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導入事例株式会社あじかん 様

One to One コミュニケーション明細書でハガキによる注文が1.5倍に

導入ソリューション:One to Oneコミュニケーション明細書

足利様: 当社通販のお客様の年齢層で最も多いのは70代で、その次に80代、60代と続きます。商品をお届けする際、お客様の購入回数ごとにセグメントを分けチラシやパンフレットなどの同梱物の入れ分けを行っていました。しかし高齢のお客様にとっては、お届けする商品に同梱している書類が多すぎるため、閲覧されずにそのまま捨てられてしまうケースが散見されました。同梱物は、納品明細書、払込書、挨拶文、商品カタログ、活用レシピ、企業情報パンフレット、お客様の声、健康情報誌などです。

もうひとつの課題は、ポイント制度です。システム的には導入が可能だったのですが、お客様の保有するポイント残高をお伝えする手段がなく、導入には二の足を踏んでいました。高齢の方が多いためインターネットの利用率が2割程度と極めて少なく、さりとてお電話でお一人ずつお伝えするのも現実的ではないという事情があったからです。

中田様: 私は、販促物のデザインにおけるディレクションを担当しているのですが、まずは大まかなラフレイアウトを作成し、それをもとに委託会社でレイアウトを制作してもらい、仕上げていく流れで作業を行ってます。購入回数が少ない方には、ごぼう茶の購入を続けていただきたいので購入継続を促す。購入回数がある程度多い方には、“ついで買い”を増やしたいので別の商品を案内する。こうした施策を検討し、月に1回の頻度で実施しています。

新システムは、出荷日の前日であってもコンテンツの画像データを替えることができます。以前は販促物の在庫を処理するため、ある程度それを使わざるを得ませんでした。しかし今は、すぐに掲載内容を替えられるので、そのときに提供したい新鮮な情報をお客様にお届けできるようになっています。

西村様: 閲覧されていないという課題については、改善効果がみられました。お客様からのハガキの返送数が増加したからです。以前からお客様の声を記入してもらうハガキを同梱していたのですが、月に50~60枚ほどしか返送されていませんでした。それがシステム導入後、5~6倍に増えたのです。以前は、たくさんの同梱物の中に埋もれてしまっていた可能性がありますが、A3両面に返信用のハガキも含めてお伝えしたい内容が集約化されたことで、お客様にとっても見やすく、読みやすくなったと思います。

また、コスト面でも効果が現れています。これまでは5~6点の同梱物をセットする作業を外注しており、同梱物1点につき1~2円の費用がかかっていました。しかし、点数を減らすことで、それが削減できるようになったのです。例えば、1件につき同梱物の点数が6点から2点に減れば4円削減できます。6万人のお客様に送るとすると、1カ月当たり24万円が削減できる計算になるわけです。システムを導入して、販促施策をかなり増やしたのですが、それでも以前と同水準の費用でおさめることができています。

さらに納品明細書を集約化することで、販促物の廃棄を減らすことができました。以前は、誤植が発生して廃棄することもあれば、チラシを使いきれずに、販促期間が終わってしまい、捨てざるを得ないこともありました。年間で数十万部が無駄になっていたことを考えると、新システムの導入で得られた効果は非常に大きいですね。

足利様: 当社では、2020年度から国連が提唱するSDGs(持続可能な開発目標)に取り組んでいこうと考えています。環境のことを考えると、廃棄紙の削減は大きなテーマのひとつですから、その意味でも新システムを導入したことは大きな意義があると思っています。

顧客のポイント残高が視覚化され、解約率が低下

保有ポイント数に応じたランクが、販促物に視覚的にわかりやすく表現されるようになった。ポイント数に応じた商品交換も好評で、解約率の低下につながっている。

足利様: 貯まったポイントは、ポイント数に応じていろいろな商品に交換できるようにしています。1ポイント1円で、購入に充てることもできますが、やはり圧倒的に商品交換のほうが多いですね。商品ラインアップもバリエーションがあり、お得感も大きいのが魅力になっています。

西村様: これまでは、お客様に提供していたプレゼントはバリエーションがありませんでしたが、今は商品カタログから選ぶことができるので、楽しさがあります。お客様との双方向のコミュニケーションが可能になりますので、解約率の低下に寄与しているとみています。また、ポイント制度はLTV(ライフタイムバリュー:顧客生涯価値)の最大化にもつながると考えています。LTVは1人当たりのお客様から生涯にわたって当社にもたらされる収益です。つまり、1人のお客様にどれだけ長期的に購入していただけるかということです。

中田様: お客様がポイント残高を確認できますから、「こんなにたまってうれしい」「自分がVIP会員とは知らなかった」「交換できる商品を選べてうれしい」といった声をよくいただきます。また、コールセンターのオペレーターがお客様からお聞きした内容をデータベースに入力し、同梱物の挨拶文に活かす試みも始めています。画一的な挨拶文ではありませんから、お客様の満足度も高まっていると思います。

新しい技術の知見を次のマーケティングに生かす

出荷量の増加に伴い、出荷拠点の新設も検討中。さらなる顧客満足度の向上を図るために、先進的なマーケティング技術の活用も重要視している。

顧客との良好な関係を維持することが、長期にわたる収益がもたらされるという考え方から、顧客一人ひとりに合わせた情報提供をを行うために、新システムを導入されたあじかん様。

新システムの導入によって、顧客満足度の向上、コスト削減といった効果が得られています。これから活用が進み、各種のデータや知見が蓄積されていくことで、顧客との関係を深めるマーケティングの幅がさらに広がっていくことが期待されます。

まとめ
明細書出力フロー図
「One to Oneコミュニケーション明細書」導入後の帳票
  • * 事例の内容は2020年3月時点の情報です。
導入ソリューション