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医薬品事業

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低分子医薬品、放射性医薬品など、診断から治療までをカバーする医薬品を開発・提供しています。

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

「診断」と「治療」を一体化。
確実に効く薬を、必要な量だけ、正確に届ける

近年、生活環境の改善や医療水準の向上とともに世界規模で高齢化が進み、がんや認知症の増加が社会課題となっています。
また、国境を越えた人の往来の活発化、薬剤耐性菌の増加などで、感染症の被害が拡大しています。
それらの疾患の多くは患者ごとに病態や進行の様相が異なる複雑なメカニズムを持っていて、
最大公約数的な治療法を一律に施術するような標準的な医療のアプローチでは
成果が出にくいことも明らかになりつつあります。

こうした課題に、私たち富士フイルムはトータルヘルスケアカンパニーとして、
化学、バイオ、画像、AIといった多分野の技術を組み合わせ、
「診断」と「治療」を一体化する独自のアプローチで取り組んでいます。

そして、狙いを絞った創薬、放射性医薬品とDDS(Drug Delivery System)の開発を通じて、
「確実に効く薬を、必要な量だけ、体内のターゲットに正確に届ける」仕組みを確立することで、
真に患者さんのQOL向上につながる医療の実現を目指しています。

これは同時に、副作用の発生を防いだり、不必要な薬剤投与を減らすことで
社会の医療費負担を軽減するといった幅広い効果ももたらします。

医薬品のあり方を変えることで、医療を、社会を変えていく――それが、富士フイルムの医薬品事業のビジョンです。

従来の標準的な治療薬・治療法

富士フイルムグループの医薬品事業

「診断」と「治療」の連携による取り組みの例

①診断薬、AIの連携でアルツハイマー治療薬を開発

アルツハイマー治療薬の開発においては、治験参加者一人ひとりの病態を正確に把握し、適切な治験薬を投与することで治験の成功率を高めるアプローチが重要だと考えます。そこで、アミロイドβを可視化する放射性医薬品で治験参加者の正確な診断を支援。同時に、脳画像の解析により脳の区域ごとに萎縮率を計測する独自の画像技術と、マルチモーダルな診療情報データベースを合わせて、アルツハイマー病の進行を予測するAI技術を開発。診断薬とAIを通じて治験の精度を高め、効率的な開発を進めようとしています。

②体外診断などでターゲット菌種を絞り込んだうえで、特化した抗菌薬を投与

近年、汎用性の高い抗菌薬の多用により、世界各地で薬剤耐性(AMR)を持つ菌・ウイルスが発生し、問題となっています。私たちは、幅広い試薬と高度な検出性能を持つ富士フイルムグループの体外診断システムで、患者に感染している菌種を細かく特定し、特化した抗菌薬で確実に治療する標的治療を実現したいと考えています。治療効率の向上と、ターゲット外の菌種を攻撃してしまうことによるAMR拡大の抑制を目指しています。

③放射性医薬品の治療効率を事前に診断、効率的にがんを治す(Theranostics)

特定のがん細胞に多く発現するタンパク質を標的とする抗体と、放射性同位元素(RI)を結合させた放射性診断薬を投与し、体外に放出される放射線を画像としてとらえ、画像解析によってがん組織への集積度合いを確認。十分な集積が確認されたら、がん細胞を攻撃するRIを結合させた放射性治療薬を投与、体の内部からがん細胞に直接作用します。

製品ラインアップ

低分子医薬品、放射性医薬品、造影剤、診断補助剤を提供しています。

造影剤(ジェネリック医薬品)を提供しています。

臨床検査薬(体外診断用医薬品)を提供しています。