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日本
日野みんなの診療所 理事長 土方 利之 氏と「富士ドライケムNX700」​

導入事例日野みんなの診療所

地域の健やかな暮らしを支える一般外来・往診・救急診療の検査を
富士フィルム製品のワンストップ体制で実現

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

生まれ育った東京都日野市に「困ったときいつも相談できる診療所」をつくることを目標に医師として経験を積み、2022年4月に日野みんなの診療所を開業。
一般外来、訪問診療、救急診療、リハビリなどの分野を通じて地域住民の健やかな暮らしを支えている同院は、患者さんの心情に寄り添った診療を実践しており、生化学検査で「富士ドライケムNX700」を運用し、日々の円滑な診療につなげている。

POINT
  1. 開業準備~機器選定~運用~アフターサービスまで、富士フイルムのワンストップ体制で実現
  2. 「富士ドライケムNX700」の導入により、生化学検査結果の即日発行と手厚い診断説明
  3. 微量検体で測定可能な「富士ドライケムNX700」を導入し、患者さんの採血負担を軽減

日野みんなの診療所
土方 利之 理事長

開業の想いを共有した富士フイルムに機器・システム選びの進言を依頼
臨床化学分析装置「富士ドライケムNX700 」を導入した経緯は。

土方氏 365日体制で一般外来のほか、救急診療、訪問診療に対応しているので、その場で診察・診断ができる、そのための検査結果が出せるというのが一つの課題でした。院内で迅速に結果を得られる生化学検査装置を探すなかで、富士フィルムから「富士ドライケムNX700」を提案いただきました。富士フイルムは、私の開業に込めた想いに共感して、あらゆる面でサポートしてくれました。その真摯な姿勢に惹かれて、提案いただいた「富士ドライケムNX700」を第一候補として検討しました。
 私個人は生化学検査装置に特別なこだわりがなく、検査精度や測定速度などの本質機能が一定水準に達していれば十分だと考えていました。生化学検査装置が数あるなかで「富士ドライケムNX700」を導入した決め手は、微量検体で測定できることです。特に小児科を設ける上で、患者さんの検体採取にかかる負担を緩和できるのは大きなメリットだと感じました。

日野みんなの診療所
住 所 東京都日野市東豊田2-16-3
設立年 2022(令和4)年

検査結果の当日報告が患者さんの不安を解消する、患者さんファーストの診療を実現
「富士ドライケムNX700」の運用状況は。

臨床化学分析装置「富士ドライケムNX700」

土方氏 診療科を問わず生化学検査が必要な際に運用しています。子どもからお年を召した方まで幅広く来院するため、小さいお子様の血液検査、高脂血症や糖尿病の定期検診、救急患者さんや急性疾患患者さんの診断など運用シーンは様々です。「富士ドライケムNX700」で対応できる項目はすべて院内で検査します。

「富士ドライケムNX700」の使用感は。

土方氏 測定方法がシンプルでわかりやすいです。当院は看護師、救急救命士、ヘルプスタッフが状況に応じて生化学検査を行いますが、職種や経験値を問わず円滑に測定できます。また、試薬スライドは個包装になっており、1日あたりの検査数が20件に満たない当院においては、保管管理する上で助かっています。

「富士ドライケムNX700」の運用効果は。
日野みんなの診療所 理事長 土方 利之 氏​

土方氏 的確な診療の手助けになっています。私は“検査”というものを、「最適な診断・処置に導くひとつの指標」ととらえており、「富士ドライケムNX700」は生化学検査を行う症例でもれなくその役目を果たしております。例として、心筋梗塞、胆嚢炎、胆管炎、急性腎不全、高カリウム血症などが貢献した症例として挙げられます。
 「富士ドライケムNX700」は測定に時間がかからないので、患者さんは検査当日に検査結果を得ることができます。検査の迅速化は健康状態に不安を抱える患者さんにとって大きなメリットです。さらに、診療時の工夫として、データ+実検体の性状を見せるのは、患者さんへの説得カアップにとても良いと思います。例えば高脂血症でTG値が高値であった場合、即時データに加えて、患者さん自身の遠心分離後の乳びの強い検体を実際にお見せすることで、より健康状態と症状の理解を高めることに役立っています。

ミッション・ビジョンを貫き通して地域の安心・笑顔を守る存在に成長していく
日野みんなの診療所の将来展望は。

土方氏 今後さらに高まることが予想される地域の診療ニーズに応えるためにも、新施設の建築をはじめとした医療体制の拡張を推し進めたいです。将来的には医療分野にとどまらず、食事と住環境に関わる事業を並行して展開し、安心して笑顔で暮らせる地域づくりに多面的に携わることが目標です。
 当院が病院規模の医療体制に発展した段階でも、「富士ドライケムNX700」を変わらず運用するつもりです。分院での生化学検査など、各施設が連携した医療体制を築く上で同装置は必要だと考えています。

「富士ドライケム」シリーズ、富士フイルムグループに今後期待することは。

土方氏 「富士ドライケムNX700」の検査精度や測定速度などの基本性能には満足しています。生化学検査は日々行う業務だからこそ、複数項目の試薬スライドをセットにした製品などで、業務効率を向上させる改良が進むと、さらに有意義な検査装置になるのではないでしょうか。
 富士フイルムには二人三脚で開業を支援いただき、全身用X線CT診断装置「Supria Optica」超音波画像診断装置「SonoSite Edge II」など様々な機器・システムも毎日の診療に貢献しています。これからも当院の挑戦に寄り添うパートナーとして、人間味あふれる親身なサポートを期待しています。

全身用X線CT診断装置「Supria Optica」

開業を志す医療従事者さまにメッセージを。

土方氏 ミッション・ビジョンを明確にすることをおすすめします。「どのような施設にしたいのか」「どのような使命感で医療を行いたいのか」という想いをミッション・ビジョンに反映し、ぶらさずに徹底することが重要です。一人だけで思い描く医療を実現することはできません。ミッション・ビジョンに共感して体現するスタッフを一人ひとり増やしていくことができれば、理想とする医療施設へと成長していくと私は信じています。

NX700
販売名

富士ドライケム NX700

承認番号

14BlX10022000125

製造販売業者

富士フイルム株式会社

Supria Optica*
販売名

全身用X線CT診断装置 Supria

認証番号

225ABBZXOOl27000

製造販売業者

富士フイルム株式会社

SonoSite Edge II
販売名

SonoSite Edge II シリーズ

認証番号

229ADBZI00008000

外国指定高度管理医療機器製造等事業者

FUJIFILM SonoSite, Inc.

選任製造販売業者

富士フイルムメディカル株式会社

  • * Supria Opticaは、全身用X線CT診断装置Supriaの64列検出器、かつ2MHUのX線管装置を搭蔵したモデルの呼称です。
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