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日本

NEVER STOP

マテリアルズ

私たちの生活が豊かになるとともに、気候変動の進行などの環境問題が地球規模で深刻化しています。今後も持続可能な発展を遂げるためには、経済活動と環境課題の解決の両立が必須です。 より環境に優しい社会の実現に向け、環境負荷の低減を目指すために我々はどうすべきか。富士フイルムグループでは、自社の製品ライフサイクルにおけるエネルギー効率の追求や再生可能エネルギーの導入に加え、様々な製品・サービスを通じた環境課題の解決に取り組んでいます。例えば、情報化社会で増え続ける膨大なデジタルデータを、安全に長期保存する「磁気テープ技術」。デジタルデータは、多くの場合サーバーで保存されていますが、データセンターの消費電力は世界的に増大を続けており、CO2排出削減が喫緊の課題となっています。 世界中で増え続ける膨大なデジタルデータのバックアップやアーカイブの手段として、富士フイルムグループは長寿命・大容量の磁気テープを開発。磁気テープは常時電源を必要としないため、データセンターのCO2の排出量を大幅に削減することに貢献しています。

個人の写真データから企業が保有するデータ、最先端の研究データなど、世界中のデータ量が爆発的に増加する中で、デジタルデータは危険にさらされています。 FUJIFILMは、他社に先駆けて独自のバリウムフェライト磁性体を開発、さらなる技術革新によって、手のひらサイズに400TBものデータ容量を収めた高密度データテープの開発を可能にしました。 50年以上の再生寿命と、圧倒的な低消費電力を誇るこのデータテープは、高い信頼性と低コスト、そして環境に優しいデータ保存方法で、名だたるクラウドストレージ企業を支えています。貴重なデジタルデータを保護し、次世代へつないでいくために、FUJIFILMはこれからも革新を続けていきます。

  • *加速評価試験における再生寿命

絶え間ないイノベーションと戦略的な投資によってグローバルに研究開発・製造の拠点を展開し、世界中のメーカーに高純度の電子材料を安定供給している。

半導体の製造工程において使用される私たちの電子材料は、その機能性と性能効率を高め、小型化を実現し、モバイル端末や家電、自動車、そしてデータセンターや5Gに至るまで、あらゆる製品やサービスに貢献している。

その進化をさらに加速させるために、私たちは歩みを止めない。デジタル社会の最先端テクノロジーを、顧客とともに支えつづけていく。

ディスプレイ材料など

私たちは80年以上にわたるイノベーションにより、ディスプレイ製品の発展に貢献し続けてます。

富士フイルムは、長年にわたり写真の領域で培い進化させてきた技術を活用し、液晶テレビやスマートフォンなどに使われる様々な液晶ディスプレイ用「高機能フィルム」を供給しています。
液晶画面のバックライトが放つ光を、まっすぐ通すことができなければ、美しい映像を映すことができません。その為に不可欠なのが偏光板ですが、その偏光板には偏光板保護フィルム(タックフィルム)が欠かせません。これを生産できるのは世界でも富士フイルムを含めた数社だけであり、富士フイルムでは「フジタック」として供給しています。

また、富士フイルムは、1990年代にワイドビュー(WV)フィルムを開発しました。このワイドビュー(WV)フィルムの登場により、視野角160度というななめから見ても美しい液晶画像を実現し、液晶ディスプレイが広く普及しました※1。現在ではこのワイドビュー(WV)フィルムがパソコン用モニターを中心に広く組み込まれています。

また、「エクスクリア」という、写真フィルムなどの開発で培った銀塩写真技術を応用したタッチパネル用センサーフィルムも開発しました。エクスクリアは、従来のITO(酸化インジウムスズ)を使ったセンサーフィルムに比べ、画面サイズが大型化しても応答速度が速く、さらに折り曲げにも強くなおかつ立体の加工も可能であるといった特性も持ち合わせています。

このように、私たちの多くのディスプレイ技術の前には明るい未来が開かれています。だから私たちは、ディスプレイ産業に変革をもたらすために、決して立ち止まりません。

※1 TNモードでの液晶使用時

ディスプレイ材料など

私たちは80年以上にわたるイノベーションにより、ディスプレイ製品の発展に貢献し続けてます。

富士フイルムは、長年にわたり写真の領域で培い進化させてきた技術を活用し、液晶テレビやスマートフォンなどに使われる様々な液晶ディスプレイ用「高機能フィルム」を供給しています。
液晶画面のバックライトが放つ光を、まっすぐ通すことができなければ、美しい映像を映すことができません。その為に不可欠なのが偏光板ですが、その偏光板には偏光板保護フィルム(タックフィルム)が欠かせません。これを生産できるのは世界でも富士フイルムを含めた数社だけであり、富士フイルムでは「フジタック」として供給しています。

また、富士フイルムは、1990年代にワイドビュー(WV)フィルムを開発しました。このワイドビュー(WV)フィルムの登場により、視野角160度というななめから見ても美しい液晶画像を実現し、液晶ディスプレイが広く普及しました※1。現在ではこのワイドビュー(WV)フィルムがパソコン用モニターを中心に広く組み込まれています。

また、「エクスクリア」という、写真フィルムなどの開発で培った銀塩写真技術を応用したタッチパネル用センサーフィルムも開発しました。エクスクリアは、従来のITO(酸化インジウムスズ)を使ったセンサーフィルムに比べ、画面サイズが大型化しても応答速度が速く、さらに折り曲げにも強くなおかつ立体の加工も可能であるといった特性も持ち合わせています。

