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富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、腰椎・大腿骨・前腕*1の骨密度を測定するX線骨密度測定装置「FBD Coaccula(エフビーディー コアキュラ)」を富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川原 芳博)を通じて8月26日より発売します。
X線骨密度測定装置は、X線を用いて骨密度を測定し、骨粗しょう症の早期発見や骨折リスクの評価に活用される検査装置です。今回の新製品「FBD Coaccula」は、AI技術*2を活用して開発した自動解析機能「ワンクリック解析」によって検査ワークフローを効率化することと、スキャン(撮影)速度を現行機である「ALPHYS LF(アルフィス エルエフ、以下、現行機)*3」の2倍に高速化することで、検査時間の大幅な短縮を実現しています。
X線骨密度測定装置「FBD Coaccula」
国内の骨粗しょう症の患者数は、40歳以上で約1,590万人*4と推定されています。一方で、実際に治療を受けている患者は約138.7万人*5にとどまっていることから、多くの未診断・未治療患者がいると考えられています。骨粗しょう症は、進行しても自覚症状がほとんどないため、骨折を機に発見されるケースが少なくありません。特に高齢者における大腿骨骨折や脊椎圧迫骨折は、要介護状態につながるリスクを高めることが知られています。そのため、骨密度測定などを行う骨粗しょう症検診で骨粗しょう症を早期に発見・診断し、適切な治療につなげることが重要です。
今回発売する「FBD Coaccula」は、AI技術を活用して開発した自動解析機能「ワンクリック解析」による検査ワークフローの効率化と高速スキャンにより、骨粗しょう症の診断や骨折リスクの評価に必要な骨密度検査時間を大幅に短縮し、医療従事者と被検者の負担軽減に貢献するX線骨密度測定装置です。スキャン画像を解析して骨密度を正確に測定するためには、スキャン画像から骨と筋肉や脂肪などの軟部組織を識別し、測定対象となる骨の範囲などを適切に設定する必要があります。そのため骨密度測定では、医療従事者が複数の設定や調整を行う必要がありました。
「ワンクリック解析」は、腰椎および大腿骨の骨密度の解析において、解析範囲の設定、骨と軟部組織の分離、計測する部位の設定を自動で行います*6。さらに、同一被検者の二回目以降の検査・解析においては、前回の解析時と同じ条件を適用可能。同条件で解析することで、前回の検査からの違いを簡単に確認できるなど、経過観察に適した骨密度測定を実現します。また、スキャン時間を、標準的な体格*7の被検者において腰椎を20秒、大腿骨を10秒と現行機の半分の時間に短縮しました。
富士フイルムは、今後もさまざまな医療現場のニーズにこたえ、医療の質・効率の向上、被検者の負担を軽減し人々の健康維持・増進に貢献していきます。
- *1 オプションの前腕キットが必要。
- *2 AI技術のひとつであるDeep Learningを用いて開発した。導入後に自動的に装置の性能・精度が変化することはない。
- *3 販売名:X線骨密度測定装置 ALPHYS LF 認証番号:230AABZX00024000
- *4 出典:日本骨粗鬆症学会 日本骨代謝学会 日本骨粗鬆症財団「骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン2025年版」
- *5 出典:厚生労働省「令和5年患者調査 傷病分類編」II結果の概要
- *6 操作者は設定を確認し、必要に応じて修正する必要がある。
- *7 日本肥満学会の「普通体重」の基準で、BMI 18.5以上25未満。
記
X線骨密度測定装置「FBD Coaccula(エフビーディー コアキュラ)」
(販売名:X線骨密度測定装置 FBD-2600 医療機器認証番号:308ABBZX00002000)
2026年8月26日
「ワンクリック解析」は、腰椎および大腿骨の骨密度の解析時に、解析範囲の設定、骨と軟部組織の設定、計測する部位の設定を自動で行う機能*8。現行機は、腰椎の椎間線の設定のみで自動解析が可能でしたが、腰椎に加えて大腿骨にも適用範囲を拡大し、自動解析できるプロセスも拡充。検査ワークフローの効率化に貢献します。
「ワンクリック解析」を活用することにより、現行機と比較して検査時間を大幅に短縮
同一被検者の二回目以降の検査・解析においては、前回の解析時と同じ条件を適用可能。適用範囲を大腿骨から腰椎まで拡大し、解析範囲の設定、軟部組織の設定、骨部の設定、各部位の設定をコピーして適用できます。同条件で解析することで、前回の検査からの違いを簡単に確認できるなど、経過観察に適した骨密度測定を実現します。
標準的な体格の被検者の場合、スキャン時間を腰椎20秒、大腿骨10秒と現行機の半分の時間に短縮しました。さらに、スキャン対象である腰椎以外の領域では、X線発生装置と検出器を高速で移動させる機能「スルースキャン」を搭載することで検査時間を短縮し、被検者の負担軽減に貢献します。
「FBD Coaccula」とX線撮影装置の撮影台を組み合わせて使用することで*9、既存のX線撮影室を有効活用した省スペースでの設置が可能です。新たに専用の検査室や大規模な設置スペースを確保する必要がなく、限られたスペースでも導入しやすいコンパクトな設計です。
「FBD Coaccula」とX線撮影装置の撮影台の組み合わせ設置イメージ
- *8 操作者は設定を確認し、必要に応じて修正する必要がある。
- *9 組み合わせ可能なX線撮影装置の撮影台には仕様の条件がある。
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部
- * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。













