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導入事例

土木建設業N社/情報システム部門

測量技術の進化やICT化により、生成されるデータ容量が急激に増加
NAS増設や外付けHDDより効率的なストレージとは?

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高精度の航空レーザ測量データや3次元設計データ等、さまざまなケースのシミュレーションを正確に行えるようになった一方で、長期保管が必要なデータ容量が年々増加しています。

測量技術の進歩やICT化の拡大に伴い、長期保管すべき大容量データが急速に増加

航空レーザ測量による高精度なデータを取り扱うようになってから、N社では、長期保管すべき直近数年分のデータの容量が、過去10年間の総量を上回るほどにまで急速に膨れ上がっていました。

「プロジェクトごとに地形測量データだけでも、多いケースで10TBを超えるデータが生成されます。そこに各種シミュレーションを一回行うたびに、数TB程度のデータが増えていくのです。しかも、それらのデータはプロジェクト完了後も保管し続ける必要があります」(情報システム部門マネージャA氏)

ICTで建設現場の生産性向上を促す政策(i-Construction)の推進に伴い、N社では今後ドローンによる3次元測量や3次元測量データによる設計・施工を導入していく計画もあり、データ量はますます増大していくことが予想されているなか、A氏の所属する情報システム部門はストレージの増設対応に追われていました。

NAS増設で対応してきたが、各部門のデータ保管体制にも限界が・・・

情報システム部門がNASの増設を繰り返す一方で、各部門には定期的に不要なデータを削除するよう要請していましたが、データが削除されるケースは少なく、実態は各部門が個別で購入した外付けHDDにデータを退避させる状況が続いていました。「不要なデータを削除するようにと全社に通達を出したのですが、扱っているデータの性質上、削除してもよいものはほとんどないというのが実情でした」(A氏)

各部門でデータ管理となるとセキュリティ面が不安であり、外付けHDDには耐久性や耐衝撃性に難があることも否めません。HDDが突然読み込めなくなったという相談が情報システム部門に寄せられることもあり、早急に対策しなくては取り返しがつかなくなると、A氏は強い危機感を覚えるようになりました。

課題のポイント
  1. 長期保管必須の大容量データが増え続けており、ストレージ増設対応に追われている
  2. 各部門でバラバラに管理されている外付けHDDに、セキュリティリスクが高まっている
  3. 外付けHDDでは耐久性・耐衝撃性に不安があり、データの長期保管には不適切

解決のポイント

  1. 保管に十分な容量と信頼性。専門知識やバックアップソフトウエアがなくても使える、長期保管に適したテープストレージ
  2. 一定期間アクセスのないデータを、ディスクストレージからテープストレージに自動的に移行可能な利便性

専門知識がなくても容易に扱える、長期保管に適したテープストレージ

データ保管方法について検討を続けるも、なかなか解決の糸口を見つけることができなかったA氏。ふと開いたビジネス誌で「磁気テープ復活」の記事を見かけました。N社でもかつて、システムのバックアップに磁気テープを使用していたことを思い出したA氏は、HDDよりもデータの長期保管に向いているのではないかと思い、詳しく調べてみることにしました。

マイクロフィルムなどで取引のあった富士フイルムが磁気テープを製造していると知り、相談してみたところ、最新の磁気テープは1巻で6TB保存でき、保管容量はHDDと遜色なく、専門知識がなくても扱えるようになっているとの情報を得ることができました。
「過去にシステムのバックアップ用途に磁気テープを使用していたときは、IT知識がなければ扱うことが難しい専用のバックアップソフトウエアが必要でした。しかし、今はリニアテープファイルシステム(LTFS)というソフトウエアがあり、USBメモリやHDDのようにファイルのドラッグアンドドロップで手軽に利用できると知り、これだと思いました」(A氏)

一定期間アクセスのないデータは、自動でテープストレージに移行

とはいえ、N社のサーバルームには、増設を繰り返したことでさまざまなNASが大量に設置されていました。磁気テープを活用したテープストレージを導入するとなれば、これらを集約する必要があるが、そのための人手が足りないし、受け側のストレージ構築にも時間がかかる──そう考えて決断をためらっていたA氏に、富士フイルムの担当者が提案したのが【ディターニティ オンサイト アーカイブ】でした。ディスクストレージとテープストレージを組み合わせた【ディターニティ オンサイト アーカイブ】は、新しいデータはディスクストレージで保管し、一定期間アクセスのないデータだけを自動的にテープストレージに移していくように設定できます。

A氏は富士フイルムにファイルサーバとNASのアクセス分析を依頼。その結果、プロジェクト終了後1年経ったデータにはほとんどアクセスがないことが分かりました。そこで、1年間アクセスのないデータを随時テープストレージに移して保管するように運用ルールを制定し【ディターニティ オンサイト アーカイブ】の導入に踏み切りました。

「富士フイルムは磁気テープの情報提供だけでなく、データのアクセス分析や最適なストレージソリューションの提案まで対応してくれたので助かりました」(A氏)
【ディターニティ オンサイト アーカイブ】ではストレージ容量の増加や配分も、分かりやすいGUIを通じて簡単な操作を行うだけ。N社では増え続けるデータに対し、NAS増設を繰り返していたころよりも作業工数やコストを抑えて、増え続ける重要データの長期保管に対応できるようになりました。

本内容は、基本的に実例に基づいていますが、顧客情報の保護などの観点から一部内容の改変を行い構成しています。