液晶ディスプレイに使用される「カラーフィルタ」はガラス基板上にカラーレジストで赤(R)、緑(G)、青(B)のマトリクスを作成し、各色を選択的に透過させることでディスプレイのフルカラー表示を可能にしています。
カラーフィルタに用いられる機能性色素としては、これまでは顔料を超微粒子化し、マトリクスに均一分散させることが多く行われてきました。しかしながら、近年、低消費電力のためにバックライトをLED化したり、画素がより微細化していることから、これまで以上に透過性の向上が求められています。また、顔料と比較して染料は光散乱が少ないという点も踏まえ、高輝度化のブレークスルーのために染料への切り替えが少しずつ進んできています。

商品名 | CAS番号 | 溶液吸収 | 溶解性 |
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λmax (nm) | |||
OCF-001 | 非公開 | 561 | 可溶:PMA(PGMEA)、シクロヘキサノン、CHCl3、AcOEt、THF |
OCF-002 | 非公開 | 453 | 可溶:PMA(PGMEA)、シクロヘキサノン、CHCl3、AcOEt、THF |