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DQEが向上したCALNEO Flow Cslシリーズがポータブル撮影の低線量化に貢献

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

田中 久善 氏(左)古西 健太 氏(右)

広島赤十字・原爆病院
中央放射線科技師長 田中 久善 氏
中央放射線科 古西 健太 氏

地域の中核病院として地域医療支援病院、地域がん診療連携拠点病院、災害拠点病院等に指定されている広島赤十字・原爆病院。
「FUJIFILM DR CALNEO Flow」の画質の評価や使用感などについてお話をうかがった。

CALNEO Flowを導入した経緯は。

田中氏 当院では感染症病棟内の撮影はCRで運用していたので撮影毎、カセッテ毎に消毒作業を行った後、放射線科への運搬と読取処理が必要でした。そこで今回の新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、ポータブル撮影機器の感染対策と撮影業務の効率化を図るためにCALNEO Flowを導入しました。

高画質タイプのCシリーズを選んだ理由は。

古西氏 当院は高齢者の方や重症の方など、息止め困難な患者さんをポータブルで撮影する機会が多く、撮影タイマーを短くしたいと考えていました。そこで従来よりも低線量撮影での撮影が期待できるCシリーズを選びました。

CALNEO Flowの画質は。

古西氏 従来のCALNEO Smartと比較すると、肺野の末梢血管がよく見えるようになり、心臓の裏等のノイズが低減した印象があります。そして、ファントムを用いた検証の結果、当院ではCALNEO Flowでは線量を20%下げても従来と同等の画質が得られると分かったため、現在は線量を下げてポータブル撮影を行っています。

田中氏 検像をしていても、CALNEO Flowで撮った画像はかなり画質が向上していると感じています。

軽量性は。

古西氏 高画質タイプのCシリーズでも十分に軽く、使用した技師は全員「軽い」と驚いていました。当院は女性技師がポータブル撮影を行うことも多いので、CALNEO Flowの軽量性にはとても助けられています。

使い勝手は。

古西氏 パネル側面の構造が改良されたこと、裏面の滑りが良くなっていて、挿入性が向上したと実感しています。また、裏面のすべり止め部分も長くなり、持ちやすくもなりましたね。感染対策の観点では、撮影面の段差が無くフラットになったことで、消拭消毒もしやすくなりました。

小型アクセスポイントが不要になった点は。

古西氏 モバイルコンソールとパネルだけで撮影が出来るので、持ち運びがとても楽になりました。また、以前は移動中にケーブルを接続しているUSBポートをぶつけないように気を付ける必要がありましたが、そういった心配もなくなりました。

防塵•防水については。

田中氏 心強いと思います。濡れている方や土や砂がついている急患の方などを撮影するときもそうですが、災害時に使用することも視野にいれていますので、そうした万が一の際の使用にも耐えられるというのは非常に安心感があります。

在籍する技師全員が小型アクセスポイントが不要になったことで持ち運びが楽になり、挿入性も良くなったと好評を得ている。

  • * DQE:Detective Quantum Efficiencyの略。X線情報を検出システムがどの程度無駄なく捕捉して画像に役立たせているかの尺度。DQEが高いほど高画質な画像が得られ、低線量化が可能となる。