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日本

導入事例印刷会社・図書印刷様/技術開発本部

増え続ける印刷物データをテープストレージで
安全・効率的に長期保管

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データ出し入れ時間・作業負荷、保管コストが大幅に低減

近年、データの長期保管手段として、さまざまな業界で「テープを活用したストレージシステム」が注目され、導入が進んでいる。テープストレージはディスクメディアに比べ、「耐久性が高く長期保管性に優れる」「オフライン保管によりウイルス攻撃などのリスクを回避できる」「常時通電の必要がなくランニングコストを抑制できる」などのメリットがある。このテープストレージを印刷業界でいち早く採り入れたのが図書印刷だ。

具体的にどんなメリットが得られているのか。導入に至った経緯なども含め、技術開発本部 技術開発部 製造システムグループ 係長・井原 美奈子氏に伺った。(取材:2021年11月)

課題

新たなデータ保管方法については、7~8年前から検討を進めていたが、当時は、オンプレミス(自社導入)サーバーでの保管を考えていたという。しかし、すべての在版データを収めるには、10台以上のサーバーが必要となり、コスト的にもスペース的にも実現が難しかった。
「最近になって、ディスクの大容量化や書き込み速度の高速化も進み、サーバーへの移行も現実味を帯びてはきたのですが、5~6年ごとにディスクを更新しなければならないのがネックでした。そのたびにデータを新しいディスクにコピーするとなると、それだけで何カ月もかかってしまいます。その間にもデータの保管や引き出しは頻繁に発生するので、やはり現実的ではなく、サーバー保管は断念しました」

導入企業情報

図書印刷株式会社
●代表者 代表取締役社長 川田 和照 氏
●創業    1911年(明治44年)3月17日
●本社所在地 東京都北区東十条三丁目10番36号
●URL:https://www.tosho.co.jp/
●従業員数 1,276名(グループ合計1,602名)※2022年4月30日現在
創業以来、印刷のエキスパートとして情報産業の発展に寄与。ペーパーメディアで培った技術を軸に、「情報デザイン事業」(出版印刷分野・マーケティング分野)と「教育ソリューション事業」(出版事業・法人研修事業・留学事業)を展開している。