紙づまりの原因と対処方法について

登録日:2023年9月28日
最終更新日:2025年4月25日
ID:CCFAQ0032

複合機やプリンターの紙づまりについて、よくある原因とその対処方法をご紹介します。

それぞれの原因をご確認の上、紙づまりの予防にご活用ください。

インフォメーションアイコン 紙づまりが発生している場合の対処方法は、「詰まった用紙や原稿を取り除きたい」をご確認ください。

  • 注記 ここでは以下の利用環境の場合を例に説明します。そのほかの環境・商品によっては一部表示や操作が異なる場合があります。
    機種:Apeos C7070
用紙をさばきます。
  • 梅雨の時期など、湿度が高い状態では用紙が水分を含んでしまう(含水)
  • 冬場の乾燥した状態で静電気が発生している
  • 結露の影響で用紙が湿ってしまう

上記のような状況では通常1枚ずつ送られる用紙がくっついたまま複数枚送られてしまい(重送)、用紙が詰まってしまうことがあります。

セットしている用紙を一度取り出し、空気を含むようによくさばいてから、トレイに再セットしてください。

操作説明はApeos C7070を使用しています。そのほかの製品を使用時は操作が異なる場合があります。

トレイに正しくセットします。
用紙が折れているサンプル画像

用紙が折れているサンプル画像

  • トレイの用紙ガイドがずれている
  • 「Max(マックス)」表示を超えて用紙をセットしている
  • 折れ曲がった用紙をセットしている

上記のようにトレイに用紙を正しくセットできていない場合、用紙がうまく送られず、用紙が詰まる可能性があります。

用紙を一度取り出し、ガイド位置を確認し、用紙を整えてからトレイに再セットしてください。
セットする前に、用紙が折れていないか裏面もご確認ください。用紙が折り曲がった状態でセットされていると、紙づまりの原因になります。

操作説明はApeos C7070を使用しています。そのほかの製品を使用時は操作が異なる場合があります。

用紙の種類とサイズを一致させます。

複合機に設定されている用紙の種類やサイズと実際にセットされている用紙種類やサイズが異なる場合、用紙詰まりや定着不良の原因となります。

複合機のトレイの設定を変更し、セットされている用紙の種類やサイズと複合機に設定されている用紙の種類やサイズを一致させてください。

操作説明はApeos C7070を使用しています。そのほかの製品を使用時は操作が異なる場合があります。

参照 厚さのめやす
使用する用紙の厚さによって、用紙種類の設定が異なります。次の内容を目安に用紙種類を設定してください。

  • 普通紙より厚く、はがきよりも薄い用紙を使用する場合、用紙種類を[厚紙1]に設定する
  • はがきと同等の厚さの用紙を使用する場合、用紙種類を[厚紙2]に設定する
  • はがきよりも厚い用紙を使用する場合、用紙種類を[厚紙3]に設定する
原稿が詰まる原因になっている異物を取り除きます。

複合機本体上部の原稿送り装置で原稿が詰まってしまう場合は、付箋・クリップなどの異物が機械内部に残っている場合があります。
詰まった原稿を取り除くだけでなく、機械内部に付箋やクリップなどが残っていないかの確認もお願いします。

操作説明はApeos C7070を使用しています。そのほかの製品を使用時は操作が異なる場合があります。

故障の原因になるので、次の用紙は使用しないでください。
  • 定着時の熱で変質するインクが使用されている用紙
  • 湿気を含んだ用紙、湿気で波打った用紙
  • インクジェット用紙
  • 12mm以上カールした用紙
  • 名刺サイズの用紙
  • 感熱紙、熱転写紙
  • しわや折りが付いている用紙
  • 窓付封筒
  • 電気を通しやすい紙(折り紙/カーボン紙/導電性コーティングを施された紙/導電性インクによるプレ プリント紙など)

そのほかにも、使用できない用紙があります。詳細については、機種ごとの仕様や取扱説明書をご確認ください。
不明点やご質問がある場合は、「操作・設定のお問い合わせ」からお問い合わせください。

梅雨の時期など湿度が高い季節は、用紙が水分を含んでしまいトラブルの原因になります。
保管の際は以下の点にご注意ください。

  • 湿度が高い場所で用紙を保管しない。
    屋外、直射日光の当たる場所、加湿器周辺、床の上や壁のそばなどの保管は避ける。
    段ボール箱に入れてふたをし、キャビネットなどで保管することをおすすめします。
  • 当日必要なぶんだけ用紙を利用する。
  • 使用後の残紙は、包装紙で再包装して保管する。
    ※防湿に優れた包装紙を利用しています。

保管のめやす

  1. 好ましい保管環境…室温:18~24℃、湿度:35~55%前後
  2. PPC/プリンター用紙は含水率が低く適正環境下でも吸湿するため、極力、段ボール箱に入れたままで保存する。
  3. コート紙や特殊用紙は、非コート紙よりも水分に敏感なため、相対湿度が55%をこえる場所での保管・使用は控える。
  4. 冊での保管は当日使用する分のみとし、使用しない冊は段ボール箱に戻し、ふたを閉めておく。
  5. 段ボール箱に入れた状態であっても、次のような場所での保管は避ける。
    • 屋外
    • 直射日光の当たる場所、および暖房機の側やOA機器の排熱など、直接熱のかかる場所
    • 加湿器の周辺など、湿気の直接かかる場所や湿度の高い場所
    • 給湯設備や給茶設備など、水がこぼれたり、かかったりする場所
    • 空調、送風機、通風孔など、直接、風の当たる場所
    • 打ちっぱなしのコンクリートの床の上や、コンクリート壁にぴったりくっつけて置くこと
      (コンクリートは湿気を含んでおり、特に梅雨時期は、湿気が顕著に出ます)
    • 冬場の窓際、壁際(暖房を入れると結露する)
    • 用紙の上には、熱を発するもの、湿気を帯びたもの、液体の入ったものは置かない
  6. 使用後の残紙は、包装紙で再包装して保管する。夜間や週末など、長時間使用しない場合には、用紙トレイから用紙を取り出し、再包装して保管することが望ましい。
  7. 箱の積み重ねは、用紙品質の維持と安全面から、5箱程度までとする。
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