私たち富士フイルムビジネスイノベーションは、富士フイルムグループの長期CSR計画「Sustainable Value Plan 2030」のもと、マテリアリティ(重点課題)を「環境」への貢献と「働き方」の変革に定め、事業を通じた社会課題の解決に全社一丸で取り組んでいます。
「環境」分野では、脱炭素社会の実現に向け、富士フイルムグループとして、2030年度までに商品ライフサイクル全体のCO₂排出量を50%削減(2019年度比)、2040年度までに自社使用エネルギーに起因するCO₂排出量の実質ゼロ化を目指しています。自社使用エネルギーについては、日本・海外の全拠点を対象に積極的に省エネや再生可能エネルギーの導入を進め、2025年度は、中国(深セン、蘇州)およびベトナム(ハイフォン)のアジア・パシフィック地域の全生産拠点において、使用電力の100%再生可能エネルギー化を達成しました。資源循環では、1995年の「資源循環システム」構築以来、四半世紀にわたり「廃棄ゼロ」を維持してきました。この継続的な取り組みが評価され、2025年度に「リデュース・リユース・リサイクル推進功労者等表彰」の最高位である内閣総理大臣賞、および「資源循環技術・システム表彰」の経済産業大臣賞を受賞しました。商品開発においては、このたび新たに、業界トップクラスのTEC値を備えた省エネ性能を実現し、再生材を50%活用した「Apeos C7072」シリーズを販売開始しました。本商品は、お客様の業務生産性向上を実現するとともに、環境課題解決に貢献する商品を認定する富士フイルムグループ「Green Value Products(GVPs)」認証制度において、その環境負荷低減への貢献度を評価し、最高位の「ダイヤモンド」に認定しています。また、プロダクションカラープリンター「Revoria Press™ EC2100S / EC2100」「Revoria Press™ SC285S / SC285」は、業界トップレベルで環境負荷を低減する商品としてGVPsの「ゴールド」に認定していることに加え、審査基準においてサステナビリティの観点を重視している、世界三大デザイン賞のひとつ「iFデザイン賞2026」を受賞しました。さらに、ソリューション・サービスであるマネージドプリントサービス「MPS Guardia」を通じては、オフィスの出力状況を分析し、複合機やプリンターの選定・配置・運用の見直しを支援することで、お客様の電力消費量や紙使用量の削減にも取り組んでいます。これらの取り組みおよび商品・サービスの提供を通じ、お客様の使用時における省エネの推進や、社会における気候変動対応、資源循環の促進などの環境負荷低減に貢献していきます。
「働き方」分野では、 BtoB領域のソリューション・サービスを通じた「ビジネスDX」を推進しています。2026年には、AIをはじめとするデジタル技術を起点とした価値創造拠点「REiLI Business Hub」を開設しました。本拠点では、お客様の現場におけるAI・デジタル技術の迅速な実装に向けて、技術開発、商品企画、実装を担う社内外の人材が専門領域を越えて連携し、アイデア創出から検証、商品・サービス化までを一体的に推進しています。また、業務内容に応じて働く場所を柔軟に選ぶ「Activity Based Working」の考え方を取り入れ、個人の生産性向上に加え、組織としての力を発揮しやすい環境を整えました。このような実践を通じて得た知見やノウハウをサービスに活用することで、お客様の業務プロセス変革を支援し、新たな価値創出を後押ししています。これからも、当社のAI・デジタル技術を軸に、人々がより創造的で付加価値の高い仕事に集中できる環境づくりを支援し、働きがいのある社会の実現に貢献していきます。
なお、こうした取り組みとその推進体制は、国際的な評価機関EcoVadis社による2025年のプラチナ評価をはじめ、第三者評価・認証においても評価されており、今後も透明性の高い情報開示と継続的な改善に取り組んでいきます。
多様な生き方・働き方が広がる中、私たちはビジネスDXを推進する企業として、環境課題の解決と新たな価値創出に貢献し、すべてのステークホルダーの皆様にとって「笑顔」あふれる、働きがいのある未来の実現を目指します。
2026年10月
取締役 執行役員 サステナビリティ推進管掌 山田 竜一









