'97ゼロックス スーパーカップ

試合詳細

Jリーグでは初の試みとなった1ステージ制の長丁場を激戦の末に制した鹿島アントラーズと、リーグでの不振から見事に立ち直って天皇杯に優勝したヴェルディ川崎（現東京ヴェルディ1969）が、あいにくの雨という悪コンディションにもかかわらず、一歩も譲らぬ攻防を展開した。ヴェルディはGK菊池が柳沢と激突して負傷退場となれば、アントラーズもジョルジーニョが2回の警告で退場処分と、激しいライバル意識が火花を散らした。試合はヴェルディが先手を取り、有利な展開となったが、アントラーズは守備陣が健闘。その頑張りを結果に結びつけたのが、2年目のシーズンを迎える柳沢。72分にはヘディング、79分には右足と、ゴール前にこぼれたボールを確実に決めて、チームを逆転勝利に導いた。