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CSR活動報告

社会貢献活動

富士フイルムグループでは、企業が社会に対して果たすべき責任として、社会の持続可能な発展に貢献し、良き企業市民として社会とともに歩み、社会の要請や期待に誠実にこたえることを目指しています。2008年に社会貢献方針を定め、活動の対象として、「自然環境」 「学術・教育」「文化・芸術・スポーツ」「健康」の分野を中心とし、地域社会、行政機関、NGO・NPOなどとの協働・連携、そして従業員の自発的参加による貢献を大切に活動しています。

自然環境

富士フイルムの創業の原点とも言える写真フィルムの製造には、清浄な水と空気が不可欠なため、創業以来、環境配慮や環境保全に努めてきました。環境課題はすべての事業に影響するため、現在も環境に関する社会貢献活動を積極的に推進しています。

学術・教育

さまざまな事業を進めている当社グループは、多様な人材が必要になります。パートナーやNPOと協力して、私たちが事業を展開している地域の多様な次世代の育成を行っています。

写真教室

インスタントフォトシステム instax™ “チェキ”用のフィルムや、機能性フィルムの生産を行う富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング(足柄)では、拠点のある神奈川県南足柄市およびその周辺地域の住民を対象に、写真に関する体験講座を定期的に開催しています。
2022年から行っている、「夏休み子ども科学講座~ピンホールカメラをつくろう 写真の不思議~」には、毎年南足柄市の小中学生に参加いただいています。この企画は、南足柄市教育委員会、富士フイルムマテリアルマニュファクチャリング(足柄)、南足柄市の近隣で段ボール制作を手掛ける株式会社スズキ、およびNPO法人 ジャパン・ハートデリバリーの4者の協働により実現したものであり、講座では、写真の仕組みを解説するとともに、段ボールのピンホールカメラキットの組み立て、および “チェキ™”用フィルムでの撮影を参加者に体験してもらいました。

“チェキ™”用フィルムを使った段ボールのピンホールカメラキット

「写真の仕組み」の説明の中で、子どもたちに光の三原色について解説する社員の様子

文化・芸術・スポーツ

富士フイルムは、創業以来「より良い映像情報を提供し、社会に貢献していくこと」を目指して、イメージング事業を進めています。

文化財のデジタルアーカイブ化

富士フイルムグループは、貴重な文化財・美術品の記録保存をサポートしています。
イメージングソリューション事業を国内で展開する富士フイルムイメージングシステムズでは、1999年より、宮内庁および丸善株式会社(現:丸善雄松堂株式会社)と共同で、同庁正倉院事務所に所蔵・保管されている「聖語蔵(しょうごぞう)経巻」全4,960巻を複写・保存するとともに、DVDとして刊行するプロジェクトを進めています。

正倉院の担当者が撮影台に資料を載せる
“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展
「“PHOTO IS”想いをつなぐ。あなたが主役の写真展2024」会場の風景

富士フイルムは、出展者全員の作品を、“写真に込められた想い”とともに展示する参加型写真展を2006年より継続して開催しています。

健康

マンモグラフィや画像診断装置などの医療機器、医薬品を提供するヘルスケア事業の推進と、新興国を含む世界での予防・診断・治療による健康社会の創造の両方を実現する社会貢献活動を目指しています。

医療サービスへのアクセス向上

当社は、医療サービスへのアクセス向上に貢献することを目指し、2030年度までに医療AI技術を活用した製品・サービスを世界196のすべての国に導入することを目標にしています。

復旧・復興支援活動

富士フイルムは、写真事業を創業の原点としてきた当社ならではの活動として「写真救済プロジェクト」をはじめ、地震や水害などの自然災害が発生した地域の復旧・復興支援活動に取り組んでいます。

写真救済プロジェクト

2011年に発生した東日本大震災において、東北沿岸部を中心に甚大な被害をもたらした大津波により、泥まみれになってしまった写真プリントを救済すべく、富士フイルムは被災地での写真プリント洗浄のノウハウの提供や、ポケットアルバムの提供など、さまざまな活動を行ってきました。
近年の異常気象により、台風・豪雨被害の件数は格段に増えており、そのたびに現地で写真救済活動が行われています。そうした各地での活動では、当社がお伝えしたノウハウに現場の経験をベースにした新たな知見が加わっているだけでなく、東日本大震災の時に活動された NPOの皆さまの精神と連携が脈々と受け継がれています。

「写真の力」で能登地方の復興を支援

2024年11月、国内でイメージングソシューション事業を展開する富士フイルムイメージングシステムズは、地震や豪雨災害に見舞われた石川県能登地方の復興支援活動として、「写真幸福論 一生モノのフレーム店」のイベントを石川県輪島市で開催しました。「写真幸福論」は富士フイルムグループが展開する、「写真撮影」や「写真プリント」を通じて人生の幸福度を高めるためのプロジェクトです。今回のイベントはこのプロジェクトの一環として開催され、イベントには約20名の被災された方々が参加しました。大切な写真をお持ちいただき、それぞれの写真に込められた想いをヒアリングしながら、最適なフォトフレームを提案、額装して作品に仕上げるサービスを提供することで、多くの笑顔が生まれるひとときとなりました。

コンシェルジュとして参加者のお話を聞きながら額装を提案する社員

コンシェルジュと話しながら、フレームの色やサイズを選び、額装された写真を笑顔で手にする参加者のお二人