面圧とは、単位面積当たりの荷重です。
例えば、自動車業界においては、ディスクブレーキにおけるブレーキパッドのあたり具合を面圧測定によって確認できます。
また半導体業界においては、研磨品質を維持するために研磨ヘッドの接触分布を、面圧測定によって確認できます。

面圧は、力÷面積で求められ、単位は[MPa]または[N/m2]で表します。
面圧を測定するためには、【力】と【面積】が必要です。
力とは、重量(kgf)、重さ(kg)、荷重(N)などさまざまな要素で表されます。
面積とは、接触している部分の面積のことを指します。
1 MPa = 1 N/mm2 ≒ 10.2 kgf/cm2
圧力とは、単位面積に対して垂直に働く力のことで、圧力には、面圧、水圧、気圧などさまざまな種類があります。
面圧は圧力の中の1つであり、荷重を受ける面積(受圧面積)で算出した圧力が面圧です。
面圧とは単位面積当たりの力、荷重は単に力そのものを指します。


物体にかかる力の大きさ(接触面積、形状は問わない)
物体にかかる線状の力の大きさ(接触面積は接触する円筒にかけた総荷重を円筒の有効軸長)
物体にかかる面での力の大きさ、圧力(接触面積、形状によって変化する)
面に対して一定の圧力がかかっていることを確認するためには面圧を見る必要があります。
面での圧力値管理ができていないと、装置の傾きや、全体の傾向を把握することができず、製品不良につながる可能性もあります。
そこで登場するのが圧力測定フィルム「プレスケール」です。
プレスケールとは、面における圧力を可視化、定量化できるフィルムです。
測定したい部分にフィルムを挟み込むだけで、簡単に面圧を測定できます。
















