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日本

2021年10月20日

従来モデルを刷新!新たな防振機構を搭載し、撮影機能の高いカスタマイズ性も備える

超高倍率107倍ズームの4K対応放送用レンズ「FUJINON UA107x8.4BESM」販売開始

大型液晶パネルを採用し、快適な操作性を実現するズームデマンドをあわせて発売

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、新たな防振機構と超高倍率107倍ズームを備え、撮影機能の高いカスタマイズ性も実現した4K対応放送用レンズ「FUJINON UA107x8.4BESM」(以下、「UA107x8.4」)の販売を2021年11月下旬より開始します。また、大型液晶パネルを採用し、快適な操作性を可能とするズームデマンド「FUJINON ERD‐50A-D01」(以下、「ERD-50A」)も、「UA107x8.4」とあわせて発売します。

「UA107x8.4」は、ご好評いただいている107倍ズームを実現した従来モデルを刷新したモデルで、「ERD-50A」との組み合わせで4K映像の撮影を快適に行うことができます。

[画像]「UA107x8.4」

「UA107x8.4」

[画像]「ERD-50A」

「ERD-50A」

昨今、スポーツ中継やライブ・コンサート中継など幅広い撮影現場で、4K対応の撮影機材の導入が加速しています。富士フイルムは、高精細映像の普及を見据えて世界で初めて4K対応放送用レンズを発売し、ラインアップを拡充してきました。さらに、より快適な撮影を実現するため、レンズのみならずアクセサリーの充実も図っています。

今回販売を開始する「UA107x8.4」は、焦点距離8.4mm-900mmをカバーする107倍の超高倍率ズームを備えた4K対応放送用レンズです。「UA107x8.4」は、従来モデルより性能を向上させた防振機構を搭載。風や足場の揺れによる映像のブレをタイムラグなく的確に補正し、安定した映像撮影を実現します。さらに、新たに内蔵した液晶パネルを操作して、撮影機能の詳細なカスタマイズを行うことができます。

「ERD-50A」は、視認性の高い液晶パネルや4方向のレバー操作が可能なボタンを採用し、直感的かつシンプルな操作性を実現したズームデマンドです。「UA107x8.4」との組み合わせでは、撮影シーンに最適なズームカーブを200種類から選択*1できるため、スポーツ中継では、迅速かつ正確なズームにより素早く被写体にクローズアップし臨場感溢れる映像を、音楽ライブ中継では、超スローかつスムーズなズームにより表現力に富んだ映像を撮影できます。また、お好みの機能をAUXボタンに割り当てることが可能。さらにAUXボタンに割り当てた機能や、防振機能のON/OFFなどを撮影中も確認できるなど、快適な撮影をサポートします。

富士フイルムは、4K映像の撮影システムの利便性を向上させる「UA107x8.4」「ERD-50A」を市場導入し、需要がますます高まる高精細映像の快適な撮影ニーズに対応していきます。

なお、「ERD-50A」は、優れた性能や快適な操作性などが高く評価され、2021年度「グッドデザイン賞」を受賞しています。

富士フイルムが提供するフジノンレンズは、これまで高い描写力が評価され、世界中の映画、TVCM、スポーツ中継などのさまざまな撮影現場で採用されています。今後も富士フイルムは、長年培ってきた高度な技術を生かして、高性能な放送用レンズや快適な撮影をサポートするアクセサリーを開発・提供し、多様化する映像制作現場のニーズに応えていきます。

  • *1 4K対応放送用ズームレンズ「UA125×8BESM」との組み合わせでも選択可能。

1. 製品名、販売開始時期、価格

製品名 販売開始時期 価格
4K対応放送用ズームレンズ
「FUJINON UA107x8.4BESM」
2021年11月下旬 オープン価格
ズームデマンド
「FUJINON ERD‐50A-D01」

2. 主な特長

FUJINON UA107x8.4BESM
(1)新方式の防振機構を搭載
  • 独自開発の「セラミックボールローラー方式」を採用した防振機構を搭載。従来モデルより高い防振性能を発揮するだけでなく、揺り戻しも抑制することで、安定した映像撮影を実現します。
(2)107倍の超高倍率ズームを実現
  • 広角8.4mmから超望遠900mmまでの幅広い焦点距離をカバーする107倍の超高倍率ズームを実現。遠く離れた場所からでも被写体を撮影できます。
(3)液晶パネルを新たに内蔵
  • 新たに内蔵した液晶パネルを操作することで、ズームカーブ・フォーカスカーブ調整など詳細に撮影機能のカスタマイズをすることができます。
(4)高解像力と豊かな階調を実現
  • 非球面レンズと蛍石レンズ*2を用いて各種収差を徹底的に抑制。さらに、撮影距離に応じて複数のレンズ群を制御する「フローティングフォーカス方式」を採用しているため、撮影距離の違いによる性能変化を極限まで抑え、近距離から無限遠まで高い解像力を発揮します。
  • *2 光の透過率や屈折率の波長分散が小さい特長を持つ蛍石を用いたレンズ。色収差の極めて小さい光学設計を実現できる。
(5)ズームデマンド「ERD-50A」とフォーカスデマンド「EPD-51A」との組み合わせで快適な撮影を実現
  • 新発売のズームデマンド「ERD-50A」との組み合わせにより、200種類のズームカーブの選択や防振機能ON/OFFの切り替え、バックフォーカスの調整を「ERD-50A」で簡単に行うことができます。
  • すでに販売しているフォーカスデマンド「EPD-51A」を用いて、手元で精緻なフォーカシングが可能。高いフォーカス精度が求められる4K映像を快適に撮影できます。
FUJINON ERD‐50A-D01
(1)視認性の高い大型液晶パネルや4方向のレバー操作が可能なボタンを採用
  • 従来モデル「FUJINON ERD-5A」でご好評いただいている、ズームの操作性はそのままに、視認性の高い大型液晶パネルや4方向のレバー操作が可能なボタンを新たに採用。「設定モード」を選択することで、お好みの機能をAUXボタンに割りあてることが可能です。また「確認モード」に切り替えて、AUXボタンに割り当てた機能や、防振機能のON/OFFを撮影中も一目で確認できるなど、快適な撮影をサポートします。
[画像]新搭載の大型液晶パネル
(2)撮影シーンに最適なズームカーブ・ズームパターン*3の設定が可能
  • 200種類*4のズームカーブと3種類のズームパターンの設定が可能。撮影シーンに最適なズーム設定により、高品位な映像制作を支援します。
  • *3 ズームが立ち上がるまでのサムリングの不感帯の範囲。
  • *4 「FUJINON UA107x8.4BESM」または「FUJINON UA125×8BESM」と組み合わせた場合。今後も、200種類のズームカーブを選択できる放送用レンズを順次開発予定。
(3)各種スイッチのレイアウトを最適化
  • 使用頻度の高い防振機能ON/OFFやエクステンダーなどのスイッチのレイアウトを最適化。グリップを握った手の親指が届く範囲にスイッチを配置することで、直感的な操作を実現します。
  • 上面に配置した「AUX VOLつまみ」を操作することで、バックフォーカスの調整が可能です。
(4)最大9パターンの個人設定が可能
  • 選択したズームカーブ・ズームパターンやAUXボタンに割り当てた機能などを保存できる個人設定が可能。最大9パターンまで設定することができ、高い利便性を発揮します。

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富士フイルムイメージングシステムズ株式会社
コンシューマー事業推進本部 オプティカル事業部