにおいても重要な成分なのです。

2006年に発売となった富士フイルムの革新的な化粧品は、成功をおさめました。私たちはこれからも、先進独自の技術を応用し、人々が若々しく美しく最高の状態に見えるような方法を見つけるために、決して立ち止まりません。