「令和7年度製品安全対策優良企業表彰」技術総括・保安審議官賞を受賞
2025年12月4日
富士フイルムビジネスイノベーション株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長・CEO:浜 直樹)は、経済産業省が主催する「令和7年度製品安全対策優良企業表彰」の大企業製造・輸入事業者部門において、技術総括・保安審議官賞を受賞し、12月1日に表彰式が行われました。
本表彰は、経済産業省が、企業における製品安全に対する意識の向上と、事業活動や消費生活において製品安全を重要な価値として位置付ける「製品安全文化」の定着を図り、製品安全の持続的な向上と、安全・安心な社会をつくることを目的に、2007年度から実施しています。製品安全活動に積極的に取り組む民間企業を「製品安全対策優良企業」として表彰する本制度において、当社の入賞は3回目となります。
表彰式の様子
選出理由
部品・生産工程変更時の確認プロセスや安全重要部品の受入・検査プロセスの強化
取引先による部品の設計や製造工程の変更を確実に把握するため、自社で運用する工程構造変更確認プロセス*1をシステム化。さらに、事故を防ぐために重要な部品が安全重要部品として登録されており、その安全重要部品の納入現品と購入伝票の一致をチェックするプロセスを、AI文字検出技術を応用した独自アルゴリズムにより構築。これにより、確実な生産導入とサイレントチェンジ*2防止し、品質リスクの低減を実現している。
デジタルツールの積極的活用による製造工程におけるヒューマンエラーの防止
製造工程における製品安全実現の観点の一つとして、「ヒューマンエラーを撲滅する」をコンセプトに、各工程の随所において種々のデジタルツールを導入している。例えば、工員一人ひとりの力量把握や作業状況の監視システムを用いて、部品組み合わせの誤りを未然に防止する仕組みを構築している。これにより、不具合品の流出を未然に防止する体制が整備されている。
グローバルで共通の製品トラブル情報管理システムの構築と運用
製品の安全性確保のため、グローバルで共通の製品トラブル情報管理システムを構築。事故に分類される案件は商品安全統括組織が状況を把握し、国内外で同一のシステムを通じてエスカレーションを実施。グローバルで漏れなく事故情報と対応状況の進捗を管理することで、正確な情報伝達と事故クラス判定のスピード向上に寄与している。
- *1 取引先による部品の設計や製造工程の変更がある場合、発注元の確認や承認を得るプロセス。
- *2 製品や部品の仕様・製造工程などが、発注元への事前通知や承認なしに変更されること。
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