このように、私たちの多くのディスプレイ技術の前には明るい未来が開かれています。だから私たちは、ディスプレイ産業に変革をもたらすために、決して立ち止まりません。

※1 TNモードでの液晶使用時

AI(人工知能)を活用した画像解析技術により、棟梁橋梁やトンネルなどのひび割れを検出し、点検作業時間を半減させます。

日本では、建設されてから年月が経った橋梁やトンネルなどの社会インフラの老朽化が進んでいます。社会インフラの老巧化による事故を防ぐため、国や自治体は、社会インフラの定期点検の義務化を定めていますが、点検作業が可能な技術者の数に対して、点検対象の建造物の数は膨大です。従来の社会インフラの点検作業では、点検に必要な高度な技術・ノウハウを持つ熟練点検員が現場に赴き、点検箇所の状態を目視で確認し、ひびを見つけたら、ひびに沿ってチョークで線をひくチョーキングという作業を行っています。そしてひび割れなどの点検結果を写真撮影やスケッチで記録し全体をトレースし、さらにその記録をデータ化して報告書を作成しています。

点検を必要とする現場が多い上に、一つ一つの点検には膨大な作業時間がかかる一方で、点検技術者が不足しているため、業務効率化が重要な課題となっています。私たちはこのような社会課題を解決するために、AIを使用した社会インフラ画像診断サービス「ひびみっけ」を開発しました。

富士フイルムグループのデジタル印刷機は、その課題を解決しました。写真フィルムの生産で培ってきた感光層を均一に塗布する技術や、毎秒50億滴ものインクの粒子を吐出する高速・高精度のプリントヘッド、インクのにじみを防止する独自の技術を活かし、デジタル印刷では今まで再現できなかった色の表現域の広さ、グラデーションのなめらかさなど、オフセット印刷同等の品質を実現しました。

富士フイルムは、オフセット印刷に加えて、デジタル印刷においても高品質とコストの両立により、多様な商品・技術・ソリューションを提供していきます。

人々の心を動かし感動を呼ぶ、日常的なものから貴重な歴史的・文化的・社会的価値のあるものまで幅広いコンテンツを、一つでも多く世に出していくサポートをすること。そこにも、富士フイルムグループの技術が活躍しているのです。

インクジェットヘッド、インク、プリントシステムなどのメーカーがひしめくこの世界で、私たちは数十年にわたるイノベーションの経験と歴史をベースに、インクジェット技術をファッションやパッケージなどの様々な製品・業界へ展開していくことにおいて、業界をリードしていく。

インクジェット技術は、さまざまな産業の未来を開拓する「革新の力」を持つ技術である。
しかし、その力をすべてのメーカーが生み出せるわけではない。その実現には、個々の技術だけではなく、それらを連携させ、システム全体を最適化するための統合力が必要である。

私たちは、個の力と統合の力を併せ持つ、世界でも数少ないトータルサプライヤーのひとつである。

なぜなら、私たちは世界に優れたインクジェット技術を安定的に提供できる能力に加え、富士フイルムグループの中でインクジェットヘッドから、インク、画像処理システムまで、すべてを自社開発することができる強みを持っているからである。

この領域で私たちが成し遂げたいことはまだまだたくさんある。だから、インクジェット技術を進歩させ、私たちの周りの世界を変革するために、私たちは決して立ち止まらない。

4Kおよび8Kレンズ

放送業界で求められる機能と品質基準は高い。
ユーザー(英語:camera crew)は、様々なシーンに対応し、常に焦点を切り替えながら被写体を撮影するため、操作性が高く使いやすいカメラとレンズを必要としている。また、技術革新によって、映像の高画質化が進むことで、レンズも更なる高精細化が求められる。私たちは1960年代に放送用レンズの開発を始めて以来、ユーザーの要望を満たすレンズを開発・製造・供給している。

私たちは、2015年に放送用に作られた世界初の4Kズームレンズである「UAシリーズ」を発売した。このレンズは、放送現場で撮影するユーザー達の声を聞き、開発したことで、彼らから多くの支持を受け、世界の放送事業者・中継会社・映像制作会社に採用された。この革命的なレンズは、レンズの新たなスタンダードになっただけでなく、映像の世界の革命をもたらし、今日の4Kコンテンツの成功・拡大に貢献した。

そして、私たちはさらに高い品質基準が必要である8K放送用レンズの開発に成功した。
このレンズは、放送業界から多くの注目を集めており、8K放送の拡大の一翼を担うことを期待されている。
より高解像・高精細な映像を世界に届けるために、私たちは決して立ち止まらない。

ミクロフィルター/ビール

写真の領域で培い進化させてきた技術を応用し、100万分の1インチという極小の無数の穴があいた酵母濾過フィルターを開発しました。これはビール醸造業者の製造工程にて酵母や菌をろ過し、より美味しく高品質なビールを製造することに役立っています。

私たちは美味しいビールをより多くのお客様に届けるために、挑戦し続けています。

写真フィルム技術は常に私たちの事業における技術の中心であり、長年にわたり、この技術を幅広い分野に応用してきました。ビールの例では、フィルムに微細な穴をあけることから発展した富士フイルムのフィルター技術が、酵母や菌をろ過するミクロフィルターを作ることに役立っています。かつて、ビールといえば、品質の劣化を防ぐために酵母の加熱処理を行うものが一般的でした。ミクロフィルターを使用することで、従来必要だった加熱処理ではなく濾過して酵母や菌を完全に除去することが可能となり、これにより「生ビール」が誕生しました。ミクロフィルターは美味しい生ビールを缶や瓶で確実に提供するために役立っています。

もちろん、私たちはそこで立ち止まりません。あらゆる微小なものをキャッチするという、その類まれなる技術は、現在、液晶パネルやHDD(ハードディスク)の洗浄工程における洗浄水の異物除去やメッキ液の薬液濾過など幅広い業界の製造の現場でも活用されています。

私たちは、世界をより良い場所にするために、決して立ち止まりません。