登録日: 2025年4月7日
最終更新日: 2025年4月7日
コンテンツID: 00793
対象環境
DocuWorks 10
概要
DocuWorks 10 で追加されたバインダーの"その他の色"設定について、異なるバージョンで表示・編集を行った場合の動作について説明します。
バインダーに"その他の色"を設定する手順
DocuWorks 10 でバインダーを作成するときに、「バインダーの色」欄で「その他の色」を選択します。

次に表示される「色の設定」ダイアログで、任意の色を選択します。
バインダーの背表紙に、選択した色が設定されます。

"その他の色"が設定されたバインダーを異なるバージョンで表示・編集した場合
DocuWorks 10 以降のバージョンで、「その他の色」>「色の設定」ダイアログで色を設定した場合、既に設定されている従来バージョンとの互換動作の色(以降、互換動作の色と呼びます)の設定情報は保持されます。
バインダーを新規作成するときに「その他の色」>「色の設定」ダイアログで色を設定した場合は、"その他の色"の情報に加えて、互換動作の色としてデフォルトで標準の色の青色が設定されます。
"その他の色"のバインダーをDocuWorks 9.1 以前のバージョンで表示した場合は、互換動作の色で表示されます。
また、"その他の色"が設定されたバインダーをDocuWorks 9.1 以前のバージョンで編集操作をした場合、"その他の色"の情報は保持したまま、互換動作の色が変更されます。
DocuWorks 10 以降のバージョンで、"その他の色"から互換動作の色に変更した場合は、"その他の色"の情報が消去されます。
下図に操作の一例を示します。

SDKを使った場合の動作について
XDW_GetDocumentInformation関数を使ってバインダーの色を取得する場合、関数に指定する構造体を変更することで、"その他の色"や互換動作の色を取得することが可能です。
"その他の色"を設定したバインダーに対して、
- XDW_DOCUMENT_INFO構造体を使った場合:
nBinderColor に互換動作の色(XDW_BINDER_COLOR_0 ~ XDW_BINDER_COLOR_15)が設定されます。 - XDW_DOCUMENT_INFO_V10構造体を使った場合:
nBinderColor にXDW_BINDER_COLOR_CUSTOM(255)が、
nBinderColorCustomに設定されている"その他の色"のCOLORREF値(0x00BBGGRR)が設定されます。