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ホーム 医療関係の皆さま 薬局・健康支援 監査・識別支援システム 一包化監査支援システム PROOFIT 1D Ⅱ 導入事例 田宮病院さま 一包あたり最大13錠、月5万包の入院処方 精神科病院の膨大な一包化薬の監査業務を効率化
田宮病院 診療技術部 薬局 薬剤長代行 佐合 絵里さんとPROOFIT 1D Ⅱの写真 ​

導入事例田宮病院

一包あたり最大13錠、月5万包の入院処方
精神科病院の膨大な一包化薬の監査業務を効率化

このコンテンツは医療従事者向けの内容です。

一包化監査支援システムPROOFIT 1D Ⅱ(以下、1D Ⅱ)を、2025年3月に新潟県の病院として初めて導入していただいた、田宮病院(新潟県長岡市)。運用の効果や今後の期待について、田宮病院 診療技術部 薬局 薬局長代行 佐合 絵里さんに伺いました。

病床数が多く薬剤も多種 精神科病院の監査業務を1D Ⅱが改善

1D Ⅱを採用した経緯を教えてください。
田宮病院 診療技術部 薬局 薬剤長代行 佐合 絵里さんとPROOFIT 1D Ⅱの写真 ​

田宮病院は、精神医療の専門病院として、医師や看護師、薬剤師、心理士などが協力し合い、患者さん一人ひとりに寄り添った、きめ細やかな医療を提供しています。
薬局では、患者さんの安全を最優先に考え、445床全ての入院処方を一包化しています。その数は、処方箋1枚あたり1日4回・7日分を基本とし、1週間で約1万2,500包、ひと月に換算すると約5万包に上ります。
精神科の患者さんは、身体疾患のある方も多く、処方薬の種類や数が増える傾向があり、1包の中に12~13錠が収められることも少なくありません。さらに、当院では精神科以外の薬剤は1規格のみ採用しているため、0.5錠や0.25錠*に分割した薬剤が1包に2つ前後含まれる場合もあります。
こうした膨大かつ複雑な一包化薬の監査業務に加え、職員の退職が見込まれたため、人員補完の側面も含めて、1D Ⅱを導入するに至りました。

  • * PROOFIT 1D Ⅱは、0.25錠の照合には対応していません。

拡大表示や連続読み込み機能が薬局の業務最適化を後押し

1D Ⅱへの期待や今後のビジョンを教えてください。

1D Ⅱの運用により、服薬指導や処方提案などに充てる時間を確保することが理想です。監査業務の負担が軽減されれば、病棟での患者さんへの対応や医師への提案、またチーム医療への関与など、より価値の高い取り組みに注力できると考えています。
また、1D Ⅱの処理速度が向上すれば、外来処方の監査にも活用の幅を広げていきたいですね。そうなれば、入院から外来まで一貫した薬剤管理により専念でき、再入院や再発の予防も強化できます。患者さんに、継続的に親身に関わることこそ、院内調剤の強みであり、私たち薬剤師に課せられた使命だと感じています。

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