印刷データの変更のみで「包材切り替え」が不要に!
ダウンタイム削減はもちろん、出荷直前の表示変更も可能に
食品や医薬品、化粧品などパッケージ入りの製品には、「フレーバー違い」「容量違い」などの製品を、1つの充填・包装ラインで作るケースが多くあります。そこで生産のボトルネックになりやすいのが、製品ごとの「包材の準備・切り替え」です。
例えば、下記のような方法で製品の製造を行っている皆さんは、お心当たりのある方が多いのではないでしょうか。
- 「フレーバー・種類」の違う製品を同一ラインで包装
- 同一製品の「重量・充填量違い」を同一ラインで包装
- 仕向け地ごとに「一部表示違い」の製品を同一ラインで包装
通常、包材は包材メーカーが製造し、食品メーカーなどのブランドオーナーはその包材を大量に在庫して充填・包装で使用しています。上記のケースでは、生産ラインでの製品切り替えのたびに、包材も切り替える必要があります。
しかし、ここにインクジェット印刷をインライン化し、包材への印刷を充填・包装の直前にできれば、包材切り替え工程がなくなり、ダウンタイムの削減が期待できます。
従来工程
インライン印刷で効率化した工程
さらに、印刷データに関する包材メーカーとのやりとりが不要になり、包材の在庫管理もシンプルになります。
また、突然の状況変化による一部印刷の変更にも、フレキシブルに対応することが可能になります。例えば、野菜などを使った製品で、天候変化により急きょ別の産地の野菜に切り替える際にも、産地表示変更が簡単に行えます。
充填・包装直前の印刷で、段替えを無くすことにより期待できる効果とは?
1.ダウンタイムの削減
2.調達包材の共通化による在庫削減
3.急な表示変更への対応
充填・包装ラインでのインクジェット印刷実現を支援するFIIS
富士フイルムは、自社でプリントヘッド・インクを開発製造しており、その技術をベースにさまざまな分野に向けてインクジェットプリンターを上市してきました。こうした技術やノウハウを駆使して、お客さまごとのニーズや環境に合わせてカスタマイズしたインクジェットプリントシステムの導入を支援するのが、FUJIFILM Integrated Inkjet Solutions「FIIS」です。
貴社の生産ラインに合わせたインクジェットシステム開発をご検討の際には、ぜひ当社までお気軽にお問い合わせください。