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日本
ニュースリリース

2023年9月12日

ミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズに待望のティルトシフトレンズが登場

「フジノンレンズGF30mmF5.6 T/S」
「フジノンレンズGF110mmF5.6 T/S Macro」新発売

富士フイルム株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:後藤 禎一)は、35mm判の約1.7倍となるラージフォーマットセンサー※1を搭載したミラーレスデジタルカメラ「GFXシリーズ」用交換レンズ「GFレンズ」のラインアップとして、ティルトシフトレンズ「フジノンレンズGF30mmF5.6 T/S」(以下、「GF30mmF5.6 T/S」)と「フジノンレンズGF110mmF5.6 T/S Macro」(以下、「GF110mmF5.6 T/S Macro」)を2023年12月に発売します。

「GF30mmF5.6 T/S」と「GF110mmF5.6 T/S Macro」は、レンズの光軸を傾けるティルトと、レンズの光軸を平行に移動させるシフトの2つの機能により、ピントが合う範囲や遠近感を意図的に操作するアオリ撮影を可能にします。建築物や風景、コマーシャルの撮影現場で、構図や撮影位置の自由度を確保したいプロフェッショナルな撮影ニーズに応え、「GFXシリーズ」の圧倒的な高画質を生かした撮影の幅を広げます。

「フジノンレンズGF30mmF5.6 T/S」

「フジノンレンズGF30mmF5.6 T/S」

「フジノンレンズGF110mmF5.6 T/S Macro」

「フジノンレンズGF110mmF5.6 T/S Macro」

「GF30mmF5.6 T/S」は、広角30mm(35mm判換算:24mm相当)の焦点距離をもつ広角ティルトシフトレンズです。広角レンズ特有の歪曲収差やゴーストを抑制し、高い解像性能を発揮します。風景撮影の際に、目の前の草木から遠くの山々まで画面全体にピントを合わせたり、高い建築物の撮影時に生じる歪みを補正したりすることが可能です。
「GF110mmF5.6 T/S Macro」は、中望遠110mm(35mm判換算:87mm相当)の焦点距離を有する、最大撮影倍率0.5倍の中望遠マクロティルトシフトレンズです。各種収差を抑制し高い解像性能を発揮。マクロ撮影によってクローズアップした被写体のピント位置を自由にコントロールすることで、静物撮影などコマーシャル分野の撮影ニーズに応えます。

  • ※1 対角線の長さが55mm(横43.8mm×縦32.9mm)で、35mm判の約1.7倍の面積を持つイメージセンサー。

1. 製品名、発売時期、価格

製品名 発売時期 希望小売価格(税込)
フジノンレンズGF30mmF5.6 T/S 2023年12月 699,600円
フジノンレンズGF110mmF5.6 T/S Macro 612,700円

2. 製品特長

(1) フジノンレンズGF30mmF5.6 T/S(広角ティルトシフトレンズ)

①高い解像性能を実現する高度な光学設計
  • 非球面レンズ3枚、EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚を含む11群16枚のレンズ構成を採用。前玉に位置する大口径非球面レンズや3枚のEDレンズによる贅沢な構成で、歪曲収差および倍率色収差の電子補正を不要とする高度な光学設計を実現しました。さらに球面収差、コマ収差、像面湾曲を極限まで抑制することで、シフト撮影時も画面の隅々まで高い解像性能を発揮します。
  • 独自開発のナノGIコーティング技術により、レンズ表面の屈折率を緩やかにコントロールすることで不要な光の反射を抑制し、広角レンズ特有のゴースト・フレアを低減します。
②ラージフォーマットセンサーの利点を最大限に活用したティルト・シフト機構の搭載
  • ±8.5°のティルト調整と最大±15mmのシフト調整により、アオリ撮影を行うことができます。また、±90°の範囲でティルトとシフトの移動方向を変えるレボルビング操作と、ティルトとシフトの移動方向を直交から平行まで0°〜90°の範囲で設定できるT/Sレボルビング操作が可能で、自由度の高い撮影をお楽しみいただけます。
  • シフトとレボルビングの移動量を検出するセンサーを内蔵。スルー画で撮影中に確認できる上、画像データにも記録されるため、RAW現像の補正などにも役立ちます※2
③撮影現場での使い勝手を考慮したサイズ設計
  • レンズの配置を最適化することで、一般的には大型化しやすい広角ティルトシフトレンズを長さ約138.5mm、質量約1,340gまで小型化。さらに、汎用性の高い105mmのフィルターに対応※3しているため、風景撮影などさまざまな場面において、各種フィルターを活用した広角撮影をお楽しみいただけます。
  • 専用設計のレンズ三脚座を同梱。シフト時も被写体とレンズの位置関係を一定に保つことでパララックスの発生を防ぎ、複数の画像を結合するスティッチング作業をより正確に行うことができます。
非球面レンズ3枚、EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚を含む11群16枚のレンズ構成を採用

非球面レンズ3枚、EDレンズ2枚、スーパーEDレンズ1枚を含む11群16枚のレンズ構成を採用

シフト調整により遠近感をコントロールした撮影が可能

シフト調整により遠近感をコントロールした撮影が可能

  • ※2 同時発表の「FUJIFILM GFX100 II」より使用可能。「FUJIFILM GFX100」「FUJIFILM GFX100S」「FUJIFILM GFX50S II」「FUJIFILM GFX50S」「FUJIFILM GFX50R」においては今後のファームアップで対応予定。
  • ※3 105mmのフィルターの使用時には、付属のアダプターリングをお使いください。

(2) フジノンレンズ GF110mmF5.6 T/S Macro(中望遠ティルトシフトレンズ)

①高い解像性能を実現する高度な光学設計
  • 非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚を含む9群11枚のレンズ構成を採用。非球面レンズによりコマ収差や像面湾曲を、EDレンズにより軸上色収差をそれぞれ極限まで抑制しました。さらに絞りを中心に対称に配置されたレンズ構成は、歪曲収差と倍率色収差を抑え、画面の隅々まで電子補正を使わずに高い解像性能を発揮する高度な光学設計を実現しています。
  • 最大撮影倍率0.5倍まで被写体に寄れるマクロ撮影が可能。ピント部の自由なコントロールを生かしながら被写体を画面に大きく映し出すことができ、静物撮影などのコマーシャル撮影に最適です。
②ラージフォーマットセンサーの利点を最大限に活用したティルト・シフト機構の搭載
  • ±10°のティルト調整と最大±15mmのシフト調整により、アオリ撮影を行うことができます。また、±90°の範囲でティルトとシフトの移動方向を変えるレボルビング操作と、ティルトとシフトの移動方向を直交から平行まで0°〜90°の範囲で設定できるT/Sレボルビング操作が可能で、自由度の高い撮影をお楽しみいただけます。
  • シフトとレボルビングの移動量を検出するセンサーを内蔵。スルー画で撮影中に確認できるうえ、画像データにも記録されるのでRAW現像の補正などにも役立ちます※2
③撮影現場で負担の少ないサイズ設計
  • 長さ約149mm、質量約1,255g、フィルター径72mmのサイズを実現。フォーカス方式を前群繰り出しとしたことで、収納時のレンズ全長を小型化しました。
  • ティルト・シフトの操作ダイヤルなど、各操作部の設計に細部までこだわり、長時間の撮影でも撮影者の負担にならないように配慮した機能性の高いデザインを採用。
非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含む9群11枚のレンズ構成を採用

非球面レンズ1枚とEDレンズ2枚を含む9群11枚のレンズ構成を採用

ティルト調整によりピント部分をコントロールした撮影が可能

ティルト調整によりピント部分をコントロールした撮影が可能

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