富士フイルムビジネスイノベーション

欧州パートナーカンファレンス「Thriive26」で共有したAI時代の成長戦略

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カンファレンス壇上の浜CEO

2021年から本格化した新販売地域への事業展開が5年目を迎え、欧州では大きな成果となって表れています。現在100社を超えるパートナーとの協業により27カ国へ展開し、販売台数も確実に成長しています。その成長をさらに加速させるため、2026年6月9日から10日にかけて、オーストリア・ウィーンで欧州パートナーカンファレンス「Thriive26」を開催しました。

3回目となる今年は、グラフィックコミュニケーション事業では、パートナーとともにビジネス成長と価値創出を実現するコンセプト「Make More」を、オフィスソリューション事業では60余年の歴史と経験を裏付けとして最高の技術と価値を提供する当社のDNAを表した「Born Ready」を掲げて開催。会場には、富士フイルムビジネスイノベーション代表取締役社長 CEO浜をはじめ、執行役員の中嶋、田村など経営メンバーも出席し、欧州市場の重要性と、AIをはじめとする技術を活用した価値創造の方向性、そしてパートナーとともに描く未来について共有しました。本記事では、会場で語られたメッセージとともに、欧州市場で描く次なる成長戦略をレポートします。

欧州で加速する成長。その先に見据える未来

近年、欧州市場を取り巻く環境は大きく変化しています。企業には、生産性向上や業務効率化に加え、AI活用や環境対応など、これまで以上に幅広い価値提供が求められるようになっています。こうした変化の中で、富士フイルムビジネスイノベーションは販売パートナーとの連携を強化しながら事業を拡大。欧州市場で存在感を高めてきました。

その成長を次のステージへつなげる場として開催されたのが、「Thriive26」です。
イベント初日は、欧州各国から約240名の販売パートナーやメディア関係者が参加。今後の事業戦略や市場の方向性、新商品の展開について共有するとともに、AI時代における新たな価値創造について活発な議論が交わされました。

カンファレンスの参加メンバー

代表取締役社長の浜は基調講演で、写真フィルム事業から事業構造を大きく転換しながら成長を続けてきた富士フイルムグループの歩みを紹介しました。また、今後もイノベーションへの投資を継続し、デジタル市場での競争力強化を図っていく考えを説明。その実現に向けて、開発・生産・販売・サービスの全領域で改革を進めるとともに、サプライチェーンなど事業環境の変化に左右されない安定した供給体制の構築や、AIを活用した商品開発・保守サービスの高度化を推進し、品質や生産性のさらなる向上を目指す取り組みを紹介しました。

Acceleration of transformation initiatives in all areas

AI・環境・デザイン──事業成長を支える3つのテーマ

「AI」「環境」「デザイン」の3つを紹介

講演では、今後の事業成長を支える重要なテーマとして、「AI」「環境」「デザイン」の3つが紹介されました。

AIによる価値創出、資源循環を含めた環境対応、そして顧客体験を高めるデザイン力を、競争力を支える重要な要素として位置付け、それぞれの取り組みの方向性を示し、最後に、「パートナーの皆さまとともに、持続的な成長と新たな価値創造に挑戦していく」と力強く締めくくり、今後の欧州事業への期待を語りました。

また、商品戦略では、AIを活用した業務効率化や自動化をはじめ、オフィスソリューション、ビジネスソリューション、グラフィックコミュニケーションの各領域における今後の取り組みも紹介。AIを軸に、お客さまのDXや競争力向上を支える商品・サービスの提供をさらに加速していく方針が共有されました。

AIを軸に進化する商品・サービス

講演に続き、会場では欧州市場で展開する新商品や最新ソリューションを紹介する展示エリアを公開しました。

プロダクションプリンターRevoria Press PC2120
オフィス向け複合機 Apeos C3567シリーズ/Apeos C3061シリーズ

オフィス向け複合機「Apeos C3567シリーズ」「Apeos C3061シリーズ」、プロダクションプリンター「Revoria Press PC2120」を欧州市場で初披露。販売パートナーやメディア関係者は、実機によるデモンストレーションを通じて、製品の特長や活用方法への理解を深めました。今回紹介された商品は、単なるハードウェアの進化にとどまりません。AIを活用した業務効率化や運用支援、セキュリティへの対応など、お客さまの業務変革を支える新たな価値を提供することを目指しています。

また、プロダクションプリンター分野では、高付加価値印刷や印刷工程全体の最適化を支援するソリューションを紹介。オフィス領域では、DX推進や環境対応を支える商品・サービスを組み合わせることで、お客さまの競争力向上を支援していく考えが示されました。

意見交換する参加者
意見交換する男性と女性

展示エリアでは、多くの参加者が商品担当者と積極的に意見交換を行い、各国市場での活用方法や今後の可能性について活発な議論が交わされていました。

パートナーとともに価値を創り、新たな成長へ

イベント2日目は、販売パートナーとの関係をさらに深めることを目的としたセッションを実施しました。

壇上の浜CEO

浜は、これまで欧州事業をともに成長させてきた販売パートナーへの感謝を述べるとともに、「今後も欧州市場への投資を継続し、パートナーとともに新たな価値を創出していく」というメッセージを発信しました。

また、販売パートナーとの協業をさらに強化するための取り組みや、各国市場における事例も紹介され、参加者は地域ごとの課題や成功事例を共有しながら、新たなビジネス機会について意見を交わしました。

講演する中嶋執行役員
講演する男性

執行役員の中嶋は講演の中で、「お客さまや現場の声を起点に価値を考えること」の重要性を紹介。市場環境が大きく変化する中で、お客さまの課題を深く理解し、販売パートナーとともに最適な価値を提供していくことが、持続的な成長につながるとの考えを語りました。

講演者の記念撮影

会場では講演後も活発なディスカッションが続き、登壇者と販売パートナーが直接意見を交わす姿が多く見られました。国や地域を超えて知見を共有しながら、これからの市場やお客さまにどのような価値を届けていくのか──。会場全体が、その未来をともに考える場となっていました。