このウェブサイトはクッキーを使用しています。このサイトを使用することにより、プライバシーポリシーに同意したことになります。

日本

導入事例大野 善史 技師 : 小牧市民病院 診療技術局臨床検査科 技師長補佐

効率的な検査室レイアウトと生理検査を統合管理する医療情報システム

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

愛知県の尾張北部医療圏における急性期医療を担い、地域医療支援病院の指定を受ける小牧市民病院。
2019年5月の新病院開院を経て、より高度で質の高い医療を提供するなか、臨床検査科は検査室のレイアウト変更と総合生理検査システム「NEXUS」を組み合わせた新システムにより、生理検査の効率化を実現している。

新病院の“効率化”を担う連携性の高い医療情報システム

貴院の概要について。

当院は愛知県の尾張北部医療圏の基幹病院であり、2012年度にはDPC特定病院群の適用を受け、大学病院本院群に次ぐ高度で質の高い医療提供に努めてきました。50年以上にわたり地域医療を担ってきた当院は、2019年5月に新病院開院という大きな節目を迎えました。高度化する医療への対応と医療環境・職場環境の改を目的に、高度医療機器の導入や手術室の増室など、より高い水準の医療提供体制へと整備しました。

「NEXUS」の導入経緯は。

新病院の開院にあたり、生理検査領域を1フロアに集約し、受付部門と検査部門を切り離したレイアウトを採用しました。これにより、技師をはじめとしたスタッフの業務効率の向上が見込めましたが、さらなる効率化を目指すには、「検査の進捗管理」と「受診患者のコントロール」との連動が不可欠だと考えました。そこで生理検査システムの導入を検討し、旧病院時代から富士フィルムのレポートシステムを運用してきたことから、「NEXUS」が候補に挙がりました。レポーティングテンプレートがカスタマイズ可能で使いやすく、「進捗管理機能」が搭載され、親身なサポートが期待できる点に優位性を感じました。加えて、装置メーカーを問わず接続できるマルチベンダ性が重要な決め手になりました。当院はPACSや統合診療支援システムが富士フイルム、電子カルテや診断情報システムが他社、という構成のため、複数の管理システムを導入すると手間とコストがかかることから、ひとつの生理検査システムでメーカーを問わずスムーズに連携できる「NEXUS」が最善の選択肢だと判断しました。

生理検査全体をリアルタイムで管理し、技師・患者が連動する動く検査体制を確立

「SYNAPSE」を活用したViewerの使用感は。

大野技師 導入当初は慣れるまで多少時間を要しましたが、現在は違和感なく操作できています。エコーの画像と動画をひとつのサーバーにまとめられ、計測漏れを画面上で確認できるのは便利です。「NEXUS」と「SYNAPSE」を組み合わせることで動画データの閲覧や、レポートの記載などをスムーズに行うことができ、診療・検査支援という観点では、十分機能していると思います。

“課題の見える化”を徹底し、生理検査のさらなる生産性向上を目指す

「NEXUS」に今後期待することは。

大野技師 生理検査を担当するスタッフは検査室外でも作業するため、院内各所の端末からデータベース検索や編集作業が行えるようになるとさらに利便性は高まるので、ぜひ検討いただきたいです。また、オーダー受付から検査結果までのワークフローを管理できる「NEXUS」の一元性は、生理検査にとどまらず様々な診療科の科内検査にも応用できるのではないでしょうか。

貴院の将来展望は。

大野技師 今後、生理検査データを集約的に管理し、より効率的な検査業務につなげることが求められます。そのためにも、「NEXUS」を活用して生理検査全体のボトルネックを可視化・解消し、生産性の向上に邁進していきたいです。

システム構成図

本記事の関連資料をダウンロード
  • NEXUS生理検査ソリューションのカタログ
  • 本記事のPDFデータ
  • 生理検査部門システム導入準備マニュアル
  • 生理検査部門システム導入チェックシート