富士フイルム株式会社（本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一）は、神奈川事業場足柄サイトに約45億円を投じてINSTAX“チェキ”※1フィルム（以下、チェキフィルム）の生産設備を増強します。INSTAX“チェキ”シリーズの世界的な需要増に対応するため、チェキフィルムの生産能力を現在よりも約2割向上※2させます。なお、今回増強する生産設備は、2024年秋より順次稼働する予定です。
日本で“チェキ”の愛称で長く親しまれているINSTAX は、1998年の発売以来、アナログインスタントカメラから、ハイブリッドインスタントカメラ、スマホプリンターへとラインアップを拡充し、若年女性層のみならず、男性層やミドル層にもユーザー層を広げてきました。近年では、ハイブリッドインスタントカメラ「INSTAX mini Evo」（発売：2021年）、スマホプリンター「INSTAX mini Link 2」（同：2022年）、アナログインスタントカメラ「INSTAX mini 12」（同：2023年）を代表に数多くのINSTAXデバイスを投入。チェキフィルムでは、写真表現の幅を広げるために、ミニ・スクエア・ワイドの3フォーマット展開を加速しています。
今回、チェキフィルムの生産能力を一層拡大するため、神奈川事業場足柄サイトに約45億円の設備投資を行い、チェキフィルムの生産ラインを増設します。INSTAXの製品ラインアップのさらなる拡充やイベント・ビジネスへの用途拡大、パートナー企業とのコラボレーションなどにより、今後も続くチェキフィルムの需要増に対応していきます。今回の増設ラインがフル稼働する2025年度には、チェキフィルムの生産能力を現状比約2割向上させます。なお、2022年からの設備増強による効果も合わせると、チェキフィルムの生産能力は2021年度比約4割増となります。
当社は今後も、“撮ったその場で、すぐにプリントが楽しめる”インスタントフォトシステムINSTAXの世界を広げていきます。
- ※1 INSTAXおよびチェキは、富士フイルム株式会社の登録商標または商標です。
- ※2 ミニ・スクエア・ワイドの3フォーマットのチェキフィルムの合計。全世界の生産能力。
設備投資の概要
- 1.会社名
富士フイルム株式会社 神奈川事業場足柄サイト
- 2.所在地
神奈川県南足柄市中沼210
- 3.総投資金額
約45億円
- 4.主な投資内容
INSTAX“チェキ”フィルム生産ラインの増設、付帯設備など
- 5.稼働開始時期
2024年秋より順次稼働
INSTAXについて
1998年に発売したINSTAXは、2023年11月に発売25周年を迎えます。日本からスタートしたINSTAXは、現在、ヨーロッパ・アメリカ・中国・東南アジアなど世界100か国以上で展開するグローバルブランドに育っています。グローバルタグライン「don’t just take, give.（とるだけじゃない、あげたいから。）」が示すように、INSTAXがあれば、写真は「とる」だけのものから「伝える」ものへと変わります。大切な瞬間をその場でプリントにして残せるだけでなく、想いを伝えられる新しいコミュニケーションツールや自己表現ツールとして、若い世代を中心に世界中の多くの方に楽しまれています。
INSTAXシリーズの製品ラインアップは、時代と共に、トレンドや進化する技術を取り入れ広がっています。アナログインスタントカメラに加え、カメラ背面のモニターを見ながら撮影し、好きな画像を選んでプリントできるハイブリッドインスタントカメラや、スマホの画像をその場で簡単にプリントできるスマホプリンターのラインアップも拡充し、ユーザー層を拡大しています。INSTAX“チェキ”フィルムは、ミニ・スクエア・ワイドの3フォーマットを展開し、写真表現の幅を広げています。
オリジナルテンプレートがイベントで活用できるアプリ「INSTAX Biz」は、INSTAXの利用用途をビジネス分野に拡大させ、すでに世界60か国100以上のイベントでご利用いただいています。
当社は、INSTAXにおいて、ファッションや音楽、スポーツやゲームなど世界中の幅広い分野での協業も積極的に推進。スポーツの分野では、ブレイキンの国際大会「FUJIFILM INSTAX Undisputed Masters」に協賛し、INSTAXの価値を広く訴求しています。
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