富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤禎一)は、神奈川事業場足柄サイトに約50億円を投じてinstax™“チェキ”フィルム(以下、チェキ™フィルム)の生産設備を増強します。当社は、instax™“チェキ”シリーズの世界的な需要拡大に対応するため、チェキ™フィルムの生産能力増強を継続的に進めています。今回増強する生産設備は、2026年春より順次稼働させ、2026年秋以降にフル稼働する予定です。フル稼働後の生産能力は2025年度に対して、約1割向上します。
日本で“チェキ™”の愛称で親しまれているinstax™は、1998年の発売以来、時代の変遷とともにトレンドや最新技術を取り入れた製品開発で進化を続ける、世界100カ国以上で展開するグローバルブランドです。instax™“チェキ”シリーズはアナログインスタントカメラから、ハイブリッドインスタントカメラ、スマホプリンター、手のひらサイズカメラと製品ラインアップが広がっています。また、オリジナルデザインのテンプレートで撮影・プリントできるイベント用アプリ「instax Biz™」の展開により、ビジネス用途へと利用シーンが拡大しています。これらにより、instax™“チェキ”シリーズの需要は世界的に伸びており、2024年度末に当社からの累計販売台数が1億台を突破しました。
当社は、世界的な需要拡大に対応するため、2022年以降、チェキ™フィルムの生産設備への投資を継続的に実施しています。2022年に発表した約20億円の投資、2023年に発表した約45億円の投資と今回の投資を合わせると、直近のチェキ™フィルム生産設備への累計投資額は約115億円に達し、チェキ™フィルムの生産能力は2022年度比約5割増となります。
当社は、これからも、写真のもつ無限の可能性を追求し、“撮ったその場で、すぐにプリントが楽しめる” instax™の世界を広げ、写真の価値と楽しみを広めていきます。
- 会社名
富士フイルム株式会社 神奈川事業場足柄サイト
- 所在地
神奈川県南足柄市中沼210
- 総投資金額
約50億円
- 主な投資内容
チェキ™フィルム生産ラインの増設、付帯設備など
- 稼働開始時期
2026年春より順次稼働


1. チェキ™フィルムには銀塩写真の現像からプリントができ上がるまでの仕組みが詰め込まれています。
2. 厚さ数十マイクロメートルのフィルムは、感光部分など18層で構成され、カメラのレンズを通った光の色に応じて異なる色の層が反応し、色が重なり合って画像を作り出します。
3. カメラからフィルムが出てくる時、現像液の袋が破れ、液がフィルム全体に広がることで化学反応が始まります(現像)。緻密に設計されたローラーの動きが現像液をフィルム全体に均一に伸ばします。
4. 余った現像液はフィルム上部の白いフレームに吸収されます。その間も現像が進み、写真が約90秒でじわじわと浮かび上がります。
- * instax、チェキ、およびinstax Bizは富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
- * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。













