このウェブサイトはクッキーを使用しています。このサイトを使用することにより、プライバシーポリシーに同意したことになります。

日本
ホーム 医療関係の皆さま 薬局・健康支援 監査・識別支援システム 一包化監査支援システム PROOFIT 1D Ⅱ 導入事例 総合相模厚生病院さま 急性期病床225床に向けて一包化薬を監査 薬剤師の作業効率向上と精神的負担の軽減を実現

導入事例総合相模厚生病院

急性期病床225床に向けて一包化薬を監査
薬剤師の作業効率向上と精神的負担の軽減を実現

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

一包化監査支援システムPROOFIT 1D Ⅱ病院仕様(本文中は1D Ⅱと記載)を、2023年5月からご利用いただいている総合相模更生病院(神奈川県相模原市)。一包化薬の読込速度や検出精度を向上させた最新機種について、導入の目的や使用感、これからの運用方法などを、総合相模更生病院 薬剤部長 稲葉 健二郎さんに伺いました。

総合相模厚生病院 薬剤部長 稲葉 健次郎さんとPROOFIT 1D Ⅱの写真​

薬剤の一覧表示や刻印強調など、視認性を追求した機能が薬剤師をサポート

1D Ⅱを導入した背景と、導入による効果を教えてください。

総合相模更生病院は、JR相模原駅に隣接する一般急性期病院として、地元の方々を中心に、信頼される医療を提供しています。私が部長を務める薬剤部も、医師と患者さんの間に立って地域に貢献することを目指し、薬剤師の質を高める努力を続けています。
日々の業務の中で、改善の必要性を認識していたのが、薬剤師の目視だけで行う一包化薬の監査業務です。薬剤をチェックするスピードを上げることが薬剤師の重要スキルとされるような作業内容に違和感を覚えていました。
1D Ⅱが優れているのは、一包化した薬剤を一錠ずつ判定し、モニターに一覧表示してくれる点です。例えば、貯金箱からコインを出して数えるとき、コインの種類ごとに表裏もそろえて選り分けると、確認が楽になります。1D Ⅱも同じように、薬剤の種類や数を整列して見せてくれるため、一目瞭然で監査ができます。薬剤の過不足や間違いがあれば瞬時に確認でき、修正も簡単です。

持参薬の監査業務にも活用して、地域に安心と安全を届ける薬剤部に

1D Ⅱの今後の活用について教えてください。

地域医療に力を入れていく中で、入院患者さんが持参する一包化薬を、1D Ⅱでチェックする仕組みをつくりたいと考えています。当院では、持参薬の情報を処方箋として入力しているので、そのデータを読み込めば、1D Ⅱを使って改めて監査することができます。加えて、持参された一包化薬は薬袋の大きさやラベルの表記がさまざまなので、分包し直して体裁を整えることで、患者さんに与薬する看護師の作業をスムーズにできるとも考えています。
薬剤師が自身の能力を磨くために近道はなく、日々の地道な努力が不可欠です。ただし、「薬剤に間違いがないか確認する」「見にくい刻印を判読する」などの単純作業は、可能な限り機械に任せるべきであり、そうすることで、知識や技術を深めるための余裕が生まれるのではないでしょうか。1D Ⅱの運用を続けていくことで、服薬指導や安全管理など、薬剤師が患者さんのために使える時間がさらに増えることを期待しています。

本記事の関連資料をダウンロード
  • 「一包化監査支援システム PROOFIT 1D Ⅱ」のカタログ
  • 本記事のPDFデータ