FUJI XEROX SUPER CUP 2013

試合詳細

2012Jリーグチャンピオンの広島が第92回天皇杯全日本サッカー選手権大会優勝の柏に1-0の勝利。
広島に勝利をもたらす値千金の決勝点が生まれたのは29分、エースストライカーのFW佐藤寿人が決めた鮮やかなゴールだった。左サイドからMF青山敏弘が上げたクロスを、攻撃参加していたDF水本裕貴がヘディングでつなぎ、待ち構えていた佐藤が体を倒しながら左足でボレーシュート。右ゴールポストに当たってゴールインしたボールを、柏のGK菅野孝憲も見送るしかなかった。34分には水本がペナルティーエリアのすぐ外から放ったシュートがゴールのバーのすぐ上を通過し、その1分後にはMF高萩洋次郎の鋭い縦パスに佐藤が抜け出すなど、広島が勢いづいた。
後半に入ると柏の反撃の勢いが増した。前線での積極的な守備から広島のゴールに迫り、セットプレーで得点に近付いた。63分のFKはMFレアンドロ ドミンゲスがゴールの左隅を直接狙うと、これは相手GK西川周作が辛うじてセーブ。その2分後、レアンドロ ドミンゲスのFKからチャンスを作るも、DF増嶋 竜也のヘディングシュートはクロスバーをたたいた。アグレッシブな動きで相手陣内に攻め込むシーンは増えたが、崩しにかかる際のパスがわずかに正確性を欠き、ペナルティーエリア内で集中力を高めて守る広島にはね返された。