化学物質の安全確保

化学物質管理における基本方針

富士フイルムビジネスイノベーションは、商品に使用される化学物質を「富士フイルムグループ グリーン・ポリシー」に則り、法規制より厳しい自主基準を設定し管理するとともに、法律の制定・改正情報を正しく把握し法規制対応を施行前に確実に完了することを基本方針としています。

化学物質の情報管理に関しては、これまでに蓄積したデータベースを活用するとともに、JAMP(アーティクルマネジメント推進協議会)の標準フォーマットであるchemSHERPAを活用した富士フイルムグループとして統一した管理を実施しています。

また、取引先様への監査により管理レベルを把握し、必要に応じた支援を実施することで、サプライチェーン全体のレベルアップを目指しています。今後も富士フイルムグループの現地法人との連携により国際的な動向を先取りし、ワールドワイドの商品供給と有害懸念化学物質の削減への取り組みを積極的に進めてまいります。

事業所で取り扱う化学物質による事故災害リスクの低減や、VOC(揮発性有機化合物)、PRTR法(化学物質排出把握管理促進法)対象化学物質の管理と排出量削減に取り組んでいます。商品における化学物質リスク低減に向けた法規制対応の強化や国内外の法規制対応に向けたリスク管理の強化に努めます。

JBMIA(一般社団法人ビジネス機械・情報システム産業協会)など電機・電子4団体が指定する20種類のVOCの大気中への排出量の削減に自主的に取り組んでいます。今後も国内外の規制動向をふまえ、排出量削減について検討を行います。

PCB特措法の対象となるPCB廃棄物を、適正管理のもと海老名事業所および竹松事業所にて保管しています。