このニュースリリースは、報道機関向けに発信している情報です。
富士フイルムメディカル株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:川原 芳博)は、自治体の対策型がん検診*1における二次読影*2の業務効率化を支援するクラウドシステム「SYNAPSE PCS(Population-based Cancer Screening)」を2026年11月4日より発売します。「SYNAPSE PCS」は、胃がん検診と肺がん検診に対応した*3クラウドサービスで、自治体と検診を実施する医療機関、二次読影を担う医師会などの機関をクラウドでつなぎ、検診画像や問診情報の登録から、二次読影、判定結果の共有・結果報告まで、がん検診に必要な情報を一元管理します。これにより、二次読影業務の効率化と関係機関間の円滑な情報連携を支援し、自治体におけるがん検診業務のDX推進に貢献します。
自治体が住民向けに実施するがん検診は「対策型がん検診」とよばれ、住民の健康維持やがんの早期発見・早期治療に重要な役割を果たしています。一方で、検診対象者の増加に伴い、検診画像を確認・判定する医師の不足や、検診種別ごとに異なる煩雑なシステム運用などにより、業務負荷の増加が課題となっています。特に40歳以上を対象に毎年の受診が推奨されている肺がん検診では、検診画像を複数の医師で確認・判定する体制の整備が求められることから、地域や施設を超えて検診画像や判定結果を安全にスピーディーに共有し、二次読影を効率的に行える仕組みが求められています。
当社は、2017年から対策型胃内視鏡検診向けクラウドサービス「ASSISTA Medical checkup-ES(以下、AMCES)」を提供開始。現在までに全国149の自治体に採用され、これまでに累計約49.2万人の検診の運用を支援しています。自治体、検診を実施する医療機関、二次読影を担う医師会などの関係機関をクラウドでつなぎ、検診画像や問診情報の登録から、複数の医師による判定確認、結果報告の共有まで、一連の業務の効率化を支援してきました。
今回発売する「SYNAPSE PCS」は、「AMCES」で培った知見を生かして開発した、対策型がん検診のDXを支援する新たなクラウドシステムです。従来の胃内視鏡検診に加え、新たに肺がん検診(胸部X線)にも対応し、検診画像や判定結果などの情報を同じクラウド基盤で管理できるようにしました。これにより、自治体や医療機関などの関係機関が、検診画像や判定結果を、場所や時間を問わずに共有できる環境を構築し、二次読影業務の効率化を支援します。
当社は今後も対応検診種別の拡充を進めるともに、AI技術や画像診断機器、医療ITソリューションとの連携を強化し、検診業務全体の効率化と質の向上を支援するソリューションの提供を通じて、がん検診のさらなる普及と地域医療の発展に貢献していきます。
- *1 市区町村が健康増進法に基づく健康増進事業で行っている住民検診。
- *2 がん検診などで撮影した画像を、最初の判定を行った医師とは別の医師が再度確認・判定すること。見落とし防止や判定精度の向上を目的として行われる。
- *3 SYNAPSE PCSは、胃がん検診の内視鏡検査および肺がん検診の胸部X線検査を対象としたクラウドシステムです。
記
対策型がん検診クラウド読影システム「SYNAPSE PCS」
本装置は医療機器ではありません。
2026年11月4日
「SYNAPSE PCS」は、従来「AMCES」で提供していた胃がん検診(内視鏡)に加え、新たに肺がん検診(胸部X線)にも対応しました。これにより、検診種別ごとに異なるシステムで管理されることが多かった検診画像、問診情報、判定結果などの情報を、同一のクラウド基盤上で一元的に管理することが可能になります。
対策型がん検診では、検診種別ごとにシステムや運用フローが分かれているケースが多く、情報管理や運用負荷が課題となっています。「SYNAPSE PCS」は、異なる検診種別のデータを統合的に管理することで、煩雑な業務フローの標準化や関係機関間の円滑な情報共有を支援し、自治体や医療機関における健診業務のDXと業務負荷軽減に貢献します。
対策型がん検診では、受診率向上に向けた取り組みが求められており、限られた人員で効率的かつ効果的な受診勧奨を実施することは、多くの自治体における課題となっています。
「SYNAPSE PCS」では、受診状況のデータをクラウド上で管理することで、自治体が検診の実施状況をリアルタイムに把握することができます。
また、検診ごとに過去の検査結果や精密検査結果、当年度の受診状況をリストとして出力することができます。自治体が保有する受診対象者情報と照合することで、一律的ではない、より効果的な受診勧奨を支援します。さらに、勧奨後の受診状況も把握できるため、施策の効果検証や改善にも活用できます。データに基づく受診勧奨のDXを支援することで、自治体による受診率向上に向けた継続的な取り組みを後押しします。
対策型がん検診では、多数の検診画像を効果的に確認し、正確に判定することが求められます。「SYNAPSE PCS」では、特定機能病院の7割以上で導入されている「SYNAPSE SAI viewer」を読影ビューワとして標準採用しました。長年の画像診断支援で培った操作性や高いカスタマイズ性により、読影医は自身の業務スタイルに合わせて効率的に画像を確認することができます。
また、読影レポート画面とシームレスに連携することで、画像確認から結果入力までをスムーズに行うことができ、検診読影業務の効率化を支援します。
SYNAPSE PCSは、検診を実施する医療機関、二次読影を担う機関(医師会など)、自治体をクラウドでつなぎ、胃がん検診・肺がん検診の検診画像や問診情報、判定結果などの情報を一元管理します。
場所や時間を問わない効率的な二次読影環境の提供と、データ活用による受診勧奨を支援し、がん検診業務のDX推進に貢献します。
- *4 「SYNAPSE SAI viewer」は以下の医療機器を含む製品の総称です。
SYNAPSE SAI viewer用 画像表示プログラム
販売名:画像診断ワークステーション用プログラム FS-V686型 認証番号:231ABBZX00028000
富士フイルムホールディングス株式会社
コーポレートコミュニケーション部 広報グループ
富士フイルムメディカル株式会社
マーケティング部
E-mail:shm-fms-hansoku@fujifilm.com
- * 記事の内容は発表時のものです。最新情報と異なる場合(生産・販売の終了、仕様・価格の変更、組織・連絡先変更等)がありますのでご了承ください。













