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日本
中外テクノス社集合写真

導入事例中外テクノス株式会社

中外テクノス株式会社

企業プロフィール

会社名

中外テクノス株式会社

業種

総合検査会社(技術サービス業)

従業員数

1,012名

本社所在地

〒733-0013 広島市西区横川新町9番12号

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事例の詳細

事業内容を教えてください。

当社は1953年に医療用レントゲン装置の修理・販売を行う会社として創業しました。高度経済成長期には、拡大する工業地帯のプラント非破壊検査を開始し、今日まで「総合検査会社」として発展してきました。現在は国内のみならず、ベトナムやインドネシアでも非破壊検査サービスを展開しています。

デジタルRTシステム導入前はどのような課題を感じられていましたか

デジタルRTシステムを導入する前はフィルムを使用して検査を実施していました。検査対象物に異常があった際には、フィルムと観察機を持参して直ちにお客さまの事務所へ説明に伺う必要がありました。現像時間に加えて移動時間も発生しますので、その点は課題に感じていました。
また、撮影したフィルムはお客さまへ納品します。一度の工事で何千枚という撮影をすることもある中で、お客さまからフィルムの保管スペースがすぐ一杯になり、管理が大変であるという相談を受けることもありました。

構造物エンジニアリング事業部 清水晃彦 さま
(社団法人 日本非破壊検査協会認定 レベル3保持者)

導入後の効果を教えてください

配管の肉厚計測にかかる時間が大幅に効率化されました。
以前当社の技術者6名を対象に、フィルムを使用した場合とCRを使用した場合で比較を行ったところ、フィルムの場合は1人あたり1日(8時間換算)に作業可能な枚数は平均25枚でしたが、DynamIx HR²を使用した場合は、1日に平均60枚の画像の計測を行うことができました。
スケッチが不要になったうえ、「きず」の計測もモニター画面上で拡大・縮小しながら簡単にできるので、計測に要する時間が短縮され計測精度が向上しました。
さらに、フィルムを使用していた際は検査対象物に不具合があった場合、お客さまを訪問する必要がありましたが、現在はデータをメールで納品し、電話で説明するだけで済むため、報告にかかる時間も削減されました。
また、イメージングプレートは繰り返し使用可能であり、現像に使用する薬品の購入も必要なくなるので投資対効果は高かったと感じています。

最新のソフトウェアである「DynamIx VU5.0」について、ご感想を聞かせてください

当社は旧機種FCRのAC-7システムを約15年前に導入しました。長年御社のFCRシステムを利用していますが、「DynamIx VU5.0」は非常に使い勝手が良いと感じています。
新たに「自動画像処理機能」が搭載されたことにより、肉厚差の大きな対象物も一回の撮影で鮮明な画像を得られるようになりましたし、「ガイドつき計測」のツールがあることで配管の肉厚を正確に計測できるようになりました。そのほかにも計測した数値を簡単に動かせたり、選びたいツールが選択しやすいなど、個人的には、「痒い所によく手が届く」ソフトウェアだなと感じています。

検査員がPCで操作している写真

さらなる活用や今後の取り組みについて教えてください

現在当社では配管の溶接検査はフィルム、減肉確認ではCRを用いて検査を行っています。
D-RTの規格であるJIS Z 3110が2017年に制定され各規格における整備も進んでいる中で、今後は減肉検査だけではなく溶接線の検査にもD-RTを検討していきたいと考えています。また、CRに限らずDDAの導入も視野に入れD-RTの強化を図っていきます。
最後に、今後のD-RTが種々の産業分野で広く適用され、普及することを期待しています。

導入ソリューション

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