「Revoria Cloud Marketing」は、データ分析のサポートやAIによる改善支援を通じて、効果的なマーケティング運用を実現し、企業のマーケティングDXを支援するクラウド型プラットフォームです。どんなマーケターでも「迷いゼロ」で次の一手を打てる。私たちは、そんな使い方を目指してデザインしました。
近年、企業には消費者の嗜好やトレンド、プラットフォームの変化に合わせて、さまざまな広告チャネルやWeb/アプリを活用したマーケティング運用が求められています。そのためには、膨大な消費者行動データを読み解き、迅速かつ的確に施策へ反映することが不可欠です。しかし、こうした運用を支える専門的な知識やスキルを持つ人材の確保は容易ではなく、思い通りのマーケティング運用ができていない企業も少なくありません。
プロジェクトの初期フェーズでは、実際のマーケティング業務の観察やマーケターへのインタビューを通して、どこに負担があり、どの業務が属人化しやすいのかを整理しました。見えてきたのは、現状把握や改善施策の検討において、分析にかかる時間や課題を発見するための知識・経験が求められ、その過程で多くの「迷い」が生じているということです。そこで私たちは、「どんなユーザーでも迷わず進められる、シンプルで直感的なUI」を目標に、マーケティングの基本プロセスであるPDCAをベースとしたUI・UXデザインを行いました。
Revoria Cloud Marketingでは、PDCAをワンプラットフォーム内で行き来できる構成としています。次の行動につなげるため、マーケターの業務フローに沿ったメニュー構造や画面遷移を設計しました。中でも象徴的な機能が、Web改善施策提案です。知識や経験が求められる改善施策の検討を、AIの提案を手がかりに、「課題抽出 → 要因分析 → 施策立案」の流れで段階的に深掘りできるようにしています。AIは情報提供や問題解決を支援する存在であり、最終的な判断と責任はユーザーにあります。そこで重視したのが、「比較できること」です。AIの提案をカード型で表示し、ユーザーが複数の選択肢を比較・検討しながら判断しやすい設計としました。
広告予算配分提案では、グラフによる視覚的な分かりやすさに加え、短い説明文で内容を補足しています。数値データだけでは伝わりにくい部分を、グラフィックと言葉で補う。そのバランスを、企画・開発の担当者と議論しながら丁寧に詰めていきました。
また、ダッシュボードではWebと広告の指標を同一画面で俯瞰できるようにデザインしています。主要な数値や変化が一目で把握できるよう、表示する情報量やサイズ、余白を調整し、すべてのマーケターが状況を理解しやすい画面を目指しました。
消費者ニーズやトレンドの変化が激しく、不透明さを増す時代において、AIを活用したデータ分析の重要性はますます高まっています。そして、その価値を最大限に引き出すためには、UI・UXデザインが大きな鍵となります。直感的で使いやすいツールは、必要なデータへの迅速なアクセスを可能にし、最適な意思決定へとつながります。AIの力を最大限に引き出し、結果につながるマーケティングを実現するためにも、UI・UXデザインは欠かせません。さらに、私たちはお客様からいただいた声をもとに、営業・企画・開発・デザインの担当者が定期的に集まり、機能とデザインの両面から改善策を検討しています。顧客ニーズに応えながら提供価値を段階的に拡張し、より実用性の高いプラットフォームへと進化させていきます。